海外移住と雷 分布の世界地図
雷の多い国、雷の少ない国,地域が一目瞭然の雷の世界地図の他、雷から放射される放射線( X線やガンマ線など )からの被曝、飛行機.航空機への落雷、ダーク・ライトニング、雷と窒素酸化物、雷とオゾン層、雷とキノコの関係、雷と反物質、火山雷、企業の海外進出,海外工場建設と雷害リスクなど、雷に関する興味深い情報も紹介しています。
落雷対策に重要な 雷の多い国、雷の少ない国とは
雷は世界中で毎日 約400万回も発生しており、雷によるアメリカ国内の死者数はハリケーンや竜巻による死者をも上回ります。
[ 出所 ] 日経サイエンス誌 2005年8月号 P48
雷 活動パターンの世界地図( 落雷対策に役立つ雷の多発地域、少ない地域の参考に )
※黒、赤、オレンジ色の地域が雷の多発地域
[ 出典 ] Patterns of Lightning Activity (英語)
「NASA Earth Observatory 」サイトより (英語)
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「 ひらがな めがね 」サイトより
【雷・関連情報サイト】
レーダー・ナウキャスト(雷・降水・竜巻)
地図の上にある「地方」「表示時間」「動画方法」を選択し、「降水」「雷」「竜巻発生確度」の中から「雷」を選択することで、雷ナウキャストの情報を見ることができます。
「 気象庁 」サイトより
雷の発生状況
同記事に「世界中では、毎日 約50000個の雷雨が発生しており、毎秒換算して100個の雷放電が発生しているのものと見積られています」
「東南アジア、中央アフリカ、中米から南米北部の緯度30度(南北)の地域に集中しています。
夏の雷に対し冬の雷は特別で、世界中でも日本の日本海沿岸とノルウェーの大西洋沿岸に発生が限られています」などの記述があります。
夏季雷と冬季雷
同記事に「冬、寒冷前線に沿って発生する雷で、世界的に日本の日本海沿岸とノルウェー西岸でのみ発生します。放電時間が長くエネルギーが非常に大きいのが特徴」などの記述があります。
「 雷総合企業のサンコーシャ 」サイトより
「 新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [ とどラン ] 」サイトより
夏の雷、冬の雷
同記事の「日本周辺での暖候期(4月~9月)と寒候期(10月~3月)の落雷分布」によると、九州の福岡県・長崎県・熊本県・鹿児島県、そして東北から北陸にかけての日本海側の地域が、年間を通じて落雷が多い地域になっています。
「 NHK そなえる 防災 」サイトより
衛星画像ギャラリー - 大気中に放出される化合物
同記事に「CO、NO、NOy、C2H6、C2H4の濃度は、インドネシア上空で高く、太平洋上で低いことがわかります。
大気中での寿命が短い、C2H4の 高濃度域がインドネシア付近に集中していることと、気象データの解析から、これらの化合物はインドネシア付近で放出されたものであることがわかりました。
また、その放出源はインドネシア周辺域における森林火災、都市工業活動、雷活動であることが、各活動に特有な放出を指標として同定されました」などの記述があります。
「 EORC | 地球観測研究センター 」サイトより
船が雷を引き起こす...排気量と落雷の意外な関係
同記事に「科学者たちは航路上と付近で発生した雷と、排気量の関連性に注目しました。
World Wide Lightning Location Networkから10億以上の落雷とEmissions Database for Global Atmospheric Researchなどから排出量を調べてデータを掛け合わせたところ「ボートからの排気ガスが雷を引き起こす可能性がある」という彼らの仮説に沿った研究結果が得られた」
「世界の主要な2つの航路を中心に、雷の発生頻度が年率 約2倍増加していることがわかった」として「こうした雷の増加は気象要因としては説明できず、我々は船舶の排気ガスによって生じるエアロゾル粒子が雲の微物理や気流、氷晶過程を混乱させて雷の発生を促進していると結論づける」などの記述があります。
「 Gizmodo Japan(ギズモード・ジャパン) 」サイトより
中国で落雷事故が急増、大気汚染と関係か
同記事に「中国では毎年 約4000人が落雷で死傷しており、その数は ここ20年ほど前と比べて10倍になっているという。
政府から委託を受けてスモッグと落雷との間に関連性が存在する可能性を調査している北京雷電防護装置テストセンターの李京校(リー・ジンシアオ)研究員は「摩擦作用によって大気中の大量の汚染顆粒(かりゅう)物が強い電場を生み、それが一定レベルに達すると雷撃によって突然放出される」と指摘。
「北京では1957年から2015年の間に落雷で47人が死亡し、96人が負傷しているが、その大部分は90年代以降に発生しており、特に2000年から2009年の死傷者数は1960年代、1970年代の7倍近い数になっている」と説明した。
記事によると、北京での乗用車保有台数は1982年の13万台から2017年は600万台に増えており、落雷事故の増加は二酸化炭素の排出量が増えたタイミングと一致するという」などの記述があります。
「 レコード チャイナ 」サイトより
「 WWLL Network Global Lightning Locations 」サイト
(英語)
( 世界の雷情報 : 米国ワシントン大学とニュージーランドの低周波電磁研究所による、地球全体の落雷位置標定システム.落雷位置を青い点で表示。
白丸のついた赤い*印は、センサー位置です。また、最新40分間の落雷位置を世界地図上で表示するページも )
「 WWLL Network Global Lightning Locations 」サイト
(英語)
※ サーバーの状況により、閲覧できない場合の予備リンクです。
Thunderstorms (英語)
( 世界気象機関(WMO)のサイト。24時間以内に雷雨が観測された場所や各観測点での雷雨の情報を表示。)
「 Severe Weather Information Centre 」サイトより (英語)
「 Weather news 」サイトより
「 Blitzortung.org 」サイト (英語)
( リアル タイム落雷の世界地図 )
「 フランクリン・ジャパン 」サイト
雷情報を中心とした気象情報の提供。全国の落雷発生状況など。
【関連記事】
雷 ( 落雷 ) と放射線( X線・ガンマ線 )
雷雲からX線やガンマ線の放射が観測されており、雷から発生するX線は胸部レントゲン撮影の約2倍(25万 電子ボルト)もあり、さらに、雷からはX線よりも約40倍も強い(1千万 電子ボルト以上)ガンマ線の放射も観測されています。
[ 出所 ] 日経サイエンス誌 2005年8月号 P55-56
【雷と放射線・関連情報サイト】
日本海側は激雷エリア? 実は恐ろしい冬の雷
同記事に「冬季雷は、日本以外だとノルウェーの大西洋沿岸でしか見られない珍しい現象だと言われています。
そんな冬季雷は、実は夏の雷以上に恐ろしい面を持ち合わせています」
「実は一発の威力が強くなります。
一発雷と呼ばれる冬季雷は、なんと夏の雷に比べ100倍以上に達する凄まじいエネルギーを持っています」
「冬季雷は、雷雲の一番低いところが地上から約300m〜500mしか離れていません」などの記述があります。
「 Weather news 」サイトより
雷が反物質の雲をつくる
同記事に「日本海沿岸には毎年、強力な雷雲が押し寄せ、世界的にも数少ない恵まれた雷の観測場所になります。
これまでにも本研究グループは、雷雲や雷の高エネルギー放射を地上から観測してきました。
その過程で、加速された電子からのガンマ線が、雷雲の通過に伴って数分間にわたり地上に降り注ぐ現象「ロングバースト」を既に発見し、雷の前駆現象として注目されています。
過去の観測を通して、この数分間の「ロングバースト」とは別に、1秒以下の短時間に強力なガンマ線が到来する「ショートバースト」という謎の突発現象があることを把握していましたが、詳細は分かっていませんでした。
本研究グループは、地上に放射線検出器を設置し、2017年2月6日に新潟県柏崎市で発生した雷から、強烈なガンマ線のバースト放射(ショートバースト)を検出しました。
さらに35秒ほど遅れて、雷を起こした雲が検出器の上空を通過する際に、陽電子(電子の反物質)からの0.511MeV(イオンや素粒子のエネルギーの単位)対消滅ガンマ線の検出に成功しました。
これらは、雷に伴うガンマ線が大気中の窒素と光核反応を起こした結果生じる、「中性子」と「窒素の放射性同位体が放出した陽電子」が起源と考えられ、理論的に予言されていた「雷による光核反応」の明確な証拠が得られました」などの記述があります。
「 京都大学 」サイトより
「 サイエンス ポータル 」サイトより
衛星群で雷雲に迫る
同記事に「雷雲(積乱雲)は未解明の部分が多い。
雷に伴って放射される「地球ガンマ線」も その1つだが、実は これとはタイプが異なるガンマ線が雷雲から地上に向けて放射されていることがわかってきた。
雷が起きていなくても、連続的にガンマ線が放射される現象で、日本で発見された」などの記述があります。
雷雲からガンマ線
同記事に「雷が落ちる時、まばゆい輝きとともに強い電波が放射されることは昔から知られているが、ガンマ線と呼ばれる放射線の一種も同時に発していることが明らかになった。
雷雲がガンマ線を出すなど専門家ですら想像していなかっただけに、その発見は大きな驚きをもって迎えられた。
膨大な数の電子が、雷雲内部の強力な電場によって加速される「電子雪崩」が原因だと考えられているが、未解明の部分が多い」などの記述があります。
「 日経サイエンス 」サイトより
雷放電によって引き起こされる光核反応
同記事に「雷や雷雲は、天然の粒子加速器である。雷雲内の電場によって、相対論的逃走電子のなだれ増幅が生じ、これが制動放射γ線を放出する。
こうしたγ線は、地上観測や航空機によって検出されており、地球γ線フラッシュとして人工衛星によっても検出されている。
これらのγ線はエネルギーが十分高いため、大気中で光核反応を引き起こす可能性がある。
こうした反応では中性子が生成される他、特に14N + γ → 13N + n(γはγ線光子、nは中性子を表す)によって生成される不安定な放射性同位体13Nのβ+崩壊を経て、最終的には陽電子が生成される。
しかし、こうした反応で生じたと考えられる中性子や陽電子の観測的証拠が増えているものの、これまで光核反応の決定的な観測例はなかった」
「2017年2月6日に日本で発生した雷雨時に、雷から0.5~1.7 km離れた観測地点で、継続時間1ミリ秒未満のγ線フラッシュが検出された。
続いて生じたγ線残光は40~60ミリ秒の時定数で指数関数的に暗くなり、その後、約0.511 MeVの輝線放射が1分間続いた。
γ線残光に観測された減衰時間スケールと約10 MeVで急激に折れ曲がるスペクトルは、中性子捕獲により励起された原子核からの脱励起γ線によって うまく説明される。
この1分間続いた輝線放射の中心エネルギーは電子-陽電子対消滅に相当し、雷の後に陽電子が生成された決定的証拠となる」などの記述があります。
光らない雷の放射線バースト
同記事に「雷活動が引き起こす長時間の放射線バーストは、必ずしも放電を伴わないことが知られている」
「日本原子力研究開発機構敦賀本部(福井県)の鳥居建男と その研究グループは、福井県の敦賀半島の先端で、雷雲の下の放射線バーストを追跡した。
彼らが観察した放射線発生源は、おそらく雷雲内部の強い電場によってできたもので、移動していた。
放射性発生源の形は、半径700mの下向きの半球状で、最も低いところでは、高度は わずか300mだった」などの記述があります。
「 Nature 」サイトより
冬季雷雲から放出されるガンマ線を狙う 雷雲プロジェクト - 1
同記事に「宇宙から絶えず地球に降り注いでいる宇宙線は、遥か彼方のブラックホールや中性子星、超新星残骸などの特殊な環境で発生すると考えられている。
このような環境においては、電子や陽子、あるいは陽電子が、人類では作り出すことができないほどの高エネルギーまで加速される。
ところが最近の研究から、地球上の雷雲のなかでも、電子が高いエネルギーにまで加速されている証拠が見つかってきている。
雷雲内で加速された電子が大気分子と衝突することでガンマ線が生じ、そのガンマ線が雷雲から放出されているというのだ。いわば、雷雲は「天然の加速器」なのである。
しかしながら、雷雲のなかで どのように加速が起こるのかは、いまだに よくわかっていない。
さらにはガンマ線だけでなく、高エネルギーの電子が瞬間的に大量に生じている兆候も観測されており、雷雲には未知の現象が多く潜んでいるといえる」などの記述があります。
冬季雷雲から放出されるガンマ線を狙う 雷雲プロジェクト - 2
同記事に「2月に雷雲が金沢市内を通過した日があり、このときに、雷雲からガンマ線が1分間で だいたい90個くらいきているらしいという現象をとらえることができました」などの記述があります。
「 マイナビ ニュース 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
飛行中の機内で落雷によるX線を測定 (英語)
「 Phys.org 」サイトより (英語)
飛行中の機内で落雷によるX線を測定 (英語)
同記事に「Scientists have recorded measurements of X-rays of energies up to 10 MeV caused by electrons accelerated in the intense electric fields inside a thundercloud.」などの記述があります。
「 ScienceDaily 」サイトより (英語)
「 宇宙科学研究本部 ISAS 」サイトより
「 WIRED.jp 」サイトより
雷が上空で核反応誘発 京大、ガンマ線観測
同記事に「雷によって放射線「ガンマ線」が生じ、大気中の窒素と核反応を起こすことが分かったと、京都大や北海道大、東京大、名古屋大などのチームが2017年11月22日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
チームによると、発生するガンマ線は人体にほとんど影響がないレベル。核反応とは原子核がさまざまな影響で別種の原子核に変わる現象。
雷にガンマ線が伴うことは知られていたが、大気中で起きる核反応の証拠を明確に観測した例はなかったという。
榎戸(えのと)輝揚京大特定准教授(エックス線天文学)は「身近な現象に核反応が隠れていたことが興味深い。研究が落雷予測に役立つかもしれない」としている。
観測は2月上旬、新潟県柏崎市に設置した4台の検出器で実施。落雷と同時に比較的強いガンマ線を、その約35秒後に弱いガンマ線を捉えた。
チームは、雷のガンマ線が雲の中で窒素と核反応を起こし、窒素が変化していく過程で、通常の物質とは異なる性質を持つ「反物質(陽電子)」ができ、その消滅の際に弱いガンマ線が出るとみている」などの記述があります。
「 SankeiBiz (サンケイビズ) 」サイトより
稲妻 ( 稲光 ) の世界地図【雷と窒素酸化物 ( NOx )】
一説には対流圏の窒素酸化物(NOx)の20%から80%は雷放電によるものという専門家による試算もあります。
[ 出典 ] NASA Researchers Explore Lightning's NO (英語)
「 NASA 」サイトより (英語)
次の環境脅威は窒素汚染:「窒素酸化物が1860年の30倍に」
同記事に「農業肥料や、車の排気などを通じて環境中に排出され、環境や健康に悪影響をもたらす窒素酸化物。人間による排出量は、1860年と比較して ほぼ30倍に達している。
化学肥料は現代農業の主流となっているだけに、世界の食糧問題との兼ね合いが注目される」
「作物の肥料となる窒素がなければ、世界の食糧は不足する。しかし、人類が窒素の排出量を削減しなければ、海も人類も死滅する」
「人間の活動は この100年間、自然界の窒素の循環サイクルに非常に大きな影響を与えてきた。おそらく、炭素の循環サイクルに与えてきた影響さえも上回るだろう」
「一酸化窒素や二酸化窒素は、広義の活性酸素の一部だ。活性酸素は、通常の酸素分子とは電子の配置が異なるため極めて不安定で、より環境に悪影響を及ぼす可能性が高い」
「人類が生成する窒素酸化物の量は、1860年には15メートルトンだった。それが1995年には156トン、2005年には185トンに達した」
「窒素は産業活動によって排出されるものもあるが、大半は作物の肥料から排出される。
窒素と水素、硫酸鉄を組み合わせて化学肥料を作る「ハーバー・ボッシュ法」が、現代農業の主流になっているのだ。
「窒素酸化物の第一の、そして おそらく最も大きな影響は、世界の食糧供給への影響だ。人類が食べるのに十分な量の食物を生産するには、窒素に頼らざるを得ない」
「しかし、窒素のマイナス面は増える一方だ。窒素酸化物は空気中のオゾン濃度を上昇させ、呼吸器系疾患を引き起こし、作物の収穫量を減らす。
また、酸性雨をもたらし、酸素を大量消費する海藻の異常繁殖を促して漁業に被害をもたらす恐れもある。
窒素汚染は いずれ全世界の海を、メキシコ湾のように生物が棲めない場所に変えてしまうかもしれない。
現在メキシコ湾には、肥料の流出により、酸素が乏しいために海洋生物が生息できない「デッドゾーン」が約1万5000平方キロメートルにわたって広がっている」
「燃費や、発展途上国の下水処理能力、作物や家畜に窒素を吸収させる能力を向上させれば、窒素酸化物の排出量を年間53トン(現在の総排出量の約28%)削減できる」などの記述があります。
「 WIRED.jp 」サイトより
「 Weather news 」サイトより
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
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「反物質(アンチマター)」を雷雲の中で発見
同記事に「ニューハンプシャー大学で大気物理学者として働くジョセフ・ドワイヤー博士が、雷雲の中で予期せず反物質を検知していたことを明かしています。
これまでの長い期間、電子の反粒子である「陽電子」は放射性原子の崩壊により生み出されるもので、この崩壊現象は大気圏外から降り注ぐ宇宙線により引き起 こされるものと考えられていました。
しかし、過去10数年の研究により、ドワイヤー博士は激しい嵐が強い光とガンマ線を放出する際に陽電子を生成することを証明しました」
「2009年の8月21日、ガルフストリーム Vがジョージア州の沿岸地域に向けて飛行していた際、激しい雷雨の中を飛行することになった」
「その時に検知器が偶然にも3つの波を検知します。検知したのは511キロ電子ボルトのガンマ線であったそうで、これは電子と陽電子が対消滅した際に発生したものと考えられました」などの記述があります。
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「 WIRED.jp 」サイトより
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
【関連記事】
飛行機と被曝
雷雲は天然の粒子加速器:航空機乗客に被害が及ぶ可能性も
ガンマ線にも対抗できると謳う、放射線防護素材『Demron』
「 WIRED.jp 」サイトより
Lightning Gamma Rays Could Harm Air Travelers (英語)
Can Miracle Material Stop Radiation? (英語)
( ガンマ線にも対抗できると謳う、ナノテク利用の放射線防護素材『Demron』)
「 Wired.com 」サイトより (英語)
大気で減衰しやすいガンマ線が地上で観測されているという事実は、雷雲の近くでは、強力なガンマ線が放射されていることを意味します。雷雲の発生時に近くを飛行する航空機の乗員、乗客や高山、標高の高い地域、高層ビルなどではガンマ線とX線に対する防護対策が必要になる人(妊婦、幼児、妊娠にかかわる男女など)もありそうです。
ダーク・ライトニング ( dark lightning )
見えない雷が飛行機直撃で,一生分の被曝!ダーク・ライトニング
同記事に「最近の研究で、雷の中には目に見えないものがあり、それが飛行中の航空機に放射線を直撃させている」
「ダーク・ライトニングに打たれることは飛行機で飛んでいる最中が もっとも起こりやすいが、通常の稲妻と違って打たれた人は無傷である。が、その人は一瞬にして一生分の放射線を浴びる可能性がある。その放射線とは、人体に もっとも大きな破壊をもたらす種類のものである」などの記述があります。
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
Researchers hope to shed light on dark lightning radiation (英語)
「 Phys.org 」サイトより (英語)
'dark lightning,' invisible pulses of powerful radiation (英語)
「 Washington Post 」サイトより (英語)
雷による放射線被曝と健康への影響
専門家によれば、雷の多発地域では雷から発生する放射線を頻繁に浴びることになるため、放射線防護の観点から雷の多発地帯に長期間居住することに対して懸念する声があります。
(日本人が比較的多く居住している赤道付近や低緯度地域にある雷の多発地帯の国々:インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、ベトナム、シンガポール、など)
★ 赤道付近や低緯度地域では雷からの被曝線量だけではなく、紫外線も強いため、皮膚がんのリスクが高いとされています。
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「雷から放射される強力なX線やガンマ線の被曝を防ぐために、とくに胎児の細胞分裂が盛んな妊娠の前後や妊娠中、妊娠かかわる可能性のある男女、幼児や成長期の子どもは細胞の被曝による遺伝子への悪影響(生殖細胞の被曝による催奇形や遺伝障害)や発がんリスクを最小限に抑えるためにも、雷の多発地域や宇宙線の強い地域、高ラドン地域など自然放射線の被曝量が多い地域は極力避け、自然放射線の少ない地域で過ごす方が産まれてくる大切な胎児や子どもにとっても好ましい」という放射線の専門家の意見もあります。
赤ちゃんの成長にはDNAのほか両親の生活の質も影響を与える
同記事に「研究結果からは、母親よりも父親が与える影響力のほうが より多くを占めていることが明らかにされています」などの記述があります。
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
【関連記事】
雷の多い地域を知り、雷の多い地域を避けることで、放射線被曝による健康リスクの軽減が可能になります。
ちなみに、雷の多発地域は主に赤道付近(低緯度)の地域です。
( 日本の雷多発地域は夏季の栃木県や群馬県などの北関東、冬季の日本海側の一部地域など )
一般に医療関係者や妊婦は医療関連で浴びるX線(放射線)に対しては注意を怠りませんが、雷など自然界にある強力な放射線に対しては、知られていないために無防備というのが現状です。
また、妊娠には女性だけではなく男性の生殖細胞も関係しますが、生殖細胞の被曝による催奇形や遺伝障害の恐れがあるのにもかかわらず、男性の生殖細胞に対する放射線被曝の防護対策は無視されているか軽視されているというのが現状です。
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ラドンの世界地図
( タバコに含まれる放射性物質やラドンによる放射線被曝に関する興味深い話題も )
雷と宇宙線との関係
宇宙からの放射線(宇宙線)が雷を誘発することが専門家により指摘されてます。
【関連記事】
宇宙放射線・地磁気
( 宇宙線の強い地域の地図や放射線に関する情報を満載 )
細胞に放射線を あてる
同記事に「微量の放射線:隣の細胞にも影響があらわれる:1990年代に入ってから興味深い現象が発見されました。
細胞に低線量のアルファ線を照射して、染色体に現れる効果を調べていたときに、全体の1%の細胞しか放射線を受けないような ごく微量の放射線を照射したのに、30%の細胞に染色体の変化が起こっていたのです。
これは明らかに、「放射線を直接 受けていない細胞にも影響が現れる」ことを示しています。
この現象は「バイスタンダー効果(bystander=傍観者)」と名付けられ、低線量の放射線の生物影響にとって非常に重要な現象であると考えられています。
特に、微量の放射線のリスクを推定する際には重要で、バイスタンダー効果があると、高線量のデータから推定した値より大きな生物影響が実際に起こりうる可能性があるのです。
この現象は、細胞間のコミュニケ-ションによって起こりうるものであり、細胞生物学的にも興味深く、多くの研究者の関心を集めています」などの記述があります。
「 KEK|高エネルギー加速器研究機構 」サイトより
別の染色体のDNA損傷が、正常な染色体にも影響を与える
同記事に「紫外線や放射線がDNAを傷つけることは、よく知られている。
DNAの二重鎖が共に切断されるタイプの損傷(DSB型損傷)は、細胞死を誘発し細胞もろとも抹殺されるが、ある程度までの傷には修復機構が働き、細胞は生き延びることになる。
一方、DSB以外の損傷(非DSB型損傷)の場合では、細胞死を免れて分裂を続けることがある」
「染色体上に生じた非DSB型損傷が、後になって「自らの染色体」だけでなく「別の染色体」にともに異常を引き起こす」
「ヒトの21番染色体に紫外線(UV-A)を照射して非DSB型損傷を誘発させた後、それを紫外線照射していないマウスの不死化細胞中に移入する実験を行った。
UV-AはDSBを誘発することはないが、放射線照射したときと同様の酸化型塩基損傷を効率よく引き起こす」
「移入に成功した細胞を20日〜1か月にわたって分裂させ、クローン細胞株として樹立しました。
これらのクローン細胞中のヒト染色体を特殊な方法(全染色体蛍光染色法)で蛍光標識し、マウス染色体と区別して観察したところ、ヒト染色体にもマウス染色体にも多様な異常が引き起こされていました」
「一連の結果は、「非DSBs型DNA損傷が痕跡の実体となって遺伝的不安定性を引き起こすこと」
「同一細胞内においては、遺伝的不安定性が、非DSBs型DNA損傷を持つ染色体だけでなく、正常な染色体にも及ぶこと」を示し、放射線治療が引き起こす二次がんや、結論が得られていない「長期にわたる低線量被ばくの影響」などの解明に応用できると期待される」などの記述があります。
「 Nature 」サイトより
放射線のDNAへの影響
同記事に「放射線は、DNA分子に障害を与え、その結果、生体に急性あるいは晩発障害(発ガン、寿命短縮など)を引き起こす。
また、その障害が生殖細胞中のDNAに起これば遺伝的影響として次世代に伝えられる可能性がある。
事実、X線をマウスのオスに照射して すぐに交配して得た仔や その仔同士を交配して得た3世では肺腫瘍の発症率が上昇する。
つまり一度のX線照射によって生じたDNA損傷が、生殖細胞を通じて子孫に伝わりうることを示している」などの記述があります。
「 原子力百科事典 ATOMICA 」サイトより
ヒトDNAをX線から守るクマムシ由来のタンパク質を発見 - 1
ヒトDNAをX線から守るクマムシ由来のタンパク質を発見 - 2
「 AFPBB News 」サイトより
老化防止のカギ解明、DNA修復力向上をマウスで確認
同記事に「マウスに放射線をあててDNA損傷を起こす実験でも、事前にNMNを与えておいたマウスではDNA損傷レベルが低くなることが確認された。
NMN処理したマウスでは、放射線によって引き起こされる血球数異常(白血球、リンパ球、ヘモグロビンなどの数の変化)も みられなかった。
このような放射線防護効果は、放射線の照射後にNMNを投与したマウスの場合にも認められたという。
NMN投与によってNADの量を回復できるという今回の結果は、環境放射線の影響や がんの放射線治療にともなう副作用などを抑える医療技術に応用できる可能性がある。
なお、NMNについては、今回と同じチームの以前の研究において、マウスの筋肉を若返らせたとする報告もある」などの記述があります。
細胞がDNAをコピーする際の失敗に対処する新たな仕組みを発見
「 マイナビ ニュース 」サイトより
「 WIRED.jp 」サイトより
【関連記事】
牛乳などに含まれるラクトフェリンに放射線防護効果を確認
( ラクトフェリン:Lactoferrin, lactotransferrin )
「 放射線医学総合研究所 」サイトより
ラクトフェリン
同記事に「ラクトフェリンは消化管細胞の表面に結合することで、ノロウィルスやロタウィルスの細胞への感染を防ぎ、発症した場合でも症状を緩和する報告がある」などの記述があります。
「 Wikipedia 」サイトより
「 日経ビジネス オンライン 」サイトより
ノロ感染,体の中から予防 ラクトフェリン摂取で免疫力が向上
同記事に「ノロウイルス感染性胃腸炎。母乳に多く含まれるタンパク質「ラクトフェリン」の摂取によって体の中からの予防法も効果がある」などの記述があります。
「 産経ニュース 」サイトより
「 マイナビ ニュース 」サイトより
「 「健康食品」の安全性・有効性情報 」サイトより
「 AFPBB News 」サイトより
「 腸溶性ラクトフェリン研究会 」サイト
「 山本化学工業 株式会社 」サイトより
「 帝人 株式会社 TEIJIN 」サイトより
航空機の乗務員( Air Crew )の制服や、放射線を遮蔽するアラミド製の毛布(blanket)などが装備されるようになれば、乗務員と乗客の被曝線量が低減できる可能性は?。
航空会社に対する要望が多ければ、実現する可能性も!?。
ANA ご意見・ご要望、お問い合わせ窓口
ANA ご意見・ご要望デスク
( 受付時間 : 9:00から17:00まで 年中無休 )
一般電話から:0120-029-787
携帯電話から:0570-029-787(有料)
PHSや海外から電話:+81-3-5756-7109(有料)
「 ANA 全日空 」サイトより
JAL ご意見・ご要望
JAL お客さまサポートデスク
( 受付時間 : 9:00から17:00まで 年中無休 )
一般電話から:0120-25-8600
携帯電話から:0570-025-519(有料)
「 JAL 日本航空
放射線防護の原則として「無用な放射線被曝はできるだけ避ける」、「避けることのできない放射線被曝は、被曝線量を可能な限り低くする」ということが基本です。
台風や雷雲が飛行航路中に予想されるときには、搭乗日を変更するなどの放射線防護対策が必要だとする専門家の意見もあります。
【関連記事】
雷は火災や航空事故の原因になることがあり、実際に落雷により、旅客機や戦闘機の墜落事故の事例があります。
近年、航空機の素材は軽量化のために炭素繊維(カーボン)含有プラスティックの使用比率が高くなっています。
一部の専門家から、炭素繊維含有プラスティック素材製の機体が増加した場合、落雷による旅客機事故の増加を懸念する声もあります。
★プラスティック製の機体を採用する航空機:ボーイング B787、B777 X(主翼)、エアバス A350XWB など
航空機の軽量化が招いた落雷リスク
同記事に「航空事故分析の専門家、フランソワ・グランジエ(Francois Grangier)氏は、AFPが2005年に行ったインタビューで、航空機と落雷の関係について、次のように語っている。
航空機が落雷にあった場合、ファラデー(Faraday)の法則により、構造上、アルミニウム製の機体の外枠が機体を電流の直撃から保護する。
しかし、近年の航空機製造は、燃費効率の追求から、機体の軽量化が進み、機体に炭素繊維(カーボンファイバー)や樹脂などを中心とする複合素材を用いる割合が増えている。
アルミニウムなどの金属と比べ、複合素材は落雷による電流の偏向効果に劣り、航空機製造に際して新たな落雷対策が追求されている。
最近では、中国とケニアの航空機が落雷により墜落している」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
「 CNN.co.jp 」サイトより
「 ライフ ハッカー[日本版] 」サイトより
実は飛行機への落雷は日常茶飯事
同記事に「飛行機に複数の落雷があるのは よくあることで、パイロットと乗務員は対応できるようトレーニングされています」(KLM)とのことで、落雷は日常茶飯事。毎日どこかで商業機に雷が落ちているといいます。
実際、ほとんどの飛行機の機体は導電性のアルミニウムを使用していることから、嵐の雲の中に帯電している膨大な量の静電気の中を放出する きっかけとなるそう。
でも全ての旅客機は機内の安全を守るため電気を遮蔽する構造となっているため、乗客は外で雷が光ったな、と思う位か、落雷に気づかないことも多いのだとか。
たまに飛行機の外で見える雷の光、実は自分の乗っている飛行機に雷が落ちていたのでしょうね」などの記述があります。
「 マイナビ ウーマン 」サイトより
「 FDAパイロット日誌 日本の空から 」サイトより
「 All About (オールアバウト) 」サイトより
「 音羽電機工業 」サイトより
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
「 Turbulence Forecast 」サイト(英語)
JAL、一部のB787路線で機材変更、飛行規程改定で
同記事に「ボーイングがゼネラル・エレクトリック(GE)製のGEnxシリーズエンジンを搭載しているB747-8型機とB787型機について、飛行規程(AFM)を改定した」
「GEnx-2Bエンジンを搭載した他社のB747-8型機が積乱雲などの活発な雲域を航行中、一時的にエンジン推力が減少し、エンジンの一部に僅かな損傷があった」
「ボーイングは「高度3万フィート(約9000キロメートル)以上の雲中を飛行する際、飛行経路上に積乱雲などの活発な雲域が発生している場合、その周囲50ノーティカルマイル(約90キロメートル)の飛行を禁止する」とAFMを改定した」などの記述があります。
「 トラベル ビジョン 」サイトより
世界中の航空路線とフライトを可視化する「Flight Stream」
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
「 Flight Stream 」サイト(英語)
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墜落事故より怖い航空機の排気ガス
同記事に「空の旅で一番心配なのは墜落事故だろう。しかし最新の研究によって、墜落事故に遭うよりも、排気ガスに含まれる有害な汚染物質で命を落とす可能性の方が高いと明らかになった。
近年では、毎年1000人前後が航空機事故で死亡している。一方、ジェット機の排気ガスは年間 約1万人の命を奪っているという」
「アメリカ、マサチューセッツ州ケンブリッジにあるマサチューセッツ工科大学(MIT)の航空工学者で、研究チームを率いたスティーブン・バレット氏は、「高度約900メートル以上で発生する排気ガスは未規制で害が多い。人の死に繋がるような汚染を もたらす」と警告する。
航空機の排ガスは車と同様、二酸化硫黄や窒素酸化物といった大気汚染物質を何種類も含んでいる。
汚染物質の中でも特に小さい「粒子状物質」が人体に悪影響を及ぼす主因だと言われている。微粒子が肺の奥深くに入り込み、血流まで到達する場合があるためだ」
「バレット氏らの試算では全世界で毎年8000人前後が、約1万メートルの巡航高度で航空機から排出される汚染物質によって命を落としている」
「国際連合の世界保健機関(WHO)によると、大気汚染による最も一般的な死因は、肺がんなど呼吸器や心臓血管の疾患だ」
「雲よりも高く飛ぶ巡航高度では、気流が汚染物質を遠くまで押し流し、偏西風に代表されるような卓越風に乗せてしまうことがある。
その結果、例えば汚染物質が飛行経路の1万キロほど東まで運ばれ、そこで地上に降り注ぐ事態になる」
「MITのバレット氏は、「航空産業は急速に拡大しており、今すぐ手を打たなければ死亡率を抑制できない。巡航時の排気ガスが人体に及ぼす影響について、規制当局は しっかり考えるべきだ」と指摘する。
その上で、同氏は こうも提言している。「主な有害物質はジェット燃料に含まれる硫黄だ。しかし、1ガロン(3.8リットル)あたり5セント(約4円)ほど余分にコストを掛けるだけで、大部分の硫黄は取り除くことができる」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
墜落事故より怖い航空機の排気ガス (英語)
Toxic pollutants kill at least ten thousand annually, study says.
「 National Geographic 」サイトより (英語)
旅客機の中の「空気の質」は どれぐらい安全なのか?
同記事に「ヨーロッパでは「上空を飛行中の旅客機のキャビン内では空気が汚染されており、乗客や機内スタッフの健康に影響を及ぼしている」として対策を求める訴えが起こされようとしています」
「これまでに多くのクルーを看てきた「Biolab Medical Unit」のジェニー・グッドマン医師は、特に古い機体でエンジン始動時に煙が機内に入り込むことが多いという逸話を聞いており、仮に乗客が搭乗する際に煙が機外に排出されていたとしても、残留した成分によって乗客やクルーが影響を受ける可能性が存在していると指摘しています」
「グッドマン医師は、「頻繁に飛行機を利用する場合やクルー業務で飛行機に頻繁に搭乗する場合は、継続的な低汚染度の空気に長時間露出されることになります」として、健康への影響を受けるリスクが高いと指摘しています。
また、航空専門の弁護士であるフランク・キャノン氏はパイロットやキャビンクルーは健康被害のリスクが高い状態にあり、汚染空気に長時間露出されることで業務に適さない健康状態に おちいることがあること、さらにパイロットが その状態に気づくことがないために、知らずのうちにフライトの危険性を高めることに つながるという危険性を指摘しています。
ブービス教授は、発煙インシデントに繰り返し遭遇することによる長期的な健康被害への影響は、さらなる調査が必要な分野であるとしています」
「グッドマン医師によると、汚染空気シンドロームは中枢神経系、特に脳に対して影響を与えるとのこと。
遺伝要因による違いは存在するものの、汚染空気に含まれる化学物質が体内の細胞膜に溶けこんで細胞内に侵入し、ひいては体内の あらゆる場所に広がると指摘。
その結果、偏頭痛や疲労感、思考困難、関節や筋肉の痛み、呼吸困難や消化不良、そして女性に対しては乳ガンの発生リスクを高めることになるとしています」
「ブービス教授はグッドマン医師の主張についてノセボ効果である」としています。
ノセボ効果とはプラシーボ効果の反対を意味するもので、ある人の思い込みや想像力、潜在意識が実際の肉体にマイナスの影響を与える効果のことを指しています」
「グッドマン医師とキヤノン弁護士は、航空各メーカーはフィルターの取り付けを確実にする対策をとるべきであると主張。
キヤノン弁護士は「世界には2~3社 の主要なフィルターメーカーが存在している」と指摘しています。
両者は、航空会社がフィルターの対策について乗り気でないのは、空気汚染が存在していることを認めている「暗黙の了解」によるものであると考えているとのこと」などの記述があります。
世界初、子どもの肺からカーボン ナノ チューブが見つかる
同記事に「2008年に公開された研究結果によれば、ネズミの体内にカーボン ナノ チューブを注入すると「アスベストにより引き起こされる免疫反応」に似た反応が確認されており、人体に何かしらの影響がみられる可能性も示唆されています」
「新たに公開されたのが、パリ・サクレー大学のファティ・ムーサ氏による「航空路から流れた流体」に関する調査結果。
この調査では航空機の大気環境に与える影響を、高解像度の電子顕微鏡とエネルギー分散型X線分光による検査で調べています。
この調査の中で、喘息にかかった64人の子どもの中の一人の肺の中からカーボン ナノ チューブが見つかりました」
「もしもカーボン ナノ チューブが直接的に有害では なかったとしても、カーボン ナノ チューブには他の分子と くっつくことのできる広い表面積があるので、体に何かしらの害を与える汚染物質などを肺や体内の奥深くに とどめる役割を担う可能性はある」などの記述があります。
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
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企業の海外進出、海外工場建設と雷害リスク
工場、特に半導体や液晶の工場では、雷による一瞬の電圧低下(瞬時電圧低下=瞬低ともいい、1000分の数秒という極めて短い時間、電圧が乱れたり、低下すること)、異常電圧、異常電流(雷サージ)や停電などにより、操業停止など生産に大きな影響を受けることがあります。
また、落雷が多い地域では落雷の直撃により工場が損壊したり、火災により焼失するリスクも高いと言えます。雷の多い地域を知り、雷の多い地域を避けることで生産停止などのリスク軽減を
図ることが可能です。
【関連情報サイト】
安全 安心な社会構築に忘れてはならない雷害リスク対策( PDF:3.828984 MB)
「 科学 技術政策研究所 NISTEP 」サイトより
「 All About (オールアバウト) 」サイトより
気候変動と雷
北米、気候変動で落雷50%増加か
北米の針葉樹林で雷による山火事が増加、より北へ
同記事に「NASAの研究によると、1975年以来、雷が原因となる山火事の数は毎年2~5%のペースで増加している。雷雨自体が増えているせいだ。
オランダ、アムステルダム自由大学の地球科学者で、論文の筆頭著者を務めたサンダー・ベラバビーク氏は、それぞれ2014年と2015年に起きたカナダ、ノースウエスト準州と米アラスカ州の大規模な火事が よい例だという。
ノースウエスト準州では、約82%が雷による山火事だった。アラスカではその比率は さらに高く、95%にのぼった。
どちらの森でも、雷に由来した山火事の数は かつてないほど多かった。
研究者たちは この事態を「北の森林限界付近における、例外的に高水準な焼失」と表現している」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
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雷とオゾン層
雷で発生した窒素酸化物(NOx)が雷雲の上昇気流に乗り、私たち生物を紫外線から守っている上空のオゾン層を破壊するという専門家による指摘があります。
【関連記事】
雷と火山 (火山雷)
Why Volcanic Eruptions Can Spark Lightning(英語)
( 噴火は なぜ雷を呼ぶのか:「粒子の帯電」現象の謎 )
「 Wired.com 」サイトより(英語)
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
【関連記事】
大気電流発電
Lightning in Humid Regions Could Be Harvested for Energy
(英語)
( 大気から電気を収集:金沢工大教授等の研究 )
「 Wired.com 」サイトより(英語)
雷とキノコ
カミナリがキノコを発生させる!
「 キノコ博士のキノコミュージアム 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
新種キノコ、新しい治療薬となるか? (英語)
( From the World of Fungi, a New Disease-Fighter? )
「 National Geographic 」サイトより (英語)
「 岩手大学 工学部|大学院工学研究科 」サイトより
高電圧火花放電式 電気刺激電源
電気刺激電源で きのこ・しいたけ増産効果。
「 静電気のことならグリーンテクノ 」サイトより
「 ギズモード・ジャパン 」サイトより
キノコと放射性セシウム
同記事に「森林生態系に取り込まれて土壌中に蓄積した放射性セシウムが、キノコに特異的に濃縮することが明らかとなってきた」などの記述があります。
「 放射線医学総合研究所 」サイトより
雷と核爆発
変わった雷(核爆発雷)
「 雷なんでもサイト 」より
雷対策や雷の歴史など、雷に関する情報が満載。
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地政学の世界地図
核兵器の世界地図なども紹介。
再処理工場とは?
クリプトン-85(85Kr)
同記事に「使用済核燃料を再処理すると、核燃料中に含まれる全量が大気中に放出される。
六ヶ所村では、年間800tの使用済み核燃料を処理し、33京ベクレル(3.3×1017Bq)のクリプトン-85を大気中に放出する予定である。
排気は高さ150mの排気塔から放出される。気象条件によっては、施設の近くだけでなく、遠く離れた青森、弘前、八戸のような都市にも多量のクリプトン-85で汚染された空気が到達する恐れがある」などの記述があります。
トリチウム (水素-3、3H)
同記事に「六ヶ所村では、年間800tの使用済核燃料を処理する予定で、排水中に1.8京ベクレル(1.8×1016Bq)、排気中に1,900兆ベクレル(1.9×1015Bq)が放出される」
「カナダで開発されて韓国に導入されているCANDU (Canada Deuterium oxide- Uranium) 炉では重水(D2O)を減速材としているために大量のトリチウムが生じる」などの記述があります。
「 原子力資料情報室(CNIC) 」サイトより
Air Concentrations of Krypton85 in the midwest US (PDF:328.96KB・英語)
「 Air Resources Laboratory:NOAA 」サイトより (英語)
Climate risks by radioactive krypton-85 (英語)
( 大気の電気現象と空気に化学的影響を及ぼす核分裂物質クリプトン85の放射線による気象リスク )
「 OpenGrey 」サイトより (英語)
Nuclear plant emissions may be affecting climate (PDF:693.3KB・英語)
「原発や再処理工場が放出するKrypton-85が異常気象の原因:オランダ環境アセスメント局(Netherlnds Environmental Assessment Agency)のリポート」
「 Rijksinstituut voor Volksgezondheid en Milieu 」サイトより(蘭語)
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「隕石で死ぬ確率」は落雷より高い:情報まとめ
「 WIRED.jp 」サイトより
【関連記事】
フランス革命時代に描かれた「稲妻」に隠された意味とは?
「 GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより
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欧州各地で落雷、ポーランドで1人死亡 独仏で数十人負傷
同記事に「目撃者によると雷は予兆なく突然落ちたという」
「落雷当時は雨が降っておらず、空も暗くなかった」などの記述があります。
米仏の稲妻,世界最大.最長と認定 放電距離321km,7.74秒持続
インド、落雷による死者、2日間で67人に
同記事に「6~10月のモンスーンのインドでは落雷は それほど珍しいものではなく、今月始めにも南部の沿岸部で落雷の被害が出ていたが、今週に入ってからの被害者は特に多い。
インドでは落雷による死者は年間 数千人に上り、その大半は農作業中の人々だ」などの記述があります。
「 AFPBB News 」サイトより
「雷に打たれても無事だった」体験レポート 2
同記事に「リヒテンベルク図形というのは、絶縁体のなかを電流が走る稲妻状のパターンのこと)」
「日本での落雷による年平均被害者数は20人、うち死亡者数は13.8人であり、被害者の70%が死亡している。
米国では、年平均被害者数400名、死亡者数62名、死亡率は15.5%(2008年)だが、この数は直撃雷を含まない。直撃雷による死亡率は一般に約80%とされる」などの記述があります。
「 WIRED.jp 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック日本版 」サイトより
豪州で撮影された謎の光!/ 稀な気象現象「球電」か
同記事に「オーストラリア国立大学の天文学者、ブラッド・タッカー博士によると、これは「Ball Lightning」(球電)と呼ばれる現象らしい」
「球電とは、雷雨の時に ごく稀に見られる現象とのこと。発生する割合が低いため、あまり知られていない気象現象」などの記述があります。
「 ロケットニュース24 」サイトより
「 乗りものニュース 」サイトより
「 マイナビ ニュース 」サイトより
雷( いかづち:日本海軍 駆逐艦 )
雷(吹雪型駆逐艦)
「 Wikipedia 」サイトより
「 アットホーム『こだわりアカデミー』 」サイトより
「 東洋経済オンライン 」サイトより
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