海外移住と言葉・文化
言葉と文化、言語と性格、人格や思考への影響、学問を学ぶ言語の違いによる差異、名前と性格や運命への影響、日本語と文化など,言葉や言語に関する興味深い情報を紹介。
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言語と性格・人格への影響
私は、英語で しゃべると人格が変わる
同記事に「筆者は英語を しゃべると性格が変わる。
ついつい攻撃的になって、相手を ぐいぐい攻めていってしまう。
日本語では、どちらかというと穏和で情緒重視型のコミュニケーションを好むから、本来の?自分とは随分違う気がする」などの記述があります。
「 日経ビジネス オンライン」サイトより
「 スミス英会話スクール 」サイトより
Switching languages can also switch personality (英語)
「 Reuters.com 」サイトより (英語)
早期英語教育は なぜ危険か?
同記事に「早期英語教育において決定的に欠落している視点が1つある。
言語とは人格に影響を及ぼす性質を持つものであるという視点だ」
「言葉は その国の文化や風土と密接な関係にある。
特に子どもは、英語を母国語とする国の規範や価値観を吸収しやすい。
英語に慣れ親しむと、日本人のままでいるのは難しい。
例えば、「ママの英語は下手で恥ずかしい」と言い放ったり、親をファーストネームで呼びつけたりする。
生活習慣やマナーも微妙な変化を見せる。様変わりする子どもに悩む親も珍しくない。
「日本人の価値観や規範などを保ちながら、英語は流暢に」といった願いは少なからず無理がある」などの記述があります。
「 ムツラボシ 」ブログより
「 ロイター.co.jp 」サイトより
バイリンガルは性格が2つ?
同記事に「バイリンガルでも複数の文化的背景を持つ人の方が、一つの文化的背景を持つ人より その性格の変化が顕著だった」
「それぞれの人がもつ、言葉や文化へのイメージが その言葉を扱うときの人格形成に影響しているのかもしれません」
「モノリンガルとバイリンガルの脳では、その使用領域に違いがあるという研究結果もあります。違う部位を使うから人格も若干違いがでる、というのは なかなか説得力があります」などの記述があります。
「 親子英語・ベビー&キッズシッター 」サイトより
話す言語によって違う人格に
同記事に「私は小さい頃からよく「日本語で話す時と英語で話すとき、中国語で話す時では全然違う人みたいだね」と言われます。
考えてみると、確かにそうだなと思いました。
私の母国語は日本語ですが、両親が中国人で かつ幼少期はアメリカに滞在していたので、小さい頃から この3つの言語を話さなければいけない状況に置かれていました。
そして ある時 私は ふと気付きました。
話す言語それぞれに対して性格の違う私がいるということに。
つまり私は、3人の『私』がいるということに気付いたのです」などの記述があります。
「 グローバル・イノベーション ナビ 」サイトより
複数の言語をマスターするコツは「別の人格」を演じること
同記事に「新しい言語を学習する時には、同時に新しいアイデンティティも身についていくのだそうです。
違う言語を使うと、その言語と結びついている文化的規範に のっとって、それまでとは違う振る舞いをするようになるのです(イタリア語を学習している人のトークや生活が快活になるのも、その一例かもしれません)」などの記述があります。
元リッツ・カールトン日本支社長が考える品格の重要性とは?
同記事に「さまざまな視点から品格の本質を考えたとき、どうやら言葉と行動が その大きな要素になるということに思い至りました。
組織の一体感は、その構成員が どんな言葉を習慣的に使っているかで決まります。
善い言葉が使われている組織には「善の循環」が起きます。
悪しき言葉を常習的に使っていると、その組織には「悪の循環」が生まれます。なぜか。
それは言葉が行動を決定づけるからです」
「著者は、自身が家庭や学校で学んできた多くのことについて、「それらはすべて、『小学』と『大学』という概念を学ぶことでした」と記しています。
もちろん、小学生とか大学生という意味ではありません。
ちなみに「小学」については、昔の「尋常小学校」という名称にこそ、その意味が示されているといいます。
いうまでもなく尋常とは、「常を尋ねる」こと。そして「常」とは、「人としてあるべき当たり前の姿」という意味。
では、「人として あるべき当たり前の姿を尋ねる」とは どういうことか?
これは、「自分自身の あり方に責任を持つ」ということだといいます。すなわち「小学」とは、「自分をつくる」こと。
こうした考え方を受け、尋常小学校には「修身」の時間があったそうです。
これは文字どおり、「身を修める」ための時間。
当時は尋常小学校を出て すぐ世の中に出ていく人が多かったため、世に出たときに恥ずかしくない、人としてあるべき当たり前のあり方、考え方を身につけていく必要があったわけです。
つまり、世の中に出たとき、一人前の大人になっている、当たり前の常識を身につけ、堂々と仕事ができる、そういう人材を昔の小学校は育てていたということ」などの記述があります。
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
使う言語が「世界の見え方」を決めている:研究結果
同記事に「言語が変われば周りの世界も違って見えるということが証明された。
同じ人でも、そのときに使っている言語によって物事の捉え方が変わってくるのだという」
「バイリンガルの行動と周りの世界の捉え方は、その瞬間に話している言語に依存する。
そして彼らは、使用する言語を変えると、同時に行動や物事の捉え方も変化させるというのだ。
研究では、ふたりの人物が まったく同じ出来事を目撃しても、その捉え方は各々が使う言語によって異なるということも明らかになった。
研究を行ったランカスター大学の言語学者、パノス・アサナソプロスは、被験者に、自動車の方向へと歩いている人物の動画を見せた。
その様子を言葉で 描写させたところ、英語を母国語とする人の多くは「人が歩いている」動画だと答えたのに対し、ドイツ語を母国語とする人の多くは「自動車に向かって歩いている人」の動画だと答えたのである。
つまり、ドイツ語を母国語とする人は、人物の行為だけでなく その目的も一緒に描写する傾向があるのだ。
なぜなら彼らの言語は、出来事を全体において考察する、全体論的観点をもつ言語だからである。
これに対して、英語を話す人は、行為そのものだけに注意を集中させる傾向を持っているようだ」などの記述があります。
「 WIRED.jp 」サイトより
日本人と北米人の物の探し方は違う - 文化が視覚処理にも影響
同記事に「上田祥行 京都大学 こころの未来研究センター特定助教、齋木潤 人間・環境学研究科教授、北山忍 ミシガン大学教授、Ronald Rensink ブリティッシュコロンビア大学教授らの国際共同研究チームは、視覚情報処理のみに焦点を当てたシンプルな課題を用いて、文化が視覚情報処理に与える影響を分析した。
北米と日本で実験を行った結果、傾きに対する刺激を扱った課題では差がみられるなど、思考や推論といった高次の認知だけでなく、基礎的な視覚処理も その人が属する文化による影響を受けていることが示された。
同研究成果は2017年3月25日、米国の学術誌「Cognitive Science」に掲載された。
文化が人の行動やものの考え方に強く影響するということには多くの証拠がある一方で、基礎的な視覚認知の働きは文化によらずユニバーサルであり、「私たちは皆、同じものを同じように見ている」というように思われてきた。
近年、視覚認知の働きにも文化の違いがある可能性が指摘されているものの、この種の処理に差はないという報告もあるため、文化や環境といった後天的な要因が視覚情報処理に影響を与えるかどうかは よくわかっていなかった。
同研究チームは視覚探索課題を行い、その中でターゲットと妨害刺激を入れ替えると探索の効率が変化する「探索非対称性」ということで現象に注目。
ターゲットと妨害刺激に対する処理量の違いを反映しており、両方の刺激に慣れ親しんでいるほど、探索非対称性が小さくなる。
文化的に中立な幾何学図形(長短の線分、円と棒付きの円、垂直線と斜線)を用いて、日本とアメリカ、カナダで通算4回にわたり、多くのアイテムの中から決められた目標刺激(ターゲット)を探す視覚探索課題実験(参加者数:のべ132人)を行った。
結果は いずれの実験も一貫したパターンを示し、脳の視覚野の中でも比較的低次で扱われる特徴(傾きなど)に関する探索非対称性は北米の調査のほうが小さく、高次な視覚野で扱われる特徴(長さや線の組み合わせなど)に関する探索非対称性は日本人のほうが小さく見られた。
この結果は、一見 文化とは無関係で、思考や推論が関与しない極めて単純な刺激にも文化差があることを示しており、初期の視覚情報処理過程が環境によって変化する可能性を示唆している」
「異なる文化間でモノの見方や注意の向け方が異なることを実証したことによって、将来的には文化間のコミュニケーションの齟齬を減らし、より相互理解を向上させる方法の礎となることが期待される。
一方で、このような文化差が生まれる要因は未だ明らかになっておらず、候補の一つとしては、日常で最も よく目にする文化特異的な産物(例えば、文字や風景など)への接触頻度の違いが基礎的な視覚処理の違いを生み出した可能性が考えられる」などの記述があります。
「 マイナビ ニュース 」サイトより
「言語は時間の とらえ方に影響する」という実験結果の意味
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
【関連記事】
日本文化と日本語
日本人の脳は英語学習に向いてない
同記事に「日本人は平均3000時間の英語学習をしていながら、半分の実力しか出し切れていない。
東京医科歯科大の角田忠信名誉教授は これについて、科学的解釈をしている。
いわく日本語は「単脳言語」だが、英語は「複脳言語」であり、日本人が日本語を話す際には左脳のみ用いて情報を処理するが、英語を話す際には左右両方の脳を併用する必要があり、言葉のメロディーとアクセントを処理する。日本人の英語学習には先天的ハンディーがあるようだ」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
日本人に とって英語とは何か:2
同記事に「言語というのは その国の文化や国民性と密接な関係があります。両者は切っても切り離せない仲です。
例えば、日本人の性格や文化は日本語なくしては存在し得ません。日本語が私たちを日本人たらしめているのです。
我々が もしスペイン語をしゃべっていたら、歌舞伎のような古典芸能は生まれていません。「おじぎをする」という習慣も存在しないでしょう。
皆さんは、「思い」と「ことば」は どちらが先だと思いますか?頭の中で「思う」から言葉にできるのか、「ことば」があるから思うことができるのか。正解は後者です。
言葉がなければ「ものを思う」ことができないのです。
犬や猫には言葉がないので、「思考」がありません。そして動物には「文明」や「文化」はありません。
なぜなら言葉がないからです。
人間には言葉があり、ものを考えることができるので、文明が生まれ文化が発展しました。
しかし文明・文化は使う言語によって多種多様です。
昔から国内で漢字廃止論が出たり、英語公用語化論が出たりと、ある意味 日本人は世にも珍しい、自国語を粗末に扱う民族です」
「現在 世界には およそ6000の言語があると言われています。
その中には、話者総数が10人、20人という絶滅寸前のものもあります。
そんなことは知らず、日本では小学校にまで英語教育を導入しているという有様です。
国語も ろくに出来ない子供に英語を教え込む危険性を日本人は知らない。
私たちは日本語を もっと大切にするべきなのです」
「英語学習は やり方によっては日本の文化を根こそぎ抹殺できるほどの力を持っている」などの記述があります。
「 日本人の教育 2 」ブログより
高・低文脈文化
同記事に「高・低文脈文化とは高文脈文化(high-context cultures)と低文脈文化(low-context cultures)を まとめて呼ぶ際の用語。高コンテクスト文化と低コンテクスト文化とも呼ぶ。
高文脈文化のコミュニケーションとは、実際に言葉として表現された内容よりも言葉にされていないのに相手に理解される(理解したと思われる)内容のほうが豊かな伝達方式であり、その最極端な言語として日本語を挙げている。
一方の低文脈文化のコミュニケーションでは、言葉に表現された内容のみが情報としての意味を持ち、言葉にしていない内容は伝わらないとされる」などの記述があります。
「 Wikipedia 」サイトより
日本語と英語の差
同記事に「日本語には、文字一つ一つに意味を持つ漢字があります。表意文字といいます。
ひらがなや英語のアルファベットは、 一つ一つの文字に音素がある表音文字で、個々には意味がありません。
日本語はこの表意文字と表音文字を併用して使う言語ですが、英語は表音文字だけで表現します。ここが二つの言語の大きな違いです。
日本語は この表意文字を使って言葉を表現するため、読み方が多少違っても意味を想像する事が容易です。
例えば、英語の説明の時に よく使う"母音"という言葉を誤って『ぼいん』ではなく『ぼおん』と言ってしまったことがありますが、相手は漢字を想像し意味を理解してくれました」
「日本語は音に対する意識が薄い、発音(発声方式)が無い言語といっていいと思います。
漢字の存在がそうさせており、言葉を はっきり言わなくても、言葉の形から意味が想像出来る文字です。
しかし、表意文字が無い英語では そうはいきません」
「日本語は母音で終わる言葉です。例えば、「山」をローマ字で書くとYA・MAと母音で2つの音節に分れ、個々の音節はCV(子音+母音)の構造になっています。
逆に英語は子音で終わる言葉が大半を占めます。
例えば、初めて英語に触れた文章「This is a pen.」の「PEN」 は、CVC(子音+母音+子音)の構造になっています」
「英語はCVCの3音文字が単語の基本を成します。「this」は4文字ありますが、[th」やその他[ch」、[sh」等2つの文字で1つの音を表す文字が沢山存在します。
また、「keep」等母音を重ねて1つの音を出した り、「date」等最後の「e」を発音しない読み方等あり、かなりの頻度でCVCの3音ベースの単語が存在します」
「日本語は母音で終わるのに対し、 英語は子音で終わる言葉が多いのです。
母音は声帯が震える有声音のため音が はっきりしていますが、英語は子音で終わる声帯の震えない無声音のため音素が はっきりしない「ハーッ」と息を出した様な音となります。
日本語が声の音に対し、英語は息の音なのです」
「英語は子音で終わる言葉が多いため、次に来る言葉が母音で始まる言葉があると、単語同士がブレンドされ別の言葉に聞こえ、聞き取りが難しくなる場合があります」
「英語は子音で終わる息を出す音が多いため、声の振動が違い、それが周波数の差となって現れてきます。
日本語:125~1500Hz
英語: 750~5000Hz
(British Englishは、2000~12000Hz)
とかなり帯域が異なっています」
「日本語の環境に慣れた脳は、子音の高い周波帯域を自動的にスキップし日本語母音の低い帯域だけを拾ってしまうためだと考えられます」
「英語を話す時に、アクセントであるStressの位置を間違うと言葉が通じなかったり意味が異なる場合があります」
「日本語の母音は、「あ」「い」「う」「え」「お」の5つですが、英語はなんと30近い母音があります。
アルファベット26文字なのに、文字数以上に母音が存在するのを不思議に思われる方も多いと思いますが、英語は日本語と異なり子音または母音同士の組み合わせで音が多様に変化す言語なのです。
英語は30近い母音で言葉を表現しますので、音のバリエーションが圧倒的に多い言語です。
逆に日本語は音のバリエーションが非常に少ない言語と言っていいと思います」
「カタカナ読みで英語を覚えようとしても、日本語は音の絶対数が少な過ぎるため正しく表現出来ません」
「なお、子音はリスニングを重ねてゆけば何とか聞き取れる音ですが、母音は、母音数が少ない日本語を母国語とする私達に取って聞き取るのが難しい音です。
人間の脳は過去に聞いたことのない音は発音出来ないし、発音した事の無い音は聞き取りが難しくなるからです」
「これは母音だけでなく子音の発音にも言えますが、正しい音を発声するためには、正しい口の動かし方を学ぶことがとても重要です。
長く海外留学され英語がペラペラになって戻ってきた人は、顔の形も変わってくると言います。
英語は日本語とは まったく異なった口の筋肉を使う音も多く、一生懸命学べば顔の形に変化が出るのは自然のようです」
「音節とは母音を中心にした音のまとまりです。
『音の違い』の冒頭で記述しましたが、日本語は CV(子音+母音)と一つ一つの子音に母音を自動的に挟み込む構造になっており、一文字一文字で音節が切れる(音が分かれる)ため、日本語は音節を あまり意識する必要がない言語です。
しかし英語は CVC(子音+母音+子音)が基本の音節構造となっているため、日本人は無意識に音節を作って音を分けてしまうことが多くあります」
「英語は文字の組み合わせで音節が切れる位置(音が分かれる文字)が変化しますので、特に日本人には、英語の音節は分り辛いという印象を持たれても当然だと思います」
「英語は音に意味がある言語です。よって、音節の切り方を間違うと意味が通じなかったり異なったりする単語があります。
また、英語のアクセントであるStressを何処に置くかも、音節が分らないと正しくアクセント出来ず、言葉のイントネーションやリズムが変わり、相手に意味が通じない言葉になることがあります。
更に英語には漢字の偏(へん)や旁り(つくり)の様な機能(prefixes, stems, suffixes)があり、単語の構造を理解する上でも何処で音節が切れるかを理解することは とても重要となります」
「英語は語順が違うと意味が変わるか通じないことが殆どです。日本語は「て」、「に」、「を」、「は」等の助詞があり、語順が ばらばらでも つじつまを合わせる事が出来ます」
「日本人は個々の単語の意味を重視して全体の意味を捉えようとするのに対し、英語を母国語とする人は語順を重視して意味を捉えようとします。言葉の論理構築が異なっています」
「『唐津くんちを見に行くね。』と言うと、日本人だったら言ってる本人が行くのだろうと すぐ想像がつきます。
しかし、英語を母国語に持つ人は、『誰が行くの?』と聞き返してきます。
英語講師をしている妻のシーラは日本語を堪能に話せます。
しかし、食事の後『テーブルを片付けといて。』と頼むと、『テーブルは重くて動かせない。』と返事が返ってきました。
私の端折った日本語表現も悪いのですが、テーブルは私でも重くて動かせませんし、その上にあるものだと分って欲しいものです。
また、『そこ、拭いといて。』と言うと、『そこじゃ分らん。』と返事が返ってきますし、『テーブルだ。』と返事をすると、近くにあったティッシュで拭き始めました。
『テーブルは台布巾で拭くものだ。』と話すと、『言わないと貴方が考えていることは分らない。』と反論されてしまいます。
とにかく いちいち説明する必要があるのですが、これは妻に限った事ではないようです。
コミュニケーションには、"HC" High Context Communication(高文脈型コミュニケーション)と"LC" Low Context Communication(低文脈型コミュニケーション)があり、日本語は高文脈型に属します。
高文脈型は全体主義的な考えを持つ文化から生まれており、非言語のコミュニケーションが多いことが特徴です。
人間関係が密接で情報が共有されるため、言葉以外の文脈や状況までコミュニケーションの前提としています。
また、全体との協調や調和を大事にするため、主体的でない間接表現が多く、遠まわしで曖昧な言い回しが多いのです。
例えば『どうも』という副詞だけで日本語は様々な意味を表現出来ます。
『どうも』の後にくる言葉を言わなくても、相手が(勝手に)状況判断してくるため意味が通じてしまうのです。
英語は低文脈型に属します。
低文脈型は個人主義的な考えを持つ文化から生まれており、個性を重視した主体的なコミュニケーションに価値をおく言語です。
よって、伝達される情報は言葉の中に すべて入っており、逆に語られない言葉にはメッセージが存在しない事になります。
自分の考えを言葉に はっきり出すため、日本人の目上の人に口答え出来ないような雰囲気はありませんが、分りきった内容でも いちいち言葉として表現する必要があったり、複雑な文法的なルールがあったりと日本人にはストレスに感じる部分も多くあります」などの記述があります。
「 英会話SEATTLE 」サイトより
We love Japan その1
同記事に「日本人にとって一番身近なものは やはり漢字でしょう。
日本は中国から漢字を借りてきて、音読みに加えて、日本独自の訓読みを付与し、更にひらがな、カタカナを創って、文字文化を普及させたのは、画期的で素晴らしいことです。
この時代には どこにも存在しない、紫式部、清少納言というインテリ女流作家を輩出し、源氏物語、枕草子といった世界最古の傑作小説が生まれています。
当時のヨーロッパの文学を総計しても、日本のボリュームには遠く及ばないということです。
更に明治以降に西洋の文明を取り入れる過程で、翻訳に際して、日本独自の漢字、熟語が多く創られました。これは、和製漢語または日本製漢語と呼ばれます。
実は日本は、科学、哲学、文学等を外国語に通じていなくても高度なレベルまで自国語で学べる数少ない国です」
「和製漢語が中国に逆輸入されることになりました。
例えば、人権、特権、哲学、歴史、民族、国家、宗教、解放、芸術、医学、方法、法律、教授、闘争、経済、市場、活動、化学、科学などなど枚挙に いとまがないのです。
中国の小学校で習う漢字の6割は和製漢語で、社会科学全体の7割以上も和製漢語です。
中国人が、世界の事を学び、語れるのは実は和製漢語の お蔭で、これは 紛れもない事実です。
東南アジアの多くの国は漢字の影響を受けていますが、中国に漢字で恩返しした国は日本だけと、中国の最高の漢字の権威は言っています」
「日本は中国から漢字を借りた恩があるなど自虐的なことを言う人がいますが、実は おつりが来る位の恩返しをしているのです。
「中華人民共和国」で、「人民」と「共和国」も和製漢語です。
さらに、「共産党」、「共産主義」、「社会主義」などの単語は、すべてmade in Japanと言ったら、日本人だけではなく、当たり前に使っている普通の中国人も当惑するでしょう」などの記述があります。
We love Japan その2
同記事に「専門家によると、実は、世界中で日本語だけ、言語の性格、パターンが違うからです。
まず発音の仕組みが違います。子音、リズム、アクセントが弱いので、自己主張、自己表現が出来ません。
しかし母音が強いので、脳が休み情緒が発生するようです。
外国語は、中国語でも、英語でも、反対で、子音、リズム、アクセントが強いので、脳は自我を刺激して、自己主張が強くなるが、母音は弱いので、情緒は発生しないということです。
この日本語から情緒が発生するという特徴が、日本語を難しくしているということです。
言語の目的は、外国語は用件だけですが、日本語の場合は、用件と情緒の ふたつがあります。むしろ日本語は、情緒のほうが重要です。
だから外国人は、情緒が理解出来ないので、日本語は、理解しづらいらしいです。
しかし情緒は、人を癒し、人を育て、社会を調和に導きます。新しい時代は、情緒の時代かもしれません。
幸い日本人は、日本語の影響で、行動パターンが、情緒思考です。また日本の伝統文化は、情緒思考文化です。だから日本は、情緒に溢れた国です。
だから日本は、情緒時代の手本となりえます」
「これは まさに、日本書記にある聖徳太子の十七条憲法の「和を以て貴しとなす」に通じているのです。
また、魏志倭人伝にも、「倭国は争いごと少なし」と記述されています。
日本人は国が成り立った時から平和を望むDNAを持っていたようです」などの記述があります。
「 日本リザルツ公式ブログ 」より
理系視点で漢字を研究するキルギス女性 - 1
同記事に「四十路半ばで初めて日本語に触れ、日本で博士号まで取得してしまったという人は、世界でも そうそういないだろう。
しかも彼女は、画期的な漢字学習法を編み出し、その著書は非漢字圏の日本語学習者のあいだで"神教材"といわれている」などの記述があります。
「 クーリエ・ジャポン 」サイトより
英語による覇権は、希望か絶望か - 1
同記事に「英語は「ニュースピーク」ではないが、その世界言語としての地位は思考枠の均質化を招くかもしれない」
「独裁者「ビッグ・ブラザー」、相矛盾する考えを同時に信じる「二重思考」など独自の用語で知られる『1984年』だが、わざわざ「補遺」まで付けて説明される「ニュースピーク」は これらに比べ知名度が劣るかもしれない。
党が英語に代えて普及を目指す、語彙を削ぎ、文法・発音を徹底的にシンプルにした言語のことだ。
普及した暁には、反体制的な思考が原理的に不可能になると言う。言語を変えるだけで思考統制なんてできない、と思えるかもしれない。
しかし例えば、「虹が7色に見えるから7色の言葉があるのか、それとも、7色に該当する言葉があるから虹は7色に見えるのか?」という認知言語学の問いを思い出せば、単純な言語では世界も単純に見え、ひいては複雑な思考が不可能になるという思惑も にわかに説得力を持つだろう」
「文書を英語で作成しなければならない」と言われるとき、そこには「論展開などは英語のフォーマットに従わなければならない」といった含意もある。
あるいは文学作品や映画の場合、「英語で流通しなければ意味がない」といった言が一定の説得力を持ってしまい、英訳されるには英語になって(も)楽しめる内容でなければならないという基準が出来てしまうならば、「世界言語としての英語」が思考枠の均質化を招く可能性も否定できないだろう」などの記述があります。
「 ニューズ ウィーク日本版 オフィシャル サイト 」より
日本の おかげ! 中国語が成り立った...「民主,革命」など
同記事に「雷頤氏による署名原稿だ。 雷氏は、近代において中国語では「新詞(新単語)」について批判と議論が発生したと紹介。
「新詞」とは、西洋文化/文明の導入のために日本で考案された 言葉で、「目的」、「思想」、「精神」、「方針」、「同胞」、「民主」、「膨張」、「自由」、「直接・間接」など、極めて多いと紹介。
さらに、社会主義になった中国で多用される「服務」、「組織」、「紀律」、「政治」、「革命」、「理論」、「科学」、「商業」、「社会主義」、「資本主義」、「共和」など、数えきれない単語が、日本由来と指摘した」
「雷氏は、日本語由来の単語を除去すれば、現代中国語は成立しなくなると指摘」などの記述があります。
「 サーチナ ( Searchina ) 」サイトより
日本語の力
同記事に「日本語をよく観察すると、日本人がいかに「対話の場」を大切にする民族かということに驚く。
話し手である自分がいて、自分の前に聞き手がいる。聞き手は二人以上のこともあるが多くは一人だ。
ここで大切なのは、この「対話の場」に<我>と<汝>が一体となって溶け込むということだ。この点が日本文化の基本で あるように思えてならない。
日本語における<我>は、決して「対話の場」から わが身を引き剥がして、上空から<我>と<汝>の両者を見下ろすような視線を持たない。
<我>の視点は常に「いま・ここ」にあり、「ここ」とは対話の場である」
「これに対して、西洋の考え方は自己から世界を切り取るところに特徴があるように思える。
自分に地球の外の一転を与えよ、地球を動かしてみせると豪語したのはアルキメデスだった。
自分を「我思う、ゆえに我あり」と、思考する<我>を世界と対峙させることで<我>の存在証明にしようと試みたのはデカルト(『方法序説』一六三七)である。
端的に言えば、西洋の<我>は<汝>と切れて向き合うが、日本の<我>は<汝>と繋がり、同じ方向を向いて視線を溶け合わすと言えるだろう」
「日本語は、母音を主体に言語認識をする、世界でも珍しい言語である。
対して、 欧米各国やアジア各国の言語は、すべて、子音を主体に音声認識している。
しかも、これらのことばの使い手の脳では、母音は、ことばの音として認識しておらず、右脳のノイズ処理領域で「聞き流して」いるのだ。
話者の音声を、母音で聴く人類と、子音で聴く人類。「言語を聴く、脳の方法」という視点でいえば、世界は、大きく、この二つに分類される。
この二つの人類は、脳の使い方が違い、ことばと意識の関係性とコミュニケーションの仕組みが、まったく違うのである」
「母音語の使い手による対話と、子音語の使い手による対話は、潜在的な意味において、まったく異なる行為なのである。
前者は、融和するために手段として ことばを使う。仲良くなる方法を探るのが、対話の目的なのだ。
話せば話すほど、意識は融和していくので、意味的な合意は さほど重要ではない。
心安らかな語感のことば(親密な大和言葉)を どれだけ たくさん交わしたかに、感性上の意味がある。
後者は、境界線を決める手段としてことばを使う。境界線のせめぎ合いが、対話の目的なのだ。
話せば話すほど意識は対峙するので、意味的な合意と、権利と義務の提示、絶え間ない好意の表明が不可欠となる」
「母音語の使い手は、自然とも融和する。母音を言語脳で聴き取り、身体感覚に結び付けている日本人は、母音と音響波形の似ている自然音も また言語脳で聴き取っている。
いわば自然は、私たちの脳に"語りかけて"くるのである。当然、母音の親密感を、自然音にも感じている。
だから、私たちは、虫の音を歌声のように聞き、木の葉がカサコソいう音に癒しを感じ、サラサラ流れる小川に弾むような喜びを感じる。自然と融和し、対話しながら、私たちは生きてきたのだ」などの記述があります。
民族移動と言語との関係
同記事に「身体性から論じれば、自然発生音の母音の方が当然発音しやすいので、本来なら世界の主流が母音語であっても よいはずである。
驚いたり、伸びをしたり、痛みを耐えたり、しみじみしたとき、自然に口をついて出る母音をコミュニケーションの中心に使う方が、音韻上は無理が無い」
「古代、大陸全体が豊かな緑に おおわれていたアフリカが砂漠化し始めて、人類が北へと旅を始めた。
砂漠や寒冷地のような過酷な環境と闘うようになると、大らかに口を開けていられないので、子音語化が始まる。
機械のようなデジタル音である子音語は、論理的で合理的な意識をヒトの脳に与える。やがて、怒涛(どとう)のような科学の発達と、侵略の論理が世界の潮流になった。
このようにして、人類は、何か大きな渦に巻き込まれていったのではないだろうか。
環境は言語を作り、意識は人を作る。
いったん言語を選択してしまうと、今度は、その言語の発音特性がヒトの意識を作り出す。
意識はエスカレートしていき、やがて、止まらない潮流が人々を呑み込んでいくことになる。
子音の選択こそが、ヨーロッパ世界の本当の失楽園に違いないと、私が考えるゆえんは ここにある。
しかし、そのとき、人類の発祥に地といわれる、アフリカの緑豊かな地を後にした人たちに、他に どんな選択肢があったのだろう」
「 さて、その頃、豊かな自然に恵まれた日本列島は砂漠化もせず、太平洋の西端に ぽつんと暮らしていた日本人には、この国を後にするような事情がなかった。
砂嵐も知らず、凍る大地も知らず、民族移動の通り道にもならない日本人には、残念ながら、子音語を選択するチャンスがなかったのだ。
完全に、世界の潮流には乗り遅れたまま、今に至っている。
そう。なんと、私たちは いまだに、楽園の住人なのである」などの記述があります。
日本の生産技術の質が高い理由
同記事に「日本語における「話し手の意識を環境と一体化させる傾向」は、自然や組織ばかりではなく、機械などの無機的環境に対しても働く」
「融和癖が高じて、日本人は、たとえば工場の機械とも一体化する。
ある日本の精密機器の生産管理者が、「光ファイバーの微細なコネクタを接着するとき、日本人の工員は、なにも言わなくても、有効範囲の ど真ん中に くるように接着してくれる。
欧米人は、平気で有効範囲ぎりぎりの接着をするので、どうしても現場の耐久性が日本製のほうが良いのです」と話してくれたことがある。
欧米人の工員に注意すると、「有効範囲に入っているのに、注意される筋合いはない」と気にも留めてくれない。
「たしかにそうだ、気持ちの問題なのだが、その気持ちを真ん中に集中してくれないか?」と言っても、相手は「言っていることの意味がわからない」と首を すくめるのだそうだ。
逆に日本人の工員に「あなたは、なぜ、真ん中を狙うのか」と尋ねたら、「真ん中が気持ちいいから。これがずれると、気持ち悪い」と答えたのである。
日本人なら、この発言に深く うなずかれることだろう」
「日本の工場の質の高さは、枚挙に いとまがない。
あるメーカーでは、日本とベルギーに まったく同じ生産ラインを作って稼動させている。
同じシステムに、同じマニュアル。
なのに、不良品の発生率がまったく違うので、日本の生産管理のチームを派遣した。報告は次のようなものだったという。
「ベルギーの工場では、生産機械のアラームが鳴ってから、ラインを止める。
日本の工場では、アラームが鳴る前に、工員が微かな異常に気づいてラインを止め、トラブルを未然に防いでいる。
ベルギーの工場では、当然のようにアラームが鳴っていたが、日本の工場では、創設以来、機械のアラームなど鳴らしたことがない。
現場の『あれ、おかしいな。いつもと違う』という気づきは、機械の音や動きなど 一つ一つの属性に着目しても表出しない微細な差を総体イメージとして感じる、第六感の範疇なので、到底マニュアル化できない。
ベルギーの工場に日本の工場と同じ質を期待するのは無理である」境界線を融和し、拡張できる日本人の特性、ここに極まれり、という話である」などの記述があります。
「 夜間飛行 」サイトより
破壊される日本文化 - 日本人の脳
同記事に「幼少期に英語などの外国語を集中的に勉強させて、自由に使いこなせるようになったとした場合、大人になってから、言語的 国籍不明人になってしまうことが懸念される」
「自然の音や「もののあはれ」を理解できない無機的日本人の大量発生を生むことになる」
「ゆとり教育が日本の知的優秀さを破壊した以上に、日本文化の破壊である。
芭蕉は、「山寺や、岩に染み入る、蝉の声」と詠んだが、日本人だからこそ、蝉の声は岩に染み入るのである」などの記述があります。
「 元IBMerが語る現代文明論 」ブログより
楽天・ユニクロ社長に英語公用語化反対の手紙を送った理由 1
同記事に 「 英語を母語とする人たちは、この世界標準語を特別な学習なしに習得しますが、私たちが英語をマスターするためには、学校教育に始まり長期間にわたって延々と勉強を続けなければなりません。
それでも なお、私たちの英語力がネイティブ・スピーカーに追いつくことは困難です。
その間の努力を英語圏出身者は別のこと、たとえば専門の研究に振り向けることができます。
これは私たち非英語圏の人間が背負わされた、理不尽なハンディというべきではないでしょうか」などの記述があります。
「 プレジデント オンライン 」サイトより
総務省・NICTの多言語音声翻訳技術、そのコラボレーションの可能性
同記事に「大多数の人たちにとって言語の習得は大きなハードルとなる。
とくに言語構造が特殊な日本語を第一言語とする日本人にとって、外国語への苦手意識は決して小さいものではない」
「天才でない人間が外国語を学ばなくとも、言葉が通じない人とコミュニケーションできる時代が近づいている」
「実は10年ほど前に機械翻訳の性能は頭打ちになっていました。
そこに登場したのがニューラルネットワークを活用した人工知能(AI)技術でした。
昔は文法を機械に理解させようとしていたのですが、大量のデータを学習させることでAIが言葉を扱う精度が飛躍的に上昇したんです」
いまや その性能は、TOEIC900点程度にまで上昇しているという」
「こうやって自動翻訳の可能性に目を輝かせる隅田自身、実は英語の発音が大の苦手なのだという。そんな彼は、自身が開発する技術によって、言語学習が苦手な人々が新しい自身の可能性に向き合えることを信じている」
「才能がない。そんな人は言語は機械に任せて、別のことを勉強したほうがいいのでしょう。
来日したサッカー選手が日本語を学ぶより、外での練習を優先するのと同じですよ」
「言語を勉強しなければならない」という強迫観念は自動翻訳のおかげで消えるのかもしれない。
時間のかかる言語学習は機械に任せ、自分自身が何をやるべきなのかを冷静に見つめ直すことができる世界を、近いうちにNICTの技術がもたらしてくれる」などの記述があります。
「 WIRED.jp 」サイトより
これまでの継承語教育と今後の課題( PDF:1.177672MB )
同記事に「子どもが継承語を失うとき、みんなが何かを失う」
「地域は共有する文化を失い、国は異文化集団や他国との橋渡しとなる大事な人的資源を失う」
「親の母語である日本語を次世代に継承する「継承語としての日本語教育」は、日本語が少数言語である異言語環境で育つ日本人、日系人児童生徒の日本語の習得・後退・喪失にまつわる社会的, 心理的、言語的問題を扱う領域」
「カナダのウクライナ系児童生徒10名を対象に、5歳と13歳の時点で、,現地語(英語)と継承語(ウクライナ語)の習得状況が どのように異なるかをインタビュー方式で調べた。
結果は、5歳児の段階では家庭や私塾で継承語の保持が十分可能であったが、13歳になると、人数が5名に減り、継承語保持も不十分、バイリテラルになる可能性は すでに奪われていた」などの記述があります。
「 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 」サイトより
「 JCS日本語学校シティ校 」サイト
「 JCS日本語学校ダンダス校 」サイト
「 JCS日本語学校エッジクリフ校 」サイト
負け続ける日本を作る「英語化」政策の大罪
同記事に「英語が得意か否かという教育格差が、収入などの経済格差に直結し、究極の分断社会が誕生します。
どんなに他の能力が高くても英語力がないというだけで、中間層の人々は自己の能力を磨き、発揮する機会を奪われる。日本の誇る中間層が愚民化を強いられ、没落するのです」
「非英語圏の雄である日本の社会が英語化されれば、英語による支配のピラミッドを強化することになり、しかも そのピラミッドの中で日本は底辺にしか位置できない」
「英語化することによって、日本は永遠に負け続ける」「つまり、言語における「永続敗戦」
「日本人が最も深く思考し、創造力を発揮できるのは日本語を使ったときです」
「日本語が学問研究の高度な議論の場で使われなくなっていけば、日本語そのものも最先端の用語をもたない遅れた言語へと堕ちていくでしょう。
日本語の劣化も国民の愚民化に拍車をかけます。
一方で、表面上滑らかに英語が話せるだけのエリートもまた、母語にもとづく深い思考力や洞察力をもてないから たいしたものにはなれない。
結局、日本全体が愚民化していきます。
こういう事態が、社会の あらゆる分野で すでに始まっている」
「当然ですが、母語で思考しなくなった国が衰弱するのは当たり前です」「国をあげての英語化は国家の自殺だと言ってもいい」
「どう考えても こんなにおかしいことはないのに、なぜ正面切って そんなの おかしいじゃないかと言えない雰囲気が支配的になったのか。
反省すれば、私たちの理論武装が足りていなかったんだと思うのです。
闇雲な英語化なんて馬鹿げたことを進めていった暁には、確実に日本全体が劣化するんだということを、確かな証拠と論理で主張していかなくちゃいけない」
「愚劣なグローバリストの跋扈に終止符を打たなければなりません」
「明治日本の近代的国作りが曲がりなりにも成功したのは、英語化を拒んだからなんです。
明治初期にもあったんですよ、英語を公用語にしなければ世界に追いつくことができない、という議論が。
しかし、福澤諭吉や福沢の弟子の馬場辰猪らが大反対した。
結局、明治の人々は近代日本を建設する際に、日本語を捨て去るのではなく、日本語を発展させる道を選んだ。
外来の先進の知を日本語に翻訳することによって、エリートだけでなく、広く万民が知識を共有できるようにした。
たとえば、私たちが普通に使っている、「社会」「近代」「経済」などといった言葉は、外来の抽象概念を明治期の人々が翻訳して作ったものです。
彼らは、日本語の語彙を豊かにすることで、新時代に対応したんです。
日常の言語である日本語を高度な議論にも耐えうる「国語」として確立した」
「日本の中間層のレベルが高いのは、そのおかげです。
多数の一般の人々が能力を磨き、またその能力を発揮しやすい日本語の公共空間を確立した。
これが近代日本の国力の源だったわけです。
だから、国民の英語力を上げれば日本経済も復活するなどという言説は、噓ですね。
英語化すれば、多くの日本人が社会の中心部から排除されてしまう。
自分の能力を磨き、発揮していくことが できなくなってしまいます」
「フィリピン、マレーシア、インドといった植民地化によって言語まで支配された国の悲哀というのを英語化推進派は理解していない」
「英語を操るエリートと母国語で生活する庶民とに社会が分断され、大多数の庶民は たとえ能力があっても、英語ができないというだけで馬鹿にされ、コンプレックスに打ちひしがれる。
世界では日常的な光景なのに、「国際派」を きどる英語化推進派の人々は、それには まったく気づいていない」
「本当の意味で最も知的な作業というのは、言葉にできないもの、暗黙知のようなものを、どうにかして言葉に落とし込んでいくことだと」「それは やはり、母語でなければできない」
「それから、言語は思考の根源を規定しますから、学術の言語が一つ消滅することは、発想の形態が一つ消滅することを意味します」
「これは理系も文系も関係ない。学術言語が英語に一元化されていくことは、長期的には学術全般の貧困化、人間の知の可能性の縮減を意味します」
「ノルウェー出身の政治学者ヤン・エルスターが「適応的選好形成」と呼んでいますが、負けているのに、それを認めることすら嫌なので、自分は自ら相手方に同調したんだと錯覚していく」
「英語が世界言語になった端的な理由は何かと言ったら、それは本当に身もふたもない話で、アメリカとイギリスが戦争で勝ち続けたからに他ならない」
「言語的な支配が永続すれば、彼らが得をする。それ以外には何にもないんですね、本質的な理由なんて」
「日本の社会を日本人が自ら進んで英語化するということの本質は、負け続ける構図を自分で作りつつ、そこから目をそらし、結局、永遠に負け続けるということなのです」などの記述があります。
「 [集英社クォータリー] kotoba(コトバ) 」サイトより
「 安藤友美のページ - Sipec Square 」サイトより
算数習得するのに最適な言語は何語か
同記事に「英語と比較して、日本語、トルコ語では数字を表す言葉が単純で、数学的概念も より明確に表現される。
それによって幼い子どもが数を数えたり、算数をしたりするのが より簡単になるということが研究で示された。
心理学者や教育学者が幼い子どもの基本的計算力(ヌーメラシー)、読み書きの能力(リタラシー)の数学版の向上を推進しているなか、言語格差が ますます注目されている。
いくつかの最近の研究では、紛らわしい英語の名称が子どもたちの数を数えたり、算数をしたりする能力の低さと関連しているということが示された」
「英語の11以上の数字の名称では桁の値が はっきりと示されない。
たとえば17という数字では10の位を表す「ティーン」が1の位の7とで順序が逆になっている。
子どもたちは そのせいで17と71で混乱しやすくなるということが研究でわかった。
2桁の足し算や引き算をするとき、英語の数字の名称で解いている子どもたちは、その2桁の数字が10の倍数と1の倍数から できているということを理解するのに苦しみ、間違いを避けるのが より難しくなるのだ」
「こうしたことは小さな問題のように思えるかもしれないが、英語を話す学生が桁の値を学ぶ上で理解の助けとなる数学の教科課程、「マス・エクスプレッションズ」を執筆したフソン博士は、問題を解く上で追加的な処理過程はより多くの間違いを生み、作業記憶の容量を減らしてしまうと説明する」
「カナダのオタワ出身の英語を話す子供59人とイスタンブール出身のトルコ人の子供88人(年齢は3歳から4歳半まで)を比べた2014年の研究では、英語の悪影響が明白になった。
トルコ人の幼児たちは数字と数え方に関してカナダ人の幼児たちほど教えてもらっていなかった。
にもかかわらず、オンタリオ州オタワにあるカールトン大学の認知科学研究所の責任者、ジョアン・ルフェーブル博士が共同執筆した研究によると、研究室で数字を使ったボードゲームで練習した後、トルコ人の幼児たちの数を数える能力はカナダ人よりも向上したという。
自国の言葉で数えることを学んだトルコ人の幼児たちは、英語で学んだ幼児たちよりも「より速く習得した」とルフェーブル博士は言う」などの記述があります。
「 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 」サイトより
日本の成人、読解力・数的思考力でトップ
同記事に「日本の成人は、他の先進23か国・地域の成人よりも はるかに優れた読解力と数的思考力を持っているとの調査結果をまとめた報告書が、経済協力開発機構(OECD)により発表された」などの記述があります。
OECD諸国、15歳の4人に1人が学力不足
同記事に「経済協力開発機構(OECD)は、加盟34か国で15歳になるまでに読解力、数学、科学の いずれかで十分な習熟度に到達できない生徒の割合が、全体の4分の1余りに上るとした最新の調査報告を公表した。
OECDが公表した2012年国際学習到達度調査(PISA)の結果によると、調査に参加した加盟諸国を含む64の国・地域に暮らす15歳の生徒のうち、約1300万人が いずれかの分野で十分な学力を満たしていなかった。
一部の国では、学力不足の生徒の割合が半数に上っていた。
OECDは、学校で成績不振対策を取れば、かかる経費以上の利益が その国に生まれると指摘」
「将来の経済の健全性に対する危険は過小評価してはならないとも警告。
15歳の時点で成績が悪い生徒は学校を中退するリスクが高く、人口の大多数が基礎的なスキルを身につけていなければ「長期的な経済成長が ひどく損なわれる」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
「 産経ニュース 」サイトより
日本は なぜ多くのノーベル賞受賞者を輩出できるのか
同記事に「2015年末時点で自然科学分野においてノーベル賞を受賞した日本人は計21人に達する」
「日本のノーベル賞受賞者の数はアジア最多であることを指摘し、なぜ日本は これほど多くのノーベル賞受賞者を輩出できるのか」
「日本には古くから科学や教育を重視してきた素地があることを指摘。
その例として、日本の識字率は江戸時代末期より非常に高く、中国を大きく上回っていた」
「また、日本は「発明大国」でもあるとし、不思議な発明品も少なくないとしながらも、トイレでの排泄を通じて健康をチェックできる製品なども存在すると紹介した。
その他にも記事は、日本政府が科学・技術立国を目指して様々な政策の支援が行われていることや、国内総生産に対する研究開発費の割合の大きさを指摘している。
ノーベル賞を受賞することが目的なのではなく、研究者たちの研究に打ち込む姿勢や、日本の科学・技術を重視する社会的な素地がノーベル賞受賞者の多数輩出につながっている」などの記述があります。
日本人は なぜ、英語が できないのか...
同記事に「鈴木氏は日本は海外における日本語普及に力を入れるべきと主張している。
鈴木氏によると、日本語には欧州の言語などとは異なるが精密な論理性があり、表現や伝達能力は極めて高い。
さらに、1億の人口は欧州の ほとんどの国より多く、経済規模も大きい。
鈴木氏は、日本語を使える外国人を増やすことは日本そのものや日本の主張、日本の考え方を理解する人を増やすことに直結するので、日本の国益にとって極めて重要との考えだ」
「鈴木氏が主張するように、日本語を理解する外国人が増えてくれれば、全世界で「知日派」が増えてくれるはずだ。
日本人にとって「どうして こんな当たり前のことを、世界の多くの人は理解してくれないのか」と思えることは多い。
そんな残念な状況が減ることは、日本人として大いに歓迎できるはずだ。
日本の周辺地域を見ると、中国や韓国は自国語や自国文化の世界的普及に、極めて熱心に取り組んでいる」などの記述があります。
「 サーチナ ( Searchina ) 」サイトより
「南米の東大」サンパウロ州立大の日系人率は20%超 - 2
同記事に「日系人の子息は高い進学率を誇り、「南米の東大」と言われるサンパウロ州立大学の20%以上は日系人です(ブラジルの日系人口比率は1%未満)」などの記述があります。
「 IT総合情報ポータル「ITmedia」 」サイトより
「 Mugendai(無限大) 」サイトより
豪の読解力、英語圏で最下位=国際学力調査
同記事に「小学4年と中学2年を対象に基礎学力を測る「国際数学・理科教育動向調査(TIMSS)」の結果が このほど発表され、豪州は小4の読解テストが27位となったほか、小4算数・理科では それぞれ18位と25位になるなど、そのほかの先進国に比べ順位が下回ったことが明らかになった。
特に読解テストでは、豪州は英語圏の国の中で最下位となっており、教育専門家の間では豪州の初等教育の質を疑問視する見方が広がっている」などの記述があります。
「 NNA.ASIA 」サイトより
「 オーストラリア生活情報サイト NICHIGO PRESS 」より
「 JBpress (日本ビジネス プレス) 」サイトより
なぜ、英語の専門語彙は難しいのか
同記事に「日本語と比べて英語では高級語彙(使用頻度の低い専門用語等)は、専門外の話者にとっては非常に難しい。
このことを示す非常に分かりやすい例を「鈴木 孝 著 日本語と外国語 (岩波新書)」より以下に引用します。
「実を言うと英語の この難しさは、何も外国人である日本人にとってだけではなく、英語の母語話者にとっても厄介なのだ。
私はアメリカの教壇に立っていた時、以下のような実験をした。黒板に、pithecanthrope と書き、その意味を聴衆に尋ねたところ、誰一人答えられなかった。
これは日本語の「猿人」にあたる語で、ギリシャ語で猿を表す pithec と 人間を表す anthrop の合成語である。
聴衆の ほとんどが文化・社会科学系の大学院生や教授という一般知識人たちであったが、日本で同じような状況で黒板に「猿人」と書いて一人も理解できる人がいない状況を想像できるだろうか。
この実験をイギリスやカナダでも行ったが結果は同様であった」
「このことは、私たち日本人は、その高級語彙を構成している漢字を日本語の一部として現在でも使用していること、そして英語話者は、その高級語彙を構成しているラテン語やギリシャ語を現在では使用はおろか学習さえしていないことに理由があると著者は言います」
「日本人が漢字を使用することで学習の負担が大きすぎて、それが近代化の邪魔にすらなってきたという悪評価をうけることがあるのですが、このエピソードを知ってから「劣等感」を感じるどころか、逆に何とも言えない「優越感」を感じることにもなりました。
また、漢字には、そのほとんどに訓読みと音読みの二種類がありますが、このことは一見デメリットのように思えますが、実は このことによって我々日本人の言葉の認識と記憶が非常に容易になっているようなのです。
例えば、頭を「あたま」と「トウ」とも読みます。
このことは一般的には非常に「めんどくさい」と毛嫌いされ、日本語を習得するときの障害と認識されることが多いと思います。
確かに、小学校から場合によっては高校まで漢字の読み書きの勉強を強制されるという大いなる負担は免れません。
しかし、以下に示すような大きなメリットがあることを忘れてはいけません。
漢字の音読み訓読みの仕組みは日本人の言語意識の中で固く結ばれています。
「トウ」=「あたま」という具合に一方は直ちに他方を引き出すという緊密な相通関係が確立しています。
つまり、日本人は日常生活の中で漢字を見るたびに、あるときは「音」で読み、あるときは「訓」で読む必要がある結果として、両者の対応関係が常に強化され続けるのです。
もし、頭という漢字を書いて、それをトウと「音」で読んだり、あたまと「訓」で読んだりする習慣がなく、また、あたまという和語を時に応じて漢字で頭と書いたりすることがなければ、この頭という文字表記は英語の pithec と 同じように それを特別に学習した専門家以外の人には何を表すかが まったく分からなくなってしまうでしょう。
本来、音読みは中国語の読みから来たものですから、日本人にとっては英語話者にとってのラテン語やギリシャ語のように分けのわからないはずのものです。
それが、「訓読み」という子どもでも分かる基礎語の読みとセットになっていることで具体的なイメージを簡単に思い浮かべることができるというわけです。
だからこそ、日本語の「専門語彙」は一般人にも すぐに理解習得できるのです」などの記述があります。
「 ランゲッジ・ヴィレッジ 」サイトより
「 株式日記と経済展望 」ブログより
コンセプト
同記事に「3. 言語と国民性:言語特性の違いは人間関係や国民性に大きく影響を与えている。日本人は思いやりに富む分 依存心が強く、人間関係がウエットであり、アメリカ人がドライで自己主張が強く個人主義的なのは言葉の違いによる影響が大きいといえるのではないだろうか。そして その人間関係のあり方の違いは子育てや家族内での人間関係にも大きな違いをもたらし、ひいては社会の仕組みや家のあり方に根本的な違いをもたらすだろうと考えるのである」などの記述があります。
「 横内敏人 建築設計事務所 」サイトより
「 共同体社会と人類婚姻史 」ブログより
「 日本の服の歴史 資料 Maccafushigi 」サイトより
「 西田みどりの「誰でも書けるレポート講座」 」ブログより
幼年期に英語を教えるよりも、「日本語脳」を育てるべきだ - 1
幼年期に英語を教えるよりも、「日本語脳」を育てるべきだ - 2
幼年期に英語を教えるよりも、「日本語脳」を育てるべきだ - 3
「 現代ビジネス [講談社] 」サイトより
「 慶應義塾大学出版会 」サイトより
「 ぼろは着ててもココロに2匹 」ブログより
「 内田樹の研究室 」ブログより
「 地中海ブログ 」より
語学も資格もムダになる「長寿化+AI」時代 - 1
同記事に「自動翻訳機の精度は かなり上がっています。
今は まだ専門用語の翻訳などで弱い部分があるのですが、ディープラーニング(深層学習)というニューラルネットワークで、AIは機械学習をしていきます。
すると どんどん精度が上がっていく。
生半可な状態で語学を学んでも、意味がなくなってしまうでしょう。
人間は もっと自分が得意だと思うもの、好きなことに注力したほうがいいと思います」などの記述があります。
語学も資格もムダになる「長寿化+AI」時代 - 2
同記事に「政府は現在、2020年の東京オリンピックの開催に合わせて自動翻訳機を普及させようとしています。
その時点では翻訳の精度は まだ高くないかもしれませんが、その5年後くらいには、英語学習が ここまで必要なのかという議論が国民の間で起こるのではないかと私は見ています。
その結果、英語学習を続けるのか、やめるのか、どちらに転ぶかはわかりません。
好きな人は学べばいい。
でもそうでない人が、嫌々ながら語学を学ぶのは時間の無駄になる可能性が高いというわけです」などの記述があります。
語学も資格もムダになる「長寿化+AI」時代 - 4
同記事に「東大総長だった蓮實重彦先生は、「知」における放蕩(ほうとう)が大事だと言っていて、私は まったく そのとおりだと思っています。
それは、役に立ちそうにもない本を好奇心の おもむくままに読み漁る、というようなことです。
それから、美術館巡りだとか、映画観賞だとか、旅に出るとか、要するに自分の感性を育むこと。
そうした役に立たないことが、むしろクリエーティビティにつながっていくのです。
今すぐ役に立つ本を1冊読んで何か知識を身に付けたとしても、それは近い将来、AIに取って代わられるでしょう。
短期的に見たら、それは明日の会議には役立つかもしれない。
しかし長期的に見たら、今 役に立つものほど、役に立たなくなっていく可能性があるのです。
人間はむしろ、無駄なことや遠回りをたくさんして、AIにとって難しい感性や能力を磨くしかないというわけです。
頭脳(知性)で勝負する時代がやってくる
かつての日本は、学生時代に何も学ばなくてもそれなりに生きていくことができました。
真っ白な状態で会社に入り、研修を みっちり受けて会社の色に染まり、あとは定年まで馬車馬のように働く。
それで人生が終わっていたのです。
しかし、そういう時代は もう完全に終わりました。
これからは頭脳で勝負する時代。
それなりに高所得を維持したいと思ったら、たとえば大学院などに入り直して、高度な技能や知性を身に付けて、高いレベルの頭脳労働を やっていくしかありません。
事務系の労働はAIに取って代わられますし、他の職を探すといっても給料は どんどん下がっていきます。
要するに知性を持たない人が普通に稼ぐのが難しくなっているのです。
したがって、資格のための勉強ではなく、教養を高めていくための勉強をするしかない」などの記述があります。
英語が話せる人と、挫折する人の決定的な差 - 1
同記事に「多くの人が挫折し、時間と お金を大量に無駄にしてしまうのが現状で、何度も やったり やめたりを繰り返して、結局「英語できるの?」といわれれば「うーん」という状態」
「留学しても長年海外に住んでいても、英語ができるようになった人と度胸だけついて できないままの人がいます」などの記述があります。
英語が話せなくても、問題ない時代が来る 1
同記事に「英語を話せないことに、多くの日本人がコンプレックスを感じているようですが、果たして英語が話せなければ、グローバル人材にはなれないのでしょうか。
ただ英語が話せるだけで、グローバル人材になれるわけではありません。
例えば、イギリスの植民地であったパキスタンやナイジェリアでは、日常会話で 英語が使われているわけですが、パキスタンやナイジェリアの人たちがグローバルに活躍できているのでしょうか。
日本に比べれば、経済的に窮している人が多いのが実情です。
英語を話すことがグローバル人材であるとすれば、英語圏で暮らす人々は みんなグローバル人材ということになりますし、みんなが有能なグローバル人材であれば失業なんかしないはずです。
ところが、現実にはアメリカにしてもイギリスにしても、失業率は日本より ずっと高いのです」などの記述があります。
英語が話せなくても,問題ない時代が来る 3
同記事に「コンピュータの能力が、今後 遺憾なく発揮されそうなのが自動翻訳機です。
例えば、東芝では英語、中国語、韓国語、日本語の間で同時翻訳するシステムを開発しています。
そのシステムにおける翻訳の精度は約8割といわれていますが、あと10年もすれば、さらに高い精度を持つ翻訳機が登場し、会話の ほとんどを自動翻訳できるようになっているでしょう。
また、米マイクロソフトでは、人間が話す内容を瞬時にコンピュータで処理し、ほかの言語に翻訳したうえで、その人の声で流す技術を開発しています。
これを使えば、誰でも「何カ国語でも話せる」ようになる可能性があるわけです。
こんな技術が普及すれば、もう語学の勉強に苦労することはありません。
これらは、グローバルに展開する企業や人々にとって欠かせないものになると思います。
文章を読む力は必要ですが、会話能力を身につけるために時間を費やす必要がなくなる可能性があるのです。
おカネをかけて英会話スクールや語学留学をする人がいますが、そう遠くない将来では、英語のために時間や お金をかける必要がなくなっていくのではないでしょうか。
実は、英語を それなりに習得しても、もともとネイティブでなければ、深い話や細かなニュアンスを伝えることは難しいのです」などの記述があります。
「 東洋経済オンライン 」サイトより
英語が話せなくてよかった - I'm glad I couldn't speak English
「 日本は世界を平和にします 」ブログより
「 志村建世のブログ 」より
日本語 防衛論 纏め 1
同記事に「世界の ほとんどの人達は過酷な戦争体験や闘争を長い間経験し、厳しい風土で暮らしてきたので、非常に攻撃的で対立的、支配欲が強い。
自己主張が強く、自己正当化が上手く、自分が正義だと思っている」などの記述があります。
日本語 防衛論 纏め 2
同記事に「日本語は日本の文化財。和・自己抑制の価値観。
おかげさま・ごくろうさま・お互いさま・いただきます・ごちそうさま、など。よろしく お願いします。これに当たる英語は無い。
これらの言葉は すべて他者への思いやり・感謝・愛情に あふれている」などの記述があります。
日本語 防衛論 纏め 5
同記事に「言葉は民族や文化の中核であり、心。機械的に他の言語と置き換えることはできない。
言語が公共文化財であることを真摯に受け止めて、高い次元から言語を捉えなくてはならない」などの記述があります。
日本語 防衛論 纏め 8
同記事に「日本語を国際語にする:日本語の話者人口は世界8位。実は世界有数の大言語。
国際間の言語格差の軽減・解消:英語優位のために、日本と日本人は言いたいことが十分に言えなかったり、理解されなかったり、誤解されたり、多大な損害を被っている。
日本の思想や理念が世界に十分に理解されていない一つの原因は、日本語が国際語として確立されていないから。
母語である日本語で直接 世界の人々に語りかけることが、日本を最もよく理解してもらえる方法」
「様々な国際機関・組織の公用語に日本語を加える:川端康成の言葉 日本文化は、日本語でなければ伝わらない。
日本政府は、英語中心主義に陥って国民に英語を学ばせるよりも、日本語の対外的な地位を上げることの方が大切。
国際交流において、日本が しっかりとした発言権を得るためにも、日本語の国際的価値を高め、日本語教師・教材・設備を もっと増やす。
日本語の国際化が真の国際化である:5つの方法を政府の公式の言語政策にすること。
日本の外にも日本語の足場を作る。
世界の多様性のために、自国のことをよく知り、自信を持って発信できるように」
「国連 現在、日本語は公用語になっていない。分担金をアメリカに次いで多く払っていることを主張し、公用語に加えさせる。
イギリスとフランスは日本の半分、中国とスペインは日本の4分の1、ロシアは10位にも入っていないのに、国連の公用語になっていて不公平。
国連の他にも、巨額の分担金を払っている機関に粘り強く交渉する」などの記述があります。
日本語 防衛論 纏め 9
同記事に「世界各地に、日本語・日本文化を伝える施設を作る:学習施設ではなく、広く一般の人々向けに日本の情報を提供する拠点」などの記述があります。
日本語 防衛論 纏め 13
同記事に「日本語には、古来から日本で生きてきた祖先の経験や知恵や心が詰まっている。日本で生きる未来の人々のために、日本語をつなげよう」
「日本語を守る方法は、日本語を使うこと。
言葉は使われないと存続できない。世界平和のために、日本語が存在する意義がある。
多様な文化や言葉を持つ人々が、お互いの文化を尊重できる世界を目指すために、英語信仰に染まるのではなく、自国の文化を大切にし、世界に発信する。
真の国際人とは、自分の文化や言葉をしっかり自覚して世界に発信し、相手のことも尊重できる人」などの記述があります。
「 まどろみ島への誘い 」ブログより
世界を買う中国人
同記事に「世界中どこの国にも中国人がおり、チャイナタウンができており、そして中国語のみで、中国式に暮らせる空間がある。
中国人は移民によってネットワークを拡大し、富を増やし守り、生き抜いてきた人々であり、中国経済の陰りや政治の不安定さが垣間見える昨今、中国人の移民ブームは ますます盛り上がっている」などの記述があります。
「 日経ビジネスDigital 」サイトより
【関連記事】
アメリカ人は口で、日本人は目で話す
「 スラド 」サイトより
Americans and Japanese Read Faces Differently (英語)
Live Science」サイトより (英語)
アジア人が人の表情を読むのが苦手な理由が明らかに
同記事に「日本を含め東アジア系の人々は、ヨーロッパ系の人々に比べ、「恐怖」と「驚き」や「嫌悪」と「怒り」などの人の表情を判別するのが不得意な傾向があるそうですが、Current Biologyに2009年8月13日付で発表された最新の研究結果によると、ヨーロッパ人が人の顔全体を見るのに対し、アジア人は目を注視することが その理由となっているようです」
「東西の顔文字の違いを調査した結果も、この説を裏付けるものだったそうです。
「顔文字は人の表情をアイコン化したもので、サイバースペースでの感情の伝達に使われています。
興味深いことに、これらのアイコンの構成には明らかな文化的違いが見られました」とJackさん。
「例えばうれしい時は『 : ) 』悲しいときは『 : ( 』など、西洋の顔文字は主に口で感情を表します。
それに対し東洋の顔文字は うれしい時『 ^.^ 』、悲しいとき『 ;_; 』などのように目に重点が置かれています」
「目は口ほどにものを言う」とも言いますが、外国人とコミュニケーションをとる際には目だけに頼りすぎない方が良いのかもしれませんなどの記述があります」
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「 プレジデント オンライン 」サイトより
「 Nature asia 」サイトより
「そうなんですね」に感情はあるか?意外に多い不適切な日本語
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
「数」から見える文化.日本.教育『素晴らしき数学世界』- 1
「数」から見える文化.日本.教育『素晴らしき数学世界』- 2
「数」から見える文化.日本.教育『素晴らしき数学世界』- 3
「 WIRED.jp 」サイトより
「 レコード チャイナ 」サイトより
【関連記事】
【言語・関連情報サイト】
「 Language Museum 」サイトより (英語)
Linguistic Diversity Index (英語)
「 ChartsBin.com 」サイトより (英語)
European word translator (英語)
任意の英単語を入力すると欧州各言語に翻訳して地図上に表示。
「 UK Data Explorer 」サイトより (英語)
世界で2680の先住民族言語が消滅の危機に
同記事に「カナダのオジブワ(Ojibwe)語、メキシコのアヤパネコ(Ayapanec)語――国連(UN)は、いずれの言語も何らかの措置を取らなければ消滅する恐れがあるとし、世界中の約7600言語のうち危機的状況にある言語は2680言語に及ぶと警鐘を鳴らした。国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の担当者によれば、先住民の言語は「2週間に1つの割合で消滅している」という。
国連は、今週開始した1年間に及ぶ「国際先住民族言語年(International Year of Indigenous Languages)」プロジェクトにおいて、文化的な損失への関心を高め、古くから伝わる言語の保護につなげたいとしている」
「オーストラリアの場合は、英国人が1788年に入植を始めたは際、250を超えるアボリジニの言語が存在したが、今も話されている言語は約120にまで減っており、オーストラリア北部特別地域(Northern Territory、準州)の一部の学校では、英語とアボリジニの言語による授業を行い、言語の存続に努めている」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
言葉がないがゆえに認識や行動が変わる「Hypocognition」
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
「 WIRED.jp 」サイトより
「 旅×インフォグラフィックス=tripgraphics 」サイトより
「 roomie (ルーミー) 」サイトより
「 ビジュアル シンキング 」サイトより
家の中に坂や川? ユプノ族の言語世界を解明
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
「 日本語を読むための漢字辞典 」サイト
「 WIRED.jp 」サイトより
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日本語と食文化
日本の高い食文化に関連した興味深い情報があります。
日本語の食感を表す言葉(語句)の数について、食品総合研究所の調べによれば、食感を表す語句の数は日本語は450語句、フランス語は約230語、中国語は144語句、英語・ドイツ語では100語句 前後とされています。
「舌触り、喉ごし、もちもち、とろり」といった日本語の食感の表現は群を抜いていることや、米、野菜、果物などの農産物の豊富な品種や滋味に富んだ味などからも、その高く、豊かな食文化や繊細な味覚の一端を垣間見ることができます。
【関連情報サイト】
「 農業・食品産業技術総合研究機構 」サイトより
「 JBpress (日本ビジネス プレス) 」サイトより
We love Japan.その5
同記事に「実は日本は昔からグルメ大国だったことを述べたいと思います。時は江戸時代。大江戸ミシェランです。
実は日本の外食産業と格付けグルメガイドの歴史は、ミシュランガイドの母国フランスの それよりも長く伝統があるとのことです。
フランスのレストラン誕生は、フランス革命(1789年)前後だとされている。
一方、江戸最初の飲食店が誕生したのは、それよりも130年以上前の1657年。
浅草七福神の一つ、待乳山聖天(まつちやま・しょうでん)前の「奈良茶飯(ならちゃめし)が第1号だというのが定説だそうです。
高級料理店の誕生も、フランス革命よりも前。
1771年(明和8)にオープンした深川「升屋(ますや)」を皮切りに創業ラッシュがつづき、文化文政期 (1804~1830頃)には、そば や天ぷら、すしなど庶民向けの飲食店も含めると、江戸市中の飲食店の数は実に6000軒余りにも達したという。江戸は世界的にも珍しい史上空前の「外食シティ」だったようです」
「江戸時代には すでに、格付けをベースにしたグルメガイドが存在した。
日本人は もともとランキングが大好きだ。
もとはといえば、江戸のころに、ありとあらゆることを相撲の番付に見立てて評価する「番付文化」が花開き、定着したのが大きいようです。
飲食店の番付も、高級料理店だけではなく、「うなぎ屋」や「すし屋」の番付などジャンルごとに発行されていた」
「そんな番付、格付け、ランキング文化が根づいている江戸東京に、150年以上遅れてミシュランガイドが やってきたのです」などの記述があります。
「 日本リザルツ公式ブログ 」より
From Japan with Love (and Dashi) (動画)
「 Vimeo - (The Perennial Plate) 」より (動画)
《道草コラム:幸福と不幸の国境線》
幸福や不幸とは ある意味で表裏一体です。
まずい食べ物を まずいと感じずに平気で食事をしている人を見るとき、何が幸福か不幸なのかということを考えさせられます。
味音痴であれば、極上の とびっきり美味しい料理を味わったときに感じる、あの至福のひと時、幸福感が少ないない代わりに まずい食べ物を食べても 美味しく食べることができ、まずいと感じる不幸感もないのです...。
口元から咽元に至る この わずかな面積...。味の刺激を受け、味覚神経から伝わる味覚のツボである味細胞が集約された約一万もの数が存在するといわれる味蕾の一つ一つから伝わる幸福感...。
これがあるのとないのでは、人生が大きく違ってくるように思える一方、何でも美味しく食べられる方が幸福であるとも思えることもある。
一体、どちらが幸福で不幸といえるのだろうか?
ほかにも便利な社会と不便な社会などといった幸福と不幸の国境線は数多く存在します。
ヒトの脳は加熱調理で進化した?
同記事に「現生人類の祖先と考えられているホモ・エレクトスは、加熱調理を覚えて、60万年の間に脳が2倍に進化した。
ゴリラやチンパンジーなど大型類人猿は、体の大きさはヒト属と それほど変わらないが、未加工の食料しか食べないので、脳の拡大が起きなかった。
研究チームの一員で、ブラジルにあるリオデジャネイロ連邦大学、生物医科学研究所(Institute of Biomedical Sciences)の神経科学者スザーナ・エルクラーノ・アウゼル(Suzana Herculano-Houzel)氏は、「真に人間を人間たらしめたものは、"火の利用"ではなく"火を使った調理"だ」と話す」などの記述があります。
米と小麦、作物で人の考え方にも違い
同記事に「米と小麦は、世界中で中心的な食糧として利用されてきただけではない。人々の考え方、価値観にも影響を及ぼしてきた。その違いは劇的なほどだ」
「稲作地域出身の人々は小麦生産地域出身の人々に比べ、考え方が相互依存的で全体の和を重んじることを明らかにした。
この違いについて、稲作に必要な集団の協力や全体的な労力が、小麦よりも ずっと大きいためだと考えている。
田植えから刈り入れまでを順調に こなすには、農家は連携して入り組んだ用水路を整備したり、家同士で作業を互いに手伝ったりしなければならない。
長い年月の中で、このようなチームワークの必要性が相互依存的、集団主義的な性質を育む。
一方、小麦は他の農家と連携しなくとも栽培できるため、小麦農家は個人主義に傾く」
「東アジアの国々は、長い稲作の歴史を持つ。
これらの国の人々は、発展の度合いが同程度の他の国々に比べて相互依存的で、個人主義の傾向は小さい」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
What You Farm Affects Your Thinking, Study Says (英語)
What Makes Us Human? Cooking, Study Says (英語)
「 National Geographic 」サイトより (英語)
過去最大規模の中国人遺伝子調査で分かったこと
同記事に「研究では、中国の人口の約92%を占める漢民族の遺伝子は おおむね一致するものの、南方人と北方人の間には差異が見られたことが明らかになった。
その理由について研究報告は、南北地域の主食の違いに関係があるとし、「南方の大部分は稲作で、北方は小麦栽培がメイン。
稲作は労働集約型で、水田には複雑な灌漑システムが欠かせず、人々の協力が必要になる。そのため南方人は集団主義の傾向がある。
一方、小麦は灌漑が必要でないために自分の作物を管理すれば良く、明らかな個人主義的傾向が出る」と分析している」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
「 日本経済新聞 」サイトより
「 ライブドア ニュース (livedoorニュース)」サイトより
文化の違いは栽培する穀物が影響
同記事に「欧米の文化圏では、アジア文化圏よりも「個」を重視する傾向がみられるが、それぞれの文化に違いが生じる理由とは いったい何なのだろうか。この傾向については、それぞれの地域で歴史的に栽培されてきた穀物の違いに関係している可能性がある」
「伝統的に水稲栽培を行ってきた人々は、稲作に関わる労働の厳しさと近隣の人々と協力する必要性があるために、時間とともに集団的で全体主義的な傾向が強くなると考えられている。
それに対し、コムギを栽培する地域の人々は、コムギはコメに比べて労働量が大幅に軽減されるため、他の人々と協力する必要性も稲作の比ではないという理由から、自立的・分析的に考える傾向が強くなる」
「コメ地方出身の人々は、友人に対して報いる傾向が強く、その一方で罰する傾向は弱かった。これは、社会面および仕事面での相互関係において、集団内の絆が どれほど優先されているかを示す」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
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【日本食の普及と平均寿命や健康に寄与する可能性】
「 tripgraphics(トリップ グラフィックス) 」サイトより
「 レコード チャイナ 」サイトより
「 WAOサイエンス パーク 」サイトより
すぐき漬けと免疫力
同記事に「私たち人間の身体には、インフルエンザウイルスや がん細胞などの病原体を認識し、排除する免疫力というものが備わっています。
しかし、免疫力は年齢のほか、化学物質などにも影響を受け、低下してしまいます。また、運動不足になりがちな現代のライフスタイルや食の乱れなども、免疫力を低下させる要因となっています。
この免疫力の向上に大事な役目を果たすのが、京漬物すぐきに含まれている植物性乳酸菌ラブレ菌です」
「ラブレ菌は、財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター(京都市)により発見されました。
インターフェロンという言葉をご存じでしょうか。がんや肝炎の治療現場などで、人をウィルス感染から守ってくれるものです。
このインターフェロンは そもそも、人の体内で生み出すことができるのですが それには免疫力向上が、鍵。そして免疫力を向上させる働きをもつのが すぐきに含まれるラブレ菌なのです」
「乳酸菌は、腸に生きたまま届いたほうが免疫力向上の効果が高いと言われていますが、特にラブレ菌は酸への耐性が強く、腸内でも生き抜いて増えることが確認されています」などの記述があります。
「 京漬物の御すぐき處 京都なり田 」サイトより
「 ロケットニュース24 」サイトより
「 レコード チャイナ 」サイトより
子どものぜんそく、腸内細菌の不足に関連か カナダ研究 - 1
子どものぜんそく、腸内細菌の不足に関連か カナダ研究 - 2
「 AFPBB News 」サイトより
人の消化管に棲む微生物を大規模調査
同記事に「加工度の高い食物を摂取する西洋型の食生活を送る人と、より伝統的な食生活を送る人の消化管には大きな違いがみられる」
「ある種の細菌が多すぎたり少なすぎたりすると、多くの慢性疾患の大きな要因の1つである炎症を引き起こしかねない。最近の研究によると、糖尿病と肥満には消化管の細菌のアンバランスが関与している」
「これは自分で制御できる健康の重要な側面であることを人々に理解してほしい。遺伝子は持って生まれたものだが、マイクロ バイオームは食生活やライフスタイルを通じて変えることが可能だ」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
肥満は認知能力を低下させる (英語)
(Rise in Weight Linked to Cognitive Decline in Older Adults)
栄養失調の子供が"追い付けない"理由 (英語)
(Why Can't Once-Malnourished Children 「Catch Up」? Answer May Lie in Gut)
Autism's Gut-Brain Connection (英語)
(自閉症、腸と脳のつながり明らかに)
「 National Geographic 」サイトより (英語)
水と地域 - 軟水、硬水、炭酸水 - 水大事典
(硬水,軟水と食文化など興味深い話題も紹介。)
「 サントリー 」サイトより
海外ではタブーな蕎麦をすする音と、ワインの密接な関係
同記事に「けっこう日本人なら知ってる海外でやってはいけないことの1つに麺をすすって食べるというのがあります」
「蕎麦は音を立てて食べるべしという内容が、礼儀作法にすごく厳しかった江戸時代の武家の作法書にも載っていた」
「音を立ててすすると、口の中に空気が入って、蕎麦とつゆの香りが引き立ち美味しく食べられる」
「ソムリエとかがワインを味わうとき、口の中に空気を入れるとき音を立てますよね。
実際ワイン以外でもチーズとか、何か食べ物を真剣に味わうとき、空気を入れて最後鼻から抜くと味の違いがよくわかります。
蕎麦は香りと喉ごしなんて言葉があるほど、香りが大切な食べ物。だからこそ、香りを楽しむ食べ方が定着して、それが作法として定着した」
「外国人の友だちに「なんで日本人は音を立てて麺を食べるんだ」って言われたら、「ワインテイスティングのとき、音を立てるでしょ?それと同じで香りを楽しむためだ」と言ってみても面白いかもしれません」などの記述があります。
「 日刊 ニュージーランド ライフ 」サイトより
「 YouTube ( 日清食品グループ 公式チャンネル ) 」より (動画)
何を食べたいと思うかは胃腸の中のバクテリアも影響?
同記事に「研究によると、腸内のバクテリアは熾烈な生存競争をしており、生存競争過程で人間の食べ物に対する欲求にも影響を与えている」
「バクテリアは他の種のバクテリアとの生存競争に勝つために、自分がより成長できる栄養素を摂取するよう人間に働きかけたり、逆にライバル種のバクテリアが欲する栄養素を抑制するよう働きかけたりと、「綱引き」を行っている」
「この綱引きでは、バクテリアはホストの味覚を感じる味覚受容体を変化させて特定の食品をより美味しく感じさせたり、空腹を誘発するホルモンを出したり、食べ物の摂取を抑制するように迷走神経を操作したりする」
「さらに、バクテリアは他の種のバクテリアとの生存競争に打ち勝つために、ホストの健康増進よりも自らの種の繁栄に有利になるように働きかけることさえある」などの記述があります。
固有で持ち、指紋やDNAのように個人を特定できる微生物雲とは
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
今の あなたの「食物繊維不足」は、子どもに引き継がれる
同記事に「低繊維食は、腸内細菌叢の多様性を失わせることがわかった。
この多様性は世代を追うごとに次第に低下し、食物繊維を豊富に含むエサを与えても回復しなかった」などの記述があります。
ヨーグルトで寿命が伸びる - ビフィズス菌の驚くべき効果を解明
人は微生物のクラウドに包まれている:マイクロバイオーム - 1
人は微生物のクラウドに包まれている:マイクロバイオーム - 2
「 WIRED.jp 」サイトより
「 マイナビ ニュース 」サイトより
「 Human Metabolome Technologies 」サイトより
「 サイエンス ポータル 」サイトより
「 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版 」サイトより
「 東洋経済オンライン 」サイトより
「 東北大学 」サイトより
1位は なんと74.6%!肥満症の人の割合を国別に示した画像
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
「幸運な人」を10年間研究した心理学者が気づいたこと
同記事に「運の一部には思考が大きく作用している」
「結果として、自分が不運だと考えている人は直感に従って判断を下せないという傾向があります。一方で、運が良いと思っている人は、自分の勘を大切にして それに従い、成果を出すことができます。
また、不運な人は常に手順を踏みながら行動しますが、反対に幸運な人は人生に多様性を取り入れており、それによって「幸運な」機会との遭遇が増えているのかも知れない」などの記述があります。
「 ライフ ハッカー[日本版] 」サイトより
【関連情報サイト】
「 東京大学 大学院 農学生命科学研究科 」サイトより
なぜロシアの人々は笑わないのか?
同記事に「ポーランド科学アカデミーの心理学者であるKuba Krys氏は、そんな笑顔について研究しており、文化によっては笑顔が尊敬や温かさの表れとして受け取られないことを指摘しています。
Krys氏は不確実性の回避に焦点を当てて調査を実施しました。不確実性の回避とは曖昧・未知の状況に対して寛容か、それとも脅威を感じるのかを示す言葉で、不確実性の回避傾向が高い国は不確実性を減らすために規則・仕組み・約束事が必要とされます。
一方で、不確実性の回避傾向が低い国は、裁判・ヘルスケアシステム・セーフティーネットなどが不安定な社会システムを持ち、ゆえに人々は未来について「予想がつかず、制御できない」と考える傾向にあるとのこと。
笑顔とは確実性や信頼のサインであるため、不確実性の回避傾向が低い国で人々が笑顔になることは奇妙なものとして見られます」
「不確実性の回避傾向が低い国では、笑顔は愚かであることの表れと捉えられることさえある」
「このほか、別の研究においては、文化における階層や男らしさが、笑顔を含む感情表現のとらえ方に影響を与えている可能性が示されています。
また、幸福について重きを置かない文化では、笑顔を見せる頻度なども変わってくるだろうとみられています」などの記述があります。
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
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科学捜査の新たな「指紋」、体内細菌群で個人特定の可能性
「 AFPBB News 」サイトより
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「魚のニオイ」を嗅ぐと批判的な思考力が高まる:研究結果
「 ライフ ハッカー[日本版] 」サイトより
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「 AFPBB News 」サイトより
鉛筆etc...。死後、あなたが変身できる7つの新しい選択肢
「 Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン) 」サイトより
実験動物、男性の匂いでストレス
同記事に「男性の体臭は、その脇の下の匂いだけで、ネズミにとって、また おそらくは多くの哺乳類にとってストレスになる可能性があることが、最新の研究で明らかになった。
男性の存在によってストレスが誘発されるという発見は、人間でも当てはまる可能性のある大きな発見だ」
「女性研究者や彼女たちが一晩身に付けたTシャツでも同様の効果がないか検証したが、ストレス誘導性無痛覚や類似のストレス効果は見られなかった。
実のところ、女性のTシャツの匂いには、男性の匂いの効果を打ち消す鎮静効果があるとみられる」
「男性の脇の下の汗中に放出され、ネズミたちのストレスを引き起こす3種類のフェロモンあるいは"化学シグナル"が特定された」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
Lab Animals Stressed Out by Men, Study Finds (英語)
「 National Geographic 」サイトより (英語)
「 WIRED.jp 」サイトより
ピダハンの社会を鏡として、これからの「ソーシャル」を考える
「 株式会社 コプロシステム 」サイトより
「 コトバンク - kotobank 」サイトより
「 月の光で澄み渡る 」ブログより
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
失礼な態度は人に伝染するらしい
同記事に「最近の研究では、失礼な態度を受けた時、また失礼な態度を目撃した時にパフォーマンス、クリエイティビティ、そして思いやりの気持ちにまで びっくりするほど悪い影響があることが証明されています。
そして、なんと それだけでは終わらないんです。
実は、失礼な態度って伝染するものかもしれない...というのは、失礼な態度を受けた人や目撃した人が傷つくというだけでなく、2次影響もあるかもしれない」
「失礼な態度を体験した人は失礼な態度に伝染して、次に話す人に同じように失礼な態度を取ってしまう」
「今回の実験で感情と行動、共に伝染してしまうということがわかりました」
「私たちが社会的な刺激(たとえば同僚と会話するなど)を受ける時、脳の潜在意識の深い部分にある「概念」が活性化される」
「この「概念」には色々なことがあります。怒り、喜び、悲しみ、パワー、そして もちろん、失礼さなどの概念があります。
この概念が動きだすのは、私たちが意識して動かすのではなく、勝手に起こることなんです。
そして私たちの中で概念が動きだすと、見ている世界が少し変わってくる」
「例えば、ハッピーな顔を見るだけで、これから見るものがハッピーに見えるハッピーの概念が動き出します。
さらに知力や権力などのパワーについて文章を書くことで、パワーの概念が動き出し、書いた人はさらにパワーを感じるということが研究で わかっています」
「失礼の概念が動きだす時、これから起こることに対して失礼な態度が生まれてしまう」
「そして これが2つの実験から わかったことなんですが、失礼な態度を取られた時や目撃した時、置かれた環境で「失礼さ」に目が行ってしまうようになってしまって、見るものを失礼と感じやすくなり、自分も失礼な態度で返してしまうということなんですね。
例えば、通りすがりの誰かが「すてきな靴ですね!」と あなたに言ったとしましょう。
すると あなたは それを「褒め言葉」と受け取るか、もしくは「けなされた」と受け取ることになります。
それは あなたの脳が決めることなんです。
失礼な態度を経験した後だと、「すてきな靴ですね」は そんな意味ではないのに失礼だ!と受け取ってしまう。
そして潜在意識で、あなた自身も その後に失礼な返事をしてしまうんですね。
そして これの怖いことは、自然に起こってしまうことってことです。
これは私たちが意識していない脳のある部分で起こるので、止めることもコントロールすることもできない」などの記述があります。
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
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日本人が発見した旨み
日本では旨味の存在を100年以上前から主張していましたが、欧米では認められず、味覚の基本味は長年、塩味、酸味、甘味、苦味の4種類と考えられてきました。
このため、英語では旨みに相当する単語がありません。
「 delicious taste 」という単語があてられていた時期もありましたが、現在では「 umami 」でも通用するようです。
※2000年、舌にグルタミン酸を感じる働きがあることが判明してから、この旨味が世界的に認められました。
※現在、味覚の基本味は塩味、酸味、甘味、苦味、旨味の5種類です。
※1908年、東京帝国大学・池田菊苗教授は昆布からグルタミン酸の抽出に成功し、その味を「うま味」と命名。
何でもスナック菓子の味に感じる味覚障害「ドリトー効果」
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
「 WIRED.jp 」サイトより
味覚のほか日本語は擬態語、色彩の表現、天気や気候を あらわす表現も多彩であり、種類も豊かです。
色の表現も豊かで多彩な日本語
日本の色の名前 [色の和名]
2色を混ぜて色を作る [ カラーブレンダー Color Blender ]
「 みんなの知識 【ちょっと便利帳】 」サイトより
「 日本の服の歴史 資料 Maccafushigi 」サイトより
「 NIPPON COLORS - 日本の伝統色 」サイト
Colours In Cultures (英語)
「 Information Is Beautiful 」サイトより (英語)
「 All About (オールアバウト) 」サイトより
「 サーチナ ( Searchina ) 」サイトより
「 マイナビ ニュース 」サイトより
視力を入力すると その目に映る世界が体験できる「Eye Sim」
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「ピンク色のパーカー」がアスリートの心を落ち着かせる
同記事に「1970年代後半、研究者のアレクサンダー・シャウスは、「ピンク色」に関する興味深い発見をした。
ワシントン州タコマにあるAmerican Institute for Biosocial Researchの ライフサイエンス部長だったシャウスは、精神科医マックス・リュッシャーの研究に強い関心をもっていた。
「色の好みは、その人の精神状態を示している」と いうリュッシャーの仮説に対し、シャウスは その逆も また真であるかどうかを知りたいと思った。
すなわち、ある色を眺めることは、人に生理学的、感情的な変 化を引き起こすのかということだ」
「長年にわたる研究の結果、シャウスは このピンク色が実験参加者の心拍数を下げ、攻撃的・暴力的な傾向も抑制することを示した」などの記述があります。
冥王星を見ているとき、私達が本当に目にしているもの - 1
同記事に「暗闇に浮かぶ球体の写真を見て、心を揺さぶられる。
「冥王星は かくも美しい姿をしているのか」と。しかし、少し立ち止まって考えてほしい。
実物を見たことがないのに、なぜ それが冥王星の姿だと言えるのか。
「それは本物か?」というこの根本的な疑問は、何世紀にも わたって科学者のみならず哲学者や芸術家を悩ませてきた」
「わたしが言いたいのは こういうことだ。わたしたちと冥王星を隔てているのは、広大な宇宙空間だけではない。
ニューホライズンズにはLORRIと Ralphという ふたつのセンサーが装備されており、このセンサーは実際に冥王星を"見ている"。
一方、わたしたちが見ているのは写真だ。
こういうとき、わたしたちは哲学的に、「いま目にしているものは、果たして自分たちが付しているのと同じ意味を もつものなのか」ということを疑ってかからなければならない。
ある画像を見て、それを"本物だ"と信じる。しかし、それは必ずしも真理ではない。
写真が もつ意味というのは、撮影技術、写真を拡散する技術、そして見る人の"自分が何をみているのかを理解する技術"によって限定される。
「それは本物か?」という疑問は、科学だけでなく、哲学やアートの分野でも人々を悩ませる。
わたしたちは、自分の目や脳を完全に信用することは できないのだ」
「誰も冥王星を肉眼で見たことがないという事実は、それを"見る"という考えに哲学的苦痛をもたらす。
わたしたちは、実際に冥王星に行くことはできない。だから探査機を送った。
ほかに手段がないので送られた情報を信じるが、テクノロジーが すべてを見せてくれるわけではない。
科学者だって、そこに何があるのか ほかの人よりも確信を もっているわけではない」などの記述があります。
冥王星を見ているとき、私達が本当に目にしているもの - 2
同記事に「カメラはシンプルな機械だ。レンズとシャッターがあり、光が通ってフィルムの化学感光剤やデジタルセンサーの画素に ぶち当たる。
物体に当たって跳ね 返る光子をとらえてデータに変換するのは、別のテクノロジーだ。
また別のテクノロジーが そのデータを画像に変え、さらに別のテクノロジーがその写真を人々の間に拡散させる。
「対象と自分との間に何かが入った瞬間、自分が目にしているものが対象の ありのままの姿だと考えては いけなくなります」とSlateの「Bad Astronomy blog」のなかでフィル・プレイトは言う。
「人間の目は認識や錯覚に いとも簡単に だまされます。
人間の脳は、目が行っていることを解釈しなければなりません。
どんな状況でも、人が世界の ありのままの姿を見ているなんてことは ありえないのです」
自撮り棒に取り付けられたiPhoneから、宇宙の彼方をのぞく望遠鏡まで、写真を撮るとは一連の決定(焦点、距離、露出、コントラストをシャッターを切る、など)を人間、あるいは探査機が下すということだ。
それゆえ写真は、疑いようのない証拠にはならない。
誰かが、どこにカメラを向け、どのように撮影し、どう処理して画像を仕上げるかを選択している。あなたが目にするのは、カメラが目にしたものではない」
「人は現実を所有することはできない」とソンタグは書いた。「人にできるのは、画像を所有する、または画像によって所有されることだ」
ルネ・マグリットの描いたパイプがパイプであるという以上に、冥王星の写真が冥王星だということはない。
写真は表現であり、実体の情報伝達である。誤ることも変化することもある。
これらは最近になって出てきた問題ではない。
1600年代にガリレオが望遠鏡を使って初めて木星の4つの衛星を見たとき、学者たちは彼が「何かを見た」という考えそのものを あざ笑った。
アントーニ・ファン・レーウェンフックも、顕微鏡で何を見たか話したときに同じ経験をした。肉眼で見えないものを機械が どうやって見られるのか?
新しいテクノロジーを使って捉えたものが真実だと なぜ言えるのか? そもそも、おまえは自分が何を見ているのか わかっているのか?」などの記述があります。
冥王星を見ているとき、私達が本当に目にしているもの - 3
同記事に「歴史家で科学哲学者のダグラス・アルチンは こうした疑問について熟考することに人生を費やしてきた。
「冥王星からの画像は、"見る"ということが いかに間接的かを思い出させてくれ、さわやかな気分にさせてくれます」と、彼は言う。
「わたしたちはオリジナルに類似したものを つくっている、ということに かなりの自信を抱いていますが、すべては とても間接的なものであり、テクノロジーの介在を受けたものなのです」
哲学者イアン・ハッキングは科学者たちが この問題を理解するのを、1981年の「顕微鏡を通して見るか?」を通じて手助けしようとした。
彼はテクノロジーを通して何かを見ているとき、それについて知ることは難しいと論じている。
最初の顕微鏡を通してであれ、冥王星の写真について考えるときであれ、 人々は哲学者が呼ぶところの"代理選択肢"に頼る。
それはアルチンが"間接的、あるいは副次的──しかし必ずしも信頼できないわけではない──他の方法では、観察が困難な事象を証明する手段"と表現したものである。
顕微鏡の例では、ハッキングが提案した解決策は「干渉」である。
研究対象に物理的な方法で影響を与えてみて、それが画像で見られるような仕方で反応するかどうかを見るのだ。
「わたしたちは自分が見ていると思っているものに対する確信を得ることができます。
なぜなら それに まったく別の物理的な方法、例えばマイクロインジェクションといった方法で触れることができるからです。
まったく異なる物理法則を使った装置で、同じサンプルのなかに同じ構造を観察できるので、確信を もてるのです」と彼は書いた」などの記述があります。
「 WIRED.jp 」サイトより
「 roomie (ルーミー) 」サイトより
「 生涯学習 神田雑学大学 」サイトより
「 アットホーム『こだわりアカデミー』 」サイトより
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
女児が「女性は頭が良い」と思う傾向、6歳までに弱まる
同記事に「男女の性差についての固定観念は6歳までという早い時期に現れ、女児の間で「女性は頭が良い」と思う傾向が弱まり「男性は頭が良い」と思う傾向が強まることが2017年1月26日発表の研究論文で明らかになった。
米科学誌サイエンス(Science)に掲載されたこの論文は、5歳から7歳の間の就学前後の子ども400人に一連の課題を与えた研究に基づくもの。
ある課題では、子どもたちに「とても頭が良い」人についての短い物語を、その人物が男性か女性かのヒントは与えずに聞かせた。
5歳児では、男女とも等しく「とても頭が良い」人は自らと同性だとする傾向があった。
ところが研究論文によると、6歳と7歳では、「女児は男児に比べ、自分たちの性を頭の良さに関連付ける傾向が著しく低かった」。
また研究では、男2人女2人のうち学校で好成績を収めるのは どちらと思うかを質問した。女児は好成績を収めるのは女児と答え、年齢の差で回答に違いはなかった。
女児は学業成績と頭の良さを別個のものとして認識していると研究論文は指摘している。
さらに、頭の良い子向けのゲームと努力をする子向けゲームの間では どちらを選ぶかの質問では、6歳と7歳の女児は男児よりも頭の良い子向けゲームに興味を示さない傾向が みられた。
米イリノイ大学(University of Illinois)アーバナ・シャンペーン(Urbana-Champaign)校の研究者で同論文の主執筆者の辺琳(Lin Bian)氏は、研究結果は女性の職業選択に重要な示唆を与えているとし、物理や哲学など、一般的に頭の良さと関連付けられている分野を避ける結果となっている可能性があると述べている。
「女性が子どもの頃から、賢さと男性を関連付けるステレオタイプを どのように、いつ身につけるのか、理解するのは重要だ」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
「 The Source | Washington University in St. Louis 」サイトより(英語)
愛情と欲望の違いは目の動きで判る(英語)
「 UChicago News 」サイトより(英語)
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
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「 サーチナ ( searchina ) 」サイトより
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「 ぼやき くっくり 」サイトより
「 みんなの知識 【ちょっと便利帳】 」サイトより
大数と少数が豊富な日本語
漢数詞
漢数詞(21の大数と24の少数)・浄 ~ 無量大数
「 みんなの知識 【ちょっと便利帳】 」サイトより
日本人と日本語
日本人の音意識
「 一般社団法人 日本音響家協会 」サイトより
「 ほそかわ・かずひこの <オピニオン・サイト> 」より
「 サーチナ ( Searchina ) 」サイトより
insect-listening and the spatial imagination in japan. (英語)
( 虫ききと空間イマジネーション )
「 kagablog - Kaganof.com 」ブログより (英語)
「 理化学研究所 」サイトより
Language pitch(英語)
( 言語による周波数の高低差 )
「 Erik Bernhardsson 」サイトより(英語)
音楽の好みは文化に大きく左右される
同記事に「Nature誌で発表された新しい研究によると、音楽の好みは その人を取り囲んでいる文化の中で一般的に聴かれている音楽に起因しているそうです。
MITとブランダイス大学など複数の大学から集まった研究チームが2011年と2015年に こんな実験を行ないました。
被験者に協和音のコードと不協和音のコードの両方を聴いてもらい、心地良さを評価してもらうというもの。
ちなみに調査対象となったのはアメリカ人と、西洋文化に あまり触れたことのない南米アマゾンの原住民Tsimane族、そしてTsimane族の居住地の近くに住みスペイン語を公用語としているボリビア人でした。
西洋文化では協和音に心地よさを感じ、不協和音を聴くと緊張したり耳障りに感じたりするのが一般的です。
Natureに掲載された発表によると、不協和音コードは「西洋音楽の不安定同位体」で、より安定的な状態に戻りたいという印象を与える」
「西洋文化に多く触れる機会のある人は通常、不協和音のコードに嫌悪感を抱くでしょう。これを情動効果として音楽に使うことも多いそうです。
ハーモニーやコードは使わず、同時に聞こえるのは ひとつの音色だけという音楽に慣れているTsimane族が この2種類のコード聴いたところ、協和音も不協和音も同じぐらい心地よいと評価しました。
また、ボリビア人の被験者たちは協和音を好みましたが、アメリカ人ほど協和音と不協和音の評価の違いが大きくありませんでした。
MITの教授で研究の指導的立案者であるジョシュ・マクダーモット教授は、この研究は協和音と不協和音の好みは西欧の音楽文化に どのぐらい触れているかによって決まり、生得的なものではないということ、また、これらの研究結果は、音楽の好みが形成されるのに文化が大きな役割を果たしているということを示しているのだと語っています」などの記述があります。
「 Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン) 」サイトより
京大が音で遺伝子応答が起こる可能性を示す
同記事に「可聴域音波が細胞レベルでの応答を引き起こすかどうかを、細胞の遺伝子応答に着目して追究。
さまざまな種類の細胞にさまざまな音波を当て遺伝子解析を行ったところ、細胞によっては特定の遺伝子群の働きが抑制されることや、その応答レベルには音の大きさや波形などの特徴が大きく影響することをが明らかになった。
中には抑制応答が見られない種類の細胞もあることから、分化など細胞の状態によって、音に対する応答の仕方が異なると考えられるという。
今回の成果を受けて研究グループは、今後、実験を通して検証を進めることで、細胞が持つ音波に応答する仕組みを明らかにするとともに、音が生命に与えうる影響を多角的に考察していくとしている」などの記述があります。
「 マイナビ ニュース 」サイトより
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
現在の中国人は「日本語」が無ければ会話すらできない
同記事に「"混じり気のない純潔"な言語は、すでに消滅しているか、または消滅の危機にひんしている。純潔ではなく、対外的に開放され、包容力を持った言語こそが強大な生命力を有しているのである。現在、世界の主流の言語である英語やフランス語、スペイン語、ドイツ語、日本語、ロシア語などは いずれも これらの特徴を備えている。外来語が これらの言語に常に新しい血を注入し、その表現力を さらに豊富にさせているのである」
「現在 使われている中国語の中の日本語に由来する外来語は、科学・技術や経済、政治、社会など多岐の分野にわたっており、その数量は非常に多く、使用率も非常に高い。もし、これらの"日本製中国語"を使用しなければ、現在の中国人は まったく意思疎通ができないだろう」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
記憶は脳の外にある? プラナリアの実験から わかったこと - 1
記憶は脳の外にある?プラナリアの実験から わかったこと - 2
いま日本が世界に提示すべき価値観とは? - 1
同記事に「日本の特徴のひとつに「言語化しない文化」がある。端的なのは、伊勢神宮の式年遷宮だろう。
20年に一度、2つの正殿と14の社殿、1000点を超える調度品を造りかえて神座を遷すという「仕組み」を通じ、1300年にわたって日本古来の建築様式や伝統工芸の技術を継承している。
これほど大掛かりなものでなくても、大工仕事にも、茶道にも、華道にも、日本の多くの伝統文化には「書かれたマニュアル」は存在しない。
師匠の背中を見て、空気を読んで、肌で感じることが習得の術である。
「書かない文化」への考察において、最初の講師、民俗学者の畑中章宏さんが面白い話をしてくれた。
東北地方は、歴史上、幾度となく地震や津波の被害を受けてきた。
浸水の恐れがある低地には「地震があったら津波に用心」という石碑がポツリ、ポツリ と残っている。
しかし津波の記憶は驚くほど簡単に失われていく。
人々は生活のために再び海に出ていき、甚大な被害を被った地域も復興していく。
石碑の存在は あっという間に忘れられていく。
しかし一方で、伝承には文字に加え口伝えという方法もある。
妖怪や河童など、その土地固有に紡がれてきた物語が それにあたり、災害と結びつくものが多いというのである。
妖怪を生み出すのは、人の心象風景である。
個人として体験した災害や苦しみは、心に異様な風景を生み出す。
それが時間を経て少しずつ消化され、個の記憶が、地域全体の記憶として昇華する。
龍の物語は、水にまつわる不幸な出来事を発端に生まれたものが多いとされる。
事実は消滅しても、その土地の感情として、次世代に継承されていく。
言語で定義されたものに比べ、日本式の体験による継承は時間がかかる。
解釈の幅も生まれる。そのため同一性を保つ強さはない。
しかし、物事の本質を思考させ、形状やディテールは変化しても、本質的な価値を維持しようとする、動的な継承法と読み解くことができるかもしれない」などの記述があります。
いま日本が世界に提示すべき価値観とは? - 2
同記事に「見えないものを見る」ということで言えば、「空気を読む」のも、日本固有の感覚だ。
周囲を気にして、行動に移せない性向を自嘲するニュアンスもあるが、若林さんは あっけらかんと「日本人ってさ、空気を読めるんだぜ。それって凄くない?」と言うのだった。
空気を読む能力は、能に通じる。第3回にお招きした、能役者であり甲骨文字の泰斗でもある安田登さんの話を伺って感じた。
能には指揮者がいない。演者は神経を研ぎ澄まし、互いの動きを読みながら、即興的に物語を展開していく。
発声や身体の動きは、完全に一致させる必要がある。
そのためトレーニングでは、一緒に舞う、背を向けて舞う、そして仕切り扉越しに まったく見えない状況で舞う。
相手の声が聞こえてから発声するのでは遅すぎる。
相手の動きを見てから動くのでは遅すぎる。
一寸違わず、同じ瞬間に動き、声を発するには、相手の聞こえない声を聴き、動いていない動きを見るのだという。
ふと考えると、感覚を澄まして集合知とシンクロする行為は、生活のなかで実践している気もする。
例えば人で溢れかえる駅のプラットフォームで、身体をぶつけずに歩く術も、外国人にとっては驚きらしい。
議論の場では、大切なことは言葉にしないまま進めていく。
能にも似た様式をもって、日本人は いまなお空気中に浮かんでいる言われていない言葉を聴き、動いてない動きを読み取る行為を繰り返している」
「把握したいのは、現在形の日本であり、日本を動かしている基本ルールとアーキテクチャーである。
それを把握することで、わたしたちの日本文化の発信は生きたものになるし、都市をはじめとする あらゆるデザインも、そこで展開されるビジネスやカルチャーの設計も、日本の風土や そこに育まれた感覚や感性に寄り添った自然なものとなっていくはずだ。
日本文化といわれるものの背後にあるアーキテクチャーを、地道に言語化していく作業は、いま わたしたちにとって必要であるばかりでなく、世界からも求められていることなのだ」などの記述があります。
「 WIRED.jp 」サイトより
「 東洋経済オンライン 」サイトより
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
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虫や蛙の音を音楽として処理する脳をもっているのは先進国では日本人だけだそうです。この脳の構造の影響なのか、他国には無い 独自の発想が生まれるのかも知れません。
しかし、この差異のためなのでしょうか、外国人には どうしても理解できないことや伝わらないことが多々あります。
たとえば「わび、さび、渋さ、粋」「物のあわれ」、俳句などで「かわず飛び込む水の音」.「岩に染み入るせみの声」などを どんなに説明しても外国人には本当の意味で理解してもらうことは困難なようです。
脳の構造が違うのだから仕方がないのかも知れませんが、日本人のことや日本の文化を外国人に いくら話しても本質的には理解されない、わかりあえないことや、そのために生じる誤解を自国以外に暮らす日本人は どうしようもなく絶望的で いい知れぬもどかしさを他の外国に住む どの民族よりも強く感じているのではないでしょうか。
日本は、言葉だけではなく道具という面においても諸外国とでは差異があります。
その一例として大工道具の鋸(のこぎり)、鉋(かんな)などは日本では奥から手前に引くときに切れたり削れるようになっています。
それに対して欧米などの ほかの諸外国では手前から奥に押す時に切れたり削れるようになっています。
鋸では押して切る方が大きな力が入るため、かたい木材を切断するには都合がよく、その力に耐えられるように刃の厚みが必要になります。刃が厚ければ削られる幅(挽道)も大きくなり、力が必要になります。
ただ、大きな力が入っていると微妙な手加減を要求する精密な加工には向かないということがあります。
一方で刃の厚みが薄ければ、微妙な力の加減ができることや削られる幅(挽道)も少ない点からも精密な作業に向くのです。
なぜ、日本だけが多くの諸外国でも使われるメジャーな押して切るという方法ではないのか?
外国から これらの道具が伝来したままの押して切るという方法から、あえて決別した理由とは何か。
やはり、ほかの外国人では満足できる精度や仕上げであっても、日本人には満足できなかったのだろう。
これは、製品の精度や品質、鉄道時刻の正確性など、日本の随所に あらわれていて、現代に至るまで連綿と受け継がれている日本的な特徴などと共通するという事実は実に興味深い。
紙よりも薄い日本のカンナでの削り屑「日本の匠の精神に敬服」
同記事に「これ、削る方向が逆じゃないか?」 などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
言葉(文法)以外にも日本と諸外国では全く反対であることも多い。
例えば日本の国旗は昼を象徴する太陽であるのに対し、諸外国の国旗の多くは星や月(三日月)など夜や暗闇を象徴しています。
( 余談ですが、三日月を採用する国旗が多い中で、パラオ共和国の国旗は一説には、満月と海をイメージしているそうで、日本の日の丸の旗に似ています。
それも そのはず、パラオという月は日本という太陽があってこそ輝く。パラオは月のように日本から命を受けて光っている、という意味が込められているからだそうです。)
すべて変!
「 日本は世界を平和にします 」ブログより
パラオ共和国 アンガウル州
同記事に「アンガウル州では公用語としてパラオ共和国の公用語であるパラオ語と英語の他、日本語がアンガウル州憲法第12条第1項で定められている」などの記述があります。
「 Wikipedia 」サイトより
世界に輝く太陽の国、日本。
専門家によれば、これから日本を襲うことが指摘されている複数の超巨大地震によって日本が壊滅的状況になるという予測があります。
世界が日本という大きな太陽の輝きを失うことで、必然的に星や月が支配する闇夜の世界になることは、世界の国旗からも容易に推測ができるという指摘があります。
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世界の国旗 一覧
「 世界地図・世界の国旗 」サイトより
「 日本人の教育 2 」ブログより
「 世界の料理 総合情報サイト e-food.jp 」より
18 National Flags Made From Food (英語)
( 国を代表する食べ物で作られた国旗 )
「 TwistedSifter 」サイトより (英語)
《コラム:言い知れぬ感情》
世界でも極めて稀な国、日本。どんなに貴重な国であるか、知れば知るほどに痛感するのです。
しかし、その日本の中枢に 今、地震という不可避の危機が迫っています。
超巨大地震は その発生規模や発生する地域を考えれば破局的状況により、国家存亡の危機を招くことは疑いようもなく明白です。
日本という国について、まだまだ世界に知られていないことも多い。
日本が持っている伝統文化や世界を支える素晴らしい技術、稀に見る国民性や素養を持つ 貴重な日本人が災害によって、その多くが失われることを思う時、日本人として 今も地球上で未発見のまま人知れず絶滅し 消えゆく 無数の生物種を思うのと同様の感情を禁じ得ない...。
書考空間:もしも日本が消えたなら 世界を支える日本のチカラ
同記事に「日本について、実は私たちは よく知らないし、それを実感する機会というのも なかなかありません」
「もしも日本という国家が この世からなくなったら」と想定することによって、今まで日本人でも知らなかった日本のスゴさが見えてくるというのです。
本書は、もし日本がなくなってしまったら、世界の国々に どのような影響があるのかを、様々な調査データや分析結果をもとに解説しています。
世界有数の経済大国である日本がなくなることによる世界経済に対する影響は もちろんですが、面白いのは「日本の技術」がなくなることによる影響。
本書によると、品質も使い心地も圧倒的にハイレベルな日本のメイク用品や紙おむつがなくなると、世界の女性や赤ん坊は大泣きする毎日を送るのだとか。
日本製の化粧筆は、「海外製品では真似のできない究極まで揃えられた毛先とその柔らかさ、穂先の絶妙なコシと弾力性がスゴい」という特徴があり、日本製じゃないとダメだという人は世界に多くいるのだという。
さらに本書では、日本がなくなると、娯楽も趣味も味気なくなって意気消沈してしまうとして、エンターテインメント界やスポーツ界へ与える大きすぎる影響も解説しています。
日頃当たり前だと思っていたことが、日本という国からの実にありがたい恩恵であり、世界をリードする日本のスゴさで あったことを本書は教えてくれます」などの記述があります。
「 TOKYO FM 80.0MHz - FM RADIO STATION 」サイトより
Japanese quality (英語)
「 Wikipedia 」サイトより (英語)
「 JAPAN QUALITY REVIEW 」サイト
「 Google Cultural Institute」サイトより
日本の町工場に見るmade in japanの神髄,その驚くべき技術力
日本製造業の高い競争力の秘密
同記事に「メイド・イン・ジャパン、常に世界をリード、これに取って代わるものなし」
「国連工業開発機関(UNIDO)によると、日本の工業競争力は21世紀以降、常に世界トップの地位を維持している」などの記述があります。
「小型化」が日本人の得意技になったのは なぜか?
同記事に「日本人は精巧な工芸品や縮小した小さな工芸品を作るのを得意としている。
ユーラシア大陸から輸入した丸い うちわ(団扇)は、日本人の手で小さな扇子に生まれ変わり、その後 世界各地に逆輸出された。
大正時代、日本人は西側から輸入した長い傘を小型の短い折り畳み傘に改造し、それを世界各地に同様に逆輸出した。
このほか、日本人は世界最小のオートバイや、室内のステレオを歩きながら聞けるウォークマンに小型化するのに成功した」
「山々に囲まれた地で育ち、遠くを見ることができなかった日本人は外の情報を知ることや旅することを好んだ。
どうして?という理由を探しに旅に出る日本人は旅の際には いつも山を越え、川を渡り、湿地を通り抜けた。
日本列島の地形は牛や馬を輸送道具に使用することはできない。
日本人は自分で荷物を背負い、一歩一歩長い距離を歩くしかなかった」
「徒歩で旅する日本人にとって、物を縮めることや重量を軽量化することは、かけがえのない価値があった。
人々は物を細かく、小さくする方法を考え、大きな荷物を圧縮して小さい荷物にした。
荷物を背負って徒歩で旅をする日本人の縮みの志向は、さらには人々の精神世界の美学にまで高まった。
日本人の縮み志向の謎は ついに解き明かされた。
民族に共通した性向の理由は実のところ極めてシンプルであり、そこまで複雑なものではない。
日本人の縮み志向の謎の答えは、日本列島の地形や気候の中にあったのだ」
「この縮める技術だけが、持続可能な最も省エネの社会を構築することができる」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
もしも地球上から日本が消え去ったら...何が起きるか考察
同記事に「熊本、大分両県で規模の大きな地震が断続的に発生し、被災地で生産されていた「部品」が地震によって生産停止となり、世界各国で部品調達ができなくなるのではと懸念が高まった。
こうした状況は東日本大震災の際にも起きたことだが、中国メディアの今日頭条は、もしも世界から日本がなくなったら、どのような状況が発生するのか考察している。
経済分野について、国内総生産(GDP)が世界第3位の日本が世界から消えてしまえば、世界経済に大きな影響が出ることは考えなくとも分かることだ。特にアジアには甚大な影響が出るだろう。
電子機器や自動車など、日本から部品を調達していた企業は製品を作れなくなってしまい、業績悪化ひいては倒産という可能性だってあるだろう。
記事は経済分野のみならず、日本のアニメや漫画などの文化を取り上げ、日本が消えれば こうした文化も消えてしまうと指摘したうえで、「愛好家にとっては人生の重要な支えを失ってしまうだろう」などの記述があります。
「 サーチナ ( searchina ) 」サイトより
「 日本は好きですか? 」ブログより
「 ロイター.co.jp 」サイトより
熱帯林の現状
同記事に「アマゾンは『生物の宝庫』といわれるように、地球上の生物遺伝子資源の約半分が生息し、全体の2%しか生物種は明らかにされておらず、残りの98%は未だ眠ったままであるといわれています。
広大な面積を有するアマゾンの熱帯林ですが、開発のために伐採され、驚くほどのスピードでジャングルは その姿を消しています」
「アマゾンにおいての生物種の絶滅は、これから発見されるかもしれない医薬品の可能性をも奪っています」などの記述があります。
「 特定非営利活動法人 熱帯森林保護団体 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
田沢湖で絶滅した固有種クニマスの山梨県西湖での発見
同記事に「クニマスOncorhynchus kawamurae Jordan and McGregor in Jordan and Hubbs (1925)は秋田県田沢湖に生息していた固有種であったが、1940年に玉川の強酸性水が田沢湖に導入され、以後、姿を消した。
しかし、1935年に10万粒の発眼卵が移植された湖のひとつ山梨県西湖で、2010年3月初めから4月初めにかけて、水深30~40mの湖底に仕掛けた刺し網によってクニマスと同定できる9個体が得られた」などの記述があります。
「 京都大学 」サイトより
※「移住」したことで絶滅を免れた 田沢湖の固有種「 国鱒 」。
日本固有種?である日本人も、移住したことで......。
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日本人のDNA
Human Y-chromosome DNA haplogroup (英語)
同記事内の世界地図は日本の周辺国と日本人の遺伝子の違いが一目瞭然で非常に興味深い。
「 The Full Wiki 」サイトより (英語)
「 日本人の起源 」サイトより
1-2Y染色体ハプログループにおける日本人他 東アジアの傾向
「 共同体社会と人類婚姻史 」ブログより
日本人と中国人,外見は似ているが 遺伝子レベルでは大きな差異
「 レコード チャイナ 」サイトより
日本人は日本人...日本人の祖先と中国人の祖先は関係なかった
「 サーチナ ( searchina ) 」サイトより
「 G 独り言 」ブログより
「 日経サイエンス」サイトより
「親切遺伝子」の有無、初対面でも判別可能
リベラルか保守かは、遺伝子で決まる?
同記事に「政治的にリベラルか保守かという傾向と遺伝子、より正確には、一つの遺伝子の特定の変異体とを関係づける研究が発表された。
この変異体は、男性よりも女性に及ぼす影響の方が大きいようだという。
シンガポール国立大学(National University of Singapore、NUS)のリチャード・エプシュタイン(Richard Ebstein)氏が率いる研究は、シンガポールに住む漢民族出身の大学生1771人を対象に、質問表への回答とDRD4遺伝子の変異体の有無を比較した。DRD4遺伝子は、神経伝達物質ドーパミンの脳内での放出のされ方を決定する遺伝子の一つだ。
研究で明らかになったのは、不平等を非難する傾向の強いリベラル派になるか、変化に慎重な筋金入りの保守派になるかという違いと、この変異体の有無とに強固な関連性があることだ。
さらに一般的には女性の方が男性よりも保守的な傾向が強いが「政治的姿勢とDRD4の関連性は、女性の場合、非常に顕著」で、男性では女性ほどではないことが示された。
これらの研究結果は、同じ遺伝子に関連し同様のパターンがみられた欧州系人を対象とした先行研究によっても強化される。
「氏(遺伝子)か育ち(環境)か」という長年の論争では久しく社会的価値観、特に政治的価値観は、育った家庭環境、教育、社会階級に基づくとみなされていた。
しかし、研究者の言葉を借りれば「生物学を無視することはできない」報告が相次いでいる。
脳は特徴ある複数のドーパミン経路と つながっているが、その一つはリスクを冒すことに関係しており、これは ほぼ間違いなくリベラルか保守かの二分法に相対している。
今回の研究では、保守傾向かリベラル傾向かを評価するために標準化した質問表を使用し、遺伝子と政治的姿勢の関連性を解くことを試みた先行研究との比較を容易にした。
エプシュタイン氏らは「われわれの研究結果によって、政治的姿勢の個人差、特に女性における それに、DRD4遺伝子変異体が寄与する役割に関する証拠が得られた」と結論している」などの記述があります。
DNAで名競走馬が分かる?歩き方に影響する遺伝子の変異を特定
クマムシに大量の外来DNA、驚異の耐久性獲得の一助に?
同記事に「クマムシ」が、細菌や植物などの全く類縁関係のない生命体から大量のDNAを獲得していることを解明したとする研究結果が発表された。
これらの「外来」遺伝子は、クマムシが極めて過酷な環境で生き延びる助けになっているという」
「環境適応力が非常に高く、極端な温度下でも生存可能だ。マイナス80度の冷凍庫に10年間入れられた後でも、解凍から20分後には再び動き回り始めることができる。
クマムシのゲノム(全遺伝情報)を解読した米ノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina at Chapel Hill)の研究チームは、全体の6分の1近くに相当する17.5%が異種生命体に由来するものであるという驚きの事実を発見した。
大半の動物に関しては、ゲノムのうちで外来DNAに由来するものの割合は1%に満たない」
「ノースカロライナ大教養学部のボブ・ゴールドスティーン(Bob Goldstein)氏は「数多くの動物が外来遺伝子を獲得していることは知られていたが、これほどの度合いで起きるとは思いも寄らなかった」と述べた」
「今回の研究ではまた、DNAが どのように継承されるかに関する変わった新事実が浮かび上がった。
ゴールドスティーン氏らは、クマムシが約6000 の外来遺伝子を獲得していることを発見。
その大部分は細菌からの遺伝子だったが、他にも植物、菌類、古細菌の単細胞生物の遺伝子もあった。
ゴールドスティーン氏の研究室に所属する博士研究員で、論文の第1執筆者のトーマス・ブースビー(Thomas Boothby) 氏は「極度のストレスに耐えて生存できる動物は、外来遺伝子を獲得する傾向が特に高い可能性がある。
そして細菌遺伝子は、動物遺伝子よりもストレス耐久能力が高いのかもしれない」と指摘した。実際に、細菌は数十億年もの間、地球上の非常に過酷な環境を生き抜いてきている。
クマムシは、遺伝子の「水平伝播」によって外来遺伝子を獲得する。これは、DNAを親から継承するのではなく、生物種間で遺伝物質を交換することを指す。
ブースビー氏は「遺伝子の水平伝播はより広く受け入れられ、知られるようになってきており、進化と遺伝物質の継承、ゲノムの安定性についての知識を変えつつある」と語る。
外来DNAは無作為にゲノム内に取り込まれるとみられるが、ゲノム内に残るこのDNAの おかげで、クマムシは非常に過酷な環境でも生存できるのだという。
研究チームによると、クマムシのDNAは、極度の乾燥状態などの極めて強いストレスにさらされると細かく断片化される。
細胞に水分を戻すと、 DNAを格納している細胞核と細胞膜は一時的に物質を通しやすい状態になり、水分子以外の大型分子も容易に通過できるようになる。
細胞が水分を取り戻すにつれて、クマムシ自身の断片化したDNAが修復されると同時に外来DNAが取り込まれ、異種生命体から伝播される遺伝子の「パッチワーク」が形成される。
「よって、生命の『系統樹』について考えるのではなく、生命の『クモの巣』や、枝から枝へと横断する遺伝物質を考えることが可能になる」とブースビー氏は説明した」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
「 WIRED.jp 」サイトより
正義感や道徳心は両親から遺伝するという可能性が示唆される
同記事に「これまで正義感や道徳心という後天的に獲得すると思われていた性質が、両親から遺伝的に受け継がれるものであるという可能性が示唆されています」などの記述があります。
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「 マイナビ ニュース 」サイトより
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ネズミの恩返し行動を発見、人間以外で初
同記事に「ネズミは仲間から受けた親切を忘れず、恩返しをするらしいという研究成果が先週、英王立協会の専門誌『バイオロジー・レターズ』に発表された。
こうした行動が人間以外で観察されるのは初めてと、論文の共著者でスイス、ベルン大学の行動生態学者ミハエル・タボルスキー氏は言う。
ネズミが互いに協力し、助け合うことは既に知られているが、目先の利益がない場合は仲間に見返りを与えたりすることはないと、これまで一般的に考えられてきた。
ところが実験でドブネズミは、以前に自分を助けてくれた個体に対して、よく見返りを与えることがわかった。
次の機会にも確実に手助けしてもらうためではないかと、研究チームは考えている」などの記述があります。
昔話は遺伝子よりも伝わりにくい
同記事に「ニュージーランド、オークランド大学の進化心理学者クエンティン・アトキンソン(Quentin Atkinson)氏は、この有名な昔話に焦点を当て、人間の文化的各集団間、あるいは内部でどの程度の差異があるのか、そして昔話が複数の集団を またいで伝播されていく仕組みを分析した。
この研究でアトキンソン氏のチームは、通常は特定の生物種内の遺伝的変異を分析する際に使うツールを使用して、この昔話のバリエーションを分析した。
その結果、民族言語集団(言語と民族性で分類したグループ)ごとに、大きな差異があることが判明したという。
チームは、「集団の枠を超えた文化伝承は、遺伝子の伝播よりも難しい」との結論を下している。
研究対象の昔話は、異なる言語民族集団の間で内容に9%の差異があることが示された。
一方、ヨーロッパの集団間での遺伝子の差異は、1%未満に留まっている。
各集団の遺伝子の差異は小さいが、文化の差異は大きいという興味深い結果が出た」
「比較的容易に別の集団に移入し、ランダムに伝播されていく遺伝子とは異なり、新しい文化や概念は、別の集団に移入しても そのままの形で定着することが難しいという。
昔話そのものは「民族言語集団」の垣根を超えて伝播されたが、新しい文化や概念には、細部が改変されるといった反作用のような力が働く。遺伝子の場合には当てはまらない特徴だ」
「人が ある文化集団から別の集団に移住すると、集団内の遺伝子の多様性は増すことになる。
そうした移民が子孫を設けると、新しい遺伝子の混入が さらに促進され、集団内に新しい群が形成される。
しかし、文化は必ずしも一新されるわけではない」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
Humans Swap DNA More Readily Than They Swap Stories (英語)
「 National Geographic 」サイトより (英語)
幸福・名前・運命
奇をてらった名前の影響は?英語版「名は体を表す」
「 AFPBB News 」サイトより
「 ライフハッカー[日本版] 」サイトより
名前の音でわかる、性格と相性 - 1
( 人から呼ばれる自分の名前が、性格形成に影響する )
「 All About (オールアバウト) 」サイトより
「 ロケットニュース24 」サイトより
西洋風の名前で語尾が(o)だと男性名,(a)だと女性名になる理由
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
Ordering effects, luck & rationality (英語)
「 Stumbling and Mumbling 」サイトより (英語)
「 音相システム研究所|日本語の音相 」サイトより
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《道草コラム:日常と非日常・常識と非常識》
公共交通機関で眠っている人が居たが、実は睡眠薬強盗の被害者であった...。鉄道の時刻が正確だと思っていたら、列車は まる一日遅れだった...。
決済に使われる偽札の多さに辟易(へき えき)した会社が満を持して投入した偽札判別機....しかし、偽札判別機そのものが偽物だった...。
赤信号の交差点を車がノーブレーキで横切った...。4人乗り、5人乗りのバイクを目撃した....というように海外では驚きの連続。
日本においての非日常が海外では日常であり、文字通り日常茶飯事ということもあります。
暑い国においての こうした肝を冷やすような出来事の日常は つかの間の暑さ対策ということなのかも知れない。
しかし、寒い国においても背筋が凍るような日常があるのだが...。この場合は より寒い経験をすることによって寒さを紛らわしている....というようにでも解釈すれば良いのだろうか...。〈一部は筆者の実体験〉
こうした世界の国々と比べて、日本という国は先進国でありながらも無人販売所が成立するほど、世界でも稀な、きわめて高度な信用と信頼が奇跡的に残存している稀有な国なのだということの貴重さを深く感じるとともに誇りに思います。
しかし本来、信用や信頼があってしかるべきなのであり、交通マナーが良くあるべきであり、運行時刻が正確であるべきであり、製品の品質が良くあるべきであり、女性が性犯罪などに遭わずに夜道を安全に歩けるあるべきであり、これが当たり前の本来のあるべき姿、常識と言うものですが、世界の常識とは何なのでしょうか?
日本の常識は世界の非常識と、よく言われていることです。しかし、考えてみれば、世界の常識、すなわち治安が悪くて当たり前、公共交通機関の時刻が不正確で当たり前、などと言った世界の常識こそが、実は非常識なのであって、日本が極めて常識的であり、その極めて常識的な国が世界では あまりにも少なく(皆無に等しい)、少数派であるがために日本の常識は世界の非常識と言われてしまうのは残念なことです。
筆者が海外で感じること...それは「日本 ( にっぽん)が足りない...」「もっと日本を...」「日本人よ、もっと海外へ...」こうしたことを、海外で何度つぶやいたことか...。
10 Reasons why Japan Rules (動画)
「 YouTube ( nekohakase's channel ) 」より (動画)
「 ロケットニュース24 」サイトより
「 一般社団法人 和えの会 - 日本人 ことはじめ講座 」サイトより
日本が誇る数多くの世界一、中国との差は歴然
同記事に「1kgの石油が生み出すエネルギーの価値を計算すると、日本が10.5ドルで世界一」
「1990年以降、研究開発費用がGDPに占める割合も日本が世界一。労働人口1万人当たりの研究者の数も、日本が世界一だ。
日本の小学校入学率100%や中学校入学率99.5%も世界一。大学教育を受けた人の数が総人口の48%に上り、基礎教育の充実が平均的に文化レベルの高い日本人を生み出している」
「日本の国家イメージは世界一。森林率は64%で世界一」
「日本は長寿世界一の国であり、世界で最も政治的にクリーンな国の1つでもある。
さらに、世界で最も公平な所得分配の国であり、所得分配の不平等さを示すジニ係数はわずか0.285しかない」などの記述があります。
ここ百年の日本の驚異的成長、その根拠は"社会的動員力"にあり
同記事に「1868年の明治維新からわずか30年で、中国を中心とした東アジアの構図を書き換えた日本」
「経済面となると、日本は明治維新後の わずか50年で世界5強の一角となっている。第二次大戦後は重工業で栄え、アジア最大の経済大国となり、1983年にはGNPが米国を超え、米国国債の40%を保有する世界最大の債権国となった」
「日本が目を見張るような台頭を実現したのは日本の国民に他の民族にはない社会的動員力があることが最大の要因だと指摘されている」
「1950年から1990年の40年間にGNPが152倍にまで成長したのは、第二次大戦後、経済を通じて国を再び興すという一元化された全国民の意思が あればこそ」などの記述があります。
中国人、日本に来てわかったこと
同記事に「日本に来て初めて、生活は便利で社会は安全で努力さえすれば報われると知った。
だから、地震や放射能が怖くても、こんなに たくさんの人が ここに残り、去っても また戻ってくるのだろう」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
Never Lost, but Found Daily: Japanese Honesty (英語)
「 NY Times Advertisement 」サイトより (英語)
「 サーチナ ( searchina ) 」サイトより
「 日本は世界を平和にします 」ブログより
ブラジルで「実に好ましき人種」と讃えられた日本人
同記事に「日本人の清潔さに感嘆し、次のように記した。「移民は18日午後上陸し、同日サンパウロに到着したが、彼らを輸送した笠戸丸の船室および その他諸般の設備を見ると、みなよく清潔を保っていた。それだから、日本船の三等船室は、太平洋を往復する欧州航路の一等船室よりも清潔だと評する者さえ、サントスで見受けられた」
「移民は移民収容所に入るにあたり、秩序整然として列車から降り、少しも混雑の模様なく、また その車中を検査したら、ツバを吐いてある跡は一つもなく、果物の残りクズなどの散乱したものも皆無。観察者をして不快感を起こさせるようなことは、一つもなかった」
「移民たちは食堂で交替して食事を終え、約1時間後に各自に定められた寝室を見るために食堂を出たが、驚くことには、彼らの去った後にはタバコの吸いがらもツバを吐いた跡もなかった」
「もしも、これが他国の移民ならば、その居所はタバコの吸いがらやツバでもって不潔化することだっただろう」
「税関吏の語るところによると、このような多数の移民が秩序よく、その手荷物の検査を受け、一人として隠す者がなかったことは、いまだ かつて見なかったところである。これら日本移民の清潔なことは既に述べた通りであるが、移民で このように清潔で規律正しい者は未曾有のことである。さらに従順なことは羊群のごとく、やがてサンパウロ州の富源は、彼らによって遺憾なく開発され、将来サンパウロ州の産業は日本人に負うところ大であろう」などの記述があります。
「 日本の世界一 」サイトより
「 現代ビジネス [講談社] 」サイトより
「 CNN.co.jp 」サイトより
子どもの電車通学、初めての お使いの特異性が海外で報道
同記事に「特異な日本の文化について、文化人類学者のドウェイン・ディクソン氏は「日本の子どもが自信過剰なわけではなく、日本には『集団の信頼』があるため、このような文化が成立するのです」と説明しています。
ディクソン氏いわく、日本のコミュニティでは子どもが「周囲に助けを求めても大丈夫」ということを早い段階で学習しているとのこと。
また、日本の小学校では、給食当番や掃除当番などが割り当てられますが、こどもたちは自分に当番が回ってくることがわかるため「トイレを清潔に使わないといけない」ということを学ぶことができます。
その結果こどもたちは「公共スペースで果たすべき責任」や周囲への配慮について理解することができ、倫理観が養われます。
そのため、こどもたちは緊急事態に陥った時、周囲の大人に頼っても大丈夫なことが理解できるとのこと。
日本の犯罪発生率は世界的に見ても かなり低く、両親が こどもを1人で電車に乗せられる重要な理由の1つとなっています」
「多くのこどもたちが1人で電車通学を続けているのは、他国に比べて信頼できるコミュニティが形成されているため、とCityLabは分析しています」などの記述があります。
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
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世界の言語の数体系
「 思索の遊び場 」サイトより
日本に学ぶ10のこと (動画)
「 YouTube ( NOSARIMAN's channel ) 」より (動画)
世界七大文明のひとつ・日本文明
ハーバード大学の国際政治学者サミュエル・ハンティトン教授は著書「文明の衝突」の中で世界の文明を七つに分けました。
( 中華文明、ヒンドゥー文明、イスラム文明、日本文明、東方正教文明、西欧文明、ラテンアメリカ文明 )
日本文明以外は多くの国に またがって存在しているが、日本文明は日本だけに存在する貴重で独自性の強い文明です。
※余談ですが、日本は世界最古の独立国でもあります。
[ 出所 ] CIA ( USA ) 「Field Listing Independence」
https://www.cia.gov/library/publications/the-world-factbook/fields/2088.html
専門家によれば、これから日本を襲うことが指摘されている複数の超巨大地震によって日本が壊滅的状況になるという予測があります。
続発する超巨大地震によって、日本だけに存在する貴重で独自性の強い日本文明に存亡の危機が迫っているという専門家の指摘には、言い知れぬ深い悲しみ、無念さを痛感せざるを得ない。
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世界最古の会社は大阪にあり!長寿企業に日本ずらり
日本企業、100年続く長生きの秘訣は?
同記事に「企業を大まかに分類すると、経済型企業と生命型企業に分けることができる。
現在の中国の企業の多くは経営型企業で、経営理念は西側諸国や欧米の一連の管理経験と一致する。
日本企業の多くは生命型企業に分類される」
「経済型企業は会社の利益を最大化することを重視し、企業と従業員との関係は一種の約束の関係、一種の契約関係といえる。
生命型企業では、経営や利益について考える際、企業利益の最大化や短期的な企業利益の最大化を考慮しないわけではないが、より重視するのは長期的な発展プロセスだ。
従業員と企業との関係は単なる契約関係ではなく、一種の同盟関係だといえる。
同盟では人々は一つの家族とみなされ、人々は共同の生命体となり利益の共同体となる」
「世界で200年以上続く企業は約5000社あり、そのうち日本企業は約3000社で60%を占める。世界的にみて、日本に長寿企業が これほど多いのは、極めて特異なことだ」
「日本企業は職人気質であり、中国企業は商人気質だ」
「日本企業が100年 生き延びる重要なポイントは、企業の経営理念にある。
日本の優れた企業の ほぼ すべてが非常に堅実な経営理念をもち、創業者が経営理念を定めると、後継者が それを絶えず強化し、すべてのことについて経営理念に合致するかどうかを検討し、反省を繰り返す」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
ここで、話を元に戻します。
このほか、手紙を書く際の住所の宛名は日本では番地が最後に書くのに対し、諸外国では番地を最初に書くことが多く、芸術や美術などの美的感覚も自然を生かす日本庭園に対し、人工的な公園の違いや、西洋画は余白や季節感の感じられない人物が中心であるのに対し、日本画の対象は自然が中心であり、余白や季節感が感じられる作品が多く存在します。
宗教も日本は多神教であり、万物に神が宿るという考え方であり、他の宗教にも寛容であるのに対し、諸外国の多くは、一神教で自宗教のみが正しい(独善的)な考え方であり、排他的との意見も。(抗争、闘争、戦争につながることもあるようです。)
また、日本は明治初期まで鍵をもつ習慣がありませんでした。
(鍵の必要性がないほど日本人の素養が高く、明治以前に来日した外国人も日本に来て驚いたのが治安の良さであった。)
現在でも振り込め詐欺の被害が多発していることや地方においての無人販売所が成立するなど、日本では性善説が根底にあるのに対し、諸外国では性悪説が基本であり、鍵を持つ習慣は古くからあり、思いやりや武士道精神などは理解されにくい。(日本では他人は良い人であり、他人を思いやる心が自然発生したのに対し、外国では他人は悪人であり、悪人を思いやることなど到底理解されない。)
このように日本と諸外国では異なる点が数多く存在するのは興味深い。
日本人の心の根底にある「武士道」
「 アットホーム『こだわりアカデミー』 」サイトより
「 東洋経済オンライン 」サイトより
武士道精神といえば、思い出される逸話があります。
【参考サイト】
「 Wikipedia 」サイトより
世界人権宣言(全文)
同記事に「第2条:1.すべて人は、人種、皮膚の色、性、言語、宗教、政治上その他の意見、国民的 若しくは社会的出身、財産、門地その他の地位又は これに類する いかなる事由による差別をも受けることなく、この宣言に掲げる すべての権利と自由とを享有することができる。
2.さらに、個人の属する国又は地域が独立国であると、信託統治地域であると、非自治地域であると、又は他の なんらかの主権制限の下にあるとを問わず、その国又は地域の政治上、管轄上又は国際上の地位に基づく いかなる差別もしてはならない」
「第19条:すべて人は、意見及び表現の自由に対する権利を有する。この権利は、干渉を受けることなく自己の意見をもつ自由並びに あらゆる手段により、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報及び思想を求め、受け、及び伝える自由を含む」などの記述があります。
「 国際人権NGO アムネスティ日本 」サイトより
国際人権規約【自由権規約】(抄)
同記事に「第27条【少数民族の保護】 種族的、宗教的又は言語的少数民族が存在する国において、当該少数民族に属する者は、その集団の他の構成員とともに自己の文化を享有し、自己の宗教を信仰し かつ実践し又は自己の言語を使用する権利を否定されない」などの記述があります。
「 国立大学法人 神戸大学 (Kobe University) 」サイトより
罵倒語の多い言語
NSW、公共の場での罵倒語 罰金増額
「 NICHIGO ONLINE 」サイトより
「侮辱的言動」に250ユーロ以下の罰金、ベルギー首都で導入へ
マレーシアで未知の言語発見 男女平等・平和な社会を反映
同記事に「マレーシアで、これまで存在が知られていなかった先住民言語が見つかった。
「ジェデク(Jedek)」と呼ばれる この言語は、男女が平等に扱われ、暴力も ほとんどない生活様式を反映しているという」
「ジェデク語の話者は わずか280人。
ルンド大学によると、西洋社会よりも男女間が平等で暴力が ほとんどなく、子どもらは競争しないことを良しとされる生活様式を反映した言語になっている。
同大の声明によるとジェデク語には「職業」や「裁判所」に当たる言葉がなく、「借りる」「盗む」「買う」「売る」などの所有を表す動詞もない一方で、「交換」や「共有」を表す語彙は豊富だという」などの記述があります。
「 国際ニュース|AFPBB News 」サイトより
Linuxコード内の罵詈雑言を「ハグ」に置き換える試みが賛否両論
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
日本は「古事記」、「日本書紀」、「源氏物語」、 「伊勢物語」、「枕草子」など、古来から優れた文学作品を生み出してきました。
余談ですが、純文学短編作品中最も優秀なるものに呈する賞として、芥川賞があります。
欧米などにも文学賞がありますが、純文学という言葉自体が英訳できないことからも わかる通り、純文学賞は欧米には無いようです。
食感を表す言葉が多様で、罵倒、侮蔑、差別語の少ない日本語を母国語とする日本人にとって、罵倒、侮蔑、差別語が多く、食感を表す言葉が少ない英語に違和感を覚えるという声もあります。
罵り言葉に見る、日中の価値観の相違
中国人が他人に謝罪させるのが大好きな理由とは
同記事に「自らが良いと思うものを、他人が良くないと思う。自分の意見に同調しない他人が、自分とは異なる意見を唱える。それが攻撃の対象になる。
相手の意見は相手の教養や知性やモラルのなさによって生まれたものであり、私は あくまで正しい。
よって、相手が謝罪をするまで相手を見下し、攻撃し続ける」
「人が人を罵倒するのは自由かもしれないが、しかしながら、誰もが その罵倒の対象になる危険があることも また事実である」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
舌から音を聞く?点字の代わりになるかもしれないデバイス
「 Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン) 」サイトより
土地の高さが発音に影響?
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
Does Geography Influence How a Language Sounds? (英語)
「 National Geographic 」サイトより (英語)
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冬の体調悪化、遺伝子活性の季節性と関係か
同記事に「人間の遺伝子の4分の1近くは、活性化の程度が季節によって変化するとの研究結果が発表された。
夏より冬に病気にかかりやすい理由は これで説明できる可能性があるという。
英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(Nature Communications)に掲載された論文によると、人間の遺伝情報が季節の影響を受ける度合いの大きさに研究チームは驚いたという。
分析対象の遺伝子2万2822個のうち、季節によって活性化レベルが上昇または低下する遺伝子は5136個あった。
だが すべて同様ではなく、活性化レベルが冬に高くなるものもあれば、夏に高くなるものもあった。
今回の結果を受け、研究チームは、人間の免疫系が「季節性」によって繊細に影響を受ける数多くの生体内機構の一つかもしれないと指摘した」
「研究を率いた英ケンブリッジ大学(University of Cambridge)のジョン・トッド(John Todd)教授(遺伝医学)は今回の発見について「実に意外」であると同時に「分かっていたこと」でもあると表現した。
この発見について同教授は、心臓病から精神疾患に至るまでの非常に多くの病気が冬季に悪化する理由を説明する一助となるとしながら、
「だが、これが実際に起きる程度については、これまで誰も正しく評価していなかった」と述べ、
また「(季節性があるとされる)1型糖尿病などの病気を どのように治療するか、そして(季節性に関する)調査研究の予定を立てる上で、意味深い示唆となるかもしれない」と続けた。
研究では、北半球と南半球、赤道アフリカ地域に住む計1万6000人から提供された血液サンプルと脂肪組織を詳しく調べた。
その結果、脂肪組織の遺伝子数千個の活性(発現)は、サンプルを採取した時期に応じて変化することが分かった。
また血液細胞の種類にも、季節による変化がみられた。
研究では さらに、「季節性遺伝子」の発現レベルについて、北半球と南半球で採取したサンプルでは相反する傾向を示すことが確認された。
季節差は、アイスランドのサンプル提供者の間で最も顕著だった。
同国では、夏には昼の明るさが、冬には夜の暗さが それぞれ24時間近く続く。
季節の区切りが それほど明確ではない赤道地域の人々から採取したサンプルでも、変化はみられたが、その度合いは他に比べて はるかに小さかった。
西アフリカのガンビアで採取したサンプルでは、血液に含まれる免疫細胞の遺伝子が、マラリアなどの蚊を媒介とする病気が増える6月~10月の雨季の期間に高い活性を示した。
また、炎症に関与するARNTLと呼ばれる遺伝子についても、季節的な影響を受けることを研究チームは発見した。
体の防御反応である炎症は、自己免疫疾患にも関係するとされている」
「今回の成果を通じて、心身の健康に日光や気温が どのように影響する可能性があるかに関する理解が深まることを研究チームは期待している。
最近では、夜間シフトや時差ぼけが工場労働者や長距離飛行の航空機搭乗員に悪影響を及ぼすことを示唆する研究が数多く発表されており、いわゆる「体内時計」にも注目が集まっている」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
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