海外移住と宇宙放射線・地磁気
飛行機の搭乗による放射線被曝専門家によれば、航空機の乗務員( Air Crew )に白血病、乳がん、皮膚がんをはじめ 流産や胎児の先天性疾患などの発症率が高いことが、医学・疫学調査の結果から示されているとの指摘があります。
国の検討会(放射線安全規制検討会)によれば飛行200時間で1ミリシーベルト、900時間で6ミリシーベルトの被曝というデータが示されています。
一般に職業別の平均被曝量の多い職業のひとつとされる原子力発電所の労働者における年間平均被曝量は約1ミリシーベルトであることを考えれば、路線や乗務時間にもよりますが、航空機の乗務員の被曝量は原発労働者を上回る場合があるという専門家による指摘があります。 海外移住の国選び|更新情報
太陽活動の活発な時期に起こる巨大太陽フレア(後述)は多量の宇宙線を放出します。
米国海洋大気局( NOAA )では、太陽フレアを強度別にS1からS5の5段階に分類しており、高緯度を飛行する旅客機の乗員乗客はS4の場合で、胸部レントゲン撮影の10回分、最強度であるS5の場合では、胸部レントゲン撮影の100回分もの宇宙線被曝の可能性があると指摘しています。
この数値は原発労働者の平均被曝量の実に数年から数十年分の被曝量にも相当します。
航空機による放射線被曝の安全性とリスク
同記事に「安全性に絶対はないので、妊娠したことがわかっている場合は長時間の航空機に乗るのは避けるべきかもしれませんね。ほとんどの場合は全く問題ないと考えられるのですが、医学的な理由ではなく、予測できない宇宙物理学的な観点から、リスクがある場合があるからです。 」
「太陽からの宇宙線が非常に多い時期があります。その場合は一回の飛行で大量の放射線を浴びてしまう可能性があります。大量といっても通常の成人には問題がないレベルですが、妊婦の場合は無用の心配を増やさないためにも、やむを得ない場合は除いて航空機を避けることを お薦めします」などの記述があります。
「 All About (オールアバウト) 」サイトより
航路線量計算システム ( JISCARD )
(国際線の航空機に乗った際の宇宙線による被曝量を計算)
「 放射線医学総合研究所 」サイトより
「 FAA Civil Aeromedical Institute - CARI 」サイト (英語)
Galactic Radiation Received In Flight
「 日本乗員組合連絡会議・ALPA Japan 」サイトより
「 よくわかる原子力 原子力教育を考える会 」サイトより
「 原子力百科事典 ATOMICA 」サイトより
宇宙線の被ばく線量の世界分布地図

[ 出典 ] 宇宙線被ばく線量率の分布
「 EXPACS 」サイトより
宇宙線の線量分布(日本)

赤=宇宙放射線が強い。 青=宇宙放射線が弱い。
(緯度や標高が高いほど宇宙放射線が強くなることがわかります。
日本では北海道などの高緯度地域や標高の高い地域が宇宙放射線の被ばく量が多い地域です。)
[ 出典 ] わが国の屋内ラドン濃度と宇宙線線量
「 放射線医学総合研究所 」サイトより
磁気の泡、太陽圏の構造に新説
同記事に「宇宙線は人体の免疫系に対する危険性が特に高い」との記述があります。
太陽の移動速度、想定より遅かった
同記事に「太陽圏に入り込んだ宇宙線は地球の気候に影響を与えている可能性があると考える研究者もいるという。宇宙線に含まれる高エネルギーの粒子は大気中の物質をイオン化させる(電荷を持たせる)可能性があり、その結果、雲の形成や稲妻の発生頻度が高まるというのだ」
「宇宙線の粒子は地球の歴史上に見られる急激な進化や絶滅にも関係している可能性があると考えている。宇宙線は高エネルギーの放射線であり、DNA配列に影響を及ぼしうるためだ」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック 公式日本語サイト 」より
【ついでに高度と寿命の関係など...】
「 AFPBB News 」サイトより
航空機の搭乗の際の被曝量は高度が高いほど、緯度が高いほど多くなります。
ちなみに最も被曝量の多いとされている路線のなかにニューヨークと東京( JFK-NRT )を結ぶ路線があります。この路線を1往復すると約0.145ミリシーベルトの被曝を受けるとされています。
(※同じ路線で比較した場合では巡航速度が速いほど、高度の高い(高宇宙線領域)の滞空時間が短くなるため被曝量も少なくなります。巡航速度は飛行機の機種によってもに異なり、最も速い飛行機の機種はB747-8i、2位はB747-400とA380、3位はB777と続きます。)
※B787とA350XWBはプラスティック製の航空機であり、プラスティック製の航空機の放射線防護効果は金属に比べて劣るとの専門家による指摘に加え、安全性に関しての歴史や実績がないため、この項目では除外しました。
アメリカの健康ガイドラインでは、一般人の被曝線量の上限は年間1.0ミリシーベルトまでと定められていることを考えれば、頻繁に搭乗した場合、健康への悪影響が懸念される航空路線もありそうです。
日本からアメリカやカナダの東海岸や中南米への渡航は高緯度を飛行するアメリカやカナダ直行便や経由よりもメキシコ経由やハワイ経由の方が被曝量が少ないとされています。( AM:アエロメヒコ航空が成田に就航、HA:ハワイアン航空が羽田に就航。)
日本からヨーロッパへは高緯度を飛行する直行便よりも中東やトルコ経由の方が被曝量が少ないとされています。( MS:エジプト航空、AI:エアインディア、EK:エミレーツ航空、QR:カタール航空、EY:エティハド航空、TK:トルコ航空などが日本に就航しています。)
※ トルコと韓国の緯度は ほぼ同一ですが、航路が異なるため被曝量に違いがあります。
両経路は ともに北京付近の上空を通過するまでは ほぼ同一の航路ですが、トルコへは ほぼ同じ緯度のままで飛行するルートに対し、韓国からヨーロッパへのルートは北京からロシア領の方向へ進路をとるため、途中からは日本からの直行便と同一の航路、すなわち被曝量の多い高緯度地域を飛行するルートのため、直行便と比べても被曝量に大差がないなど、トルコ経由と韓国経由とでは被曝量には差がでてきます。
(運行当日の天候や路線ルートの混み具合により、ルートが変更になる場合もあるため、直行便に比べ、宇宙線による被曝量が少なくなるとは限りません。)
国内線を活用した航空機移動による被曝量の低減法
国際線に比べて国内線は、飛行高度が低いことが多く、被曝線量が低減できる可能性があるとの専門家による指摘があります。
例えば、アメリカの東海岸へ渡航する場合、日本からハワイ経由でアメリカの西海岸に渡り、アメリカの西海岸から国内線でアメリカの東海岸へ向かうことで、被曝線量が軽減できる可能性があるようです。
余談ですが、韓国入国の際、人体への全身スキャナーの導入が2010年の夏から導入されています。このX線による放射線の被曝を考えると、韓国の空港を経由するのは被曝によるリスクがあるため、妊婦をはじめ妊娠の可能性のある女性や妊娠にかかわる男性、細胞分裂が活発な乳幼児は全身スキャナーの導入国の経由や入国を避けるほうが好ましいとする意見もあるようです。
オーストラリア入国時に人体への放射線照射検査
空港 新スキャンは安全でプライバシーも
同記事に「試験期間中は、新スキャナーを通るか、従来のセキュリティ・チェックを受けるかを選ぶことができるが、試験期間が終わって実際に稼働し始めれば、航空旅客はすべて このスキャナーを通ることが義務づけられる。航空セキュリティに選択肢はない」との記述があります。
「 オーストラリア生活情報 NICHIGO ONLINE 」サイトより
【関連記事】
パスポート
同記事に「オーストラリアの空港職員や航空乗務員、頻繁に出入国をするビジネスマン、妊産婦などからは導入に対し、被曝による
健康への悪影響への懸念から、一部で強い反対意見があります。
(オーストラリアの空港職員や日本人を含む海外旅行客に対しては新しい検査装置による被曝に関する危険性については、ほとんど知らされていないため、反対意見は少数派に とどまっているようです。)」などの記述があります。
ラドンの世界地図
原発の世界分布
(海外の原発の管理体制や技術水準、地震や津波対策を考慮すれば、被曝対策や安心生活のためには、原発のない地域であることが好ましいという意見があります。)
黄砂汚染の地図
(黄砂に含まれる中国が行った核実験に由来するプルトニウム、放射性セシウム)
(上記の記事は、原発密集国である日本で、原発事故が起こることを事前に予測し、用意しておいた記事です。
これは、原発や核関連施設で事故が起こった際には、一定の被曝が避けられらいため、核事故に関連する被曝以外の被曝を可能な限り低減することで、被曝による悪影響を最小限に抑えるために、核施設以外の被曝源を明白にする必要性があり、核事故の際に役に立つ情報になると考え、事前に まとめておいたものです。
海外移住には、時間が必要であり、移住前の被曝を できるだけ避けることが重要です。
このように超巨大地震も原発事故も すべて事前に予測し、「海外移住の国選び」は準備されていたのです。)
サイトのコンセプト
(サイト開設の経緯と真相なども)
【太陽活動関連サイト】
宇宙天気ニュース
(太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報)
(航空機の搭乗の前には必見。太陽フレアが地球に到達することが事前にわかれば、太陽活動に伴い発生する強い放射線による被曝を低減できる可能性があります。)
NICT 宇宙天気情報センター
(太陽風や黒点、フレア、地磁気じょう乱やプロトン現象、地磁気嵐の観測情報)
「 独立行政法人 情報通信研究機構 (NICT) 」サイトより
ラクトフェリンに放射線防護効果を確認
(ラクトフェリン:Lactoferrin, lactotransferrin )
ミネラル含有熱処理酵母に放射線防護効果を確認
「 放射線医学総合研究所 」サイトより
「 腸溶性ラクトフェリン研究会 」サイト
Can Miracle Material Stop Radiation? (英語)
(ガンマ線にも対抗できると謳う、ナノテク利用の放射線防護素材『Demron』)
「 Wired.com 」サイトより (英語)
[ 宇宙線・関連サイト ]
「 東京大学 宇宙線研究所 」サイトより
「 放射線利用技術・原子力基盤技術データベース(RADA) 」サイトより
「 独立行政法人 放射線医学総合研究所 」サイトより)
「 ナショナル ジオグラフィック 公式日本語サイト 」より
太陽活動(黒点の数)と宇宙放射線の関係のグラフ

黄色=太陽活動。 青色=宇宙放射線の量
This plot shows data from the Climax, Colorado neutron monitor operated by the University of Chicago. The cosmic rays show an inverse relationship to the
sunspot cycle because Sun's magnetic field is stronger during sunspot maximum and shields the Earth from cosmic rays.
[ 出典 ] 「 USDOC/NOAA/NESDIS/NGDC 」サイトより (英語)
太陽活動と気候との関係太陽活動の極小期など、太陽活動の静穏期では、太陽から噴き出す太陽風が弱まるため、太陽風によって弱められていた遠方の銀河から宇宙線(宇宙放射線)が地球に多く降り注ぐようになります。
宇宙線が地球の大気に触れると氷をつくる核が増加するため、雲が増えると考えられていますが、雲が増えれば、気温が低下したり、雨や雪が増えるなど、世界の気象や気候への影響も指摘されています。
太陽活動が活発な時期(極大期)と活動が低下する時期(極小期、静穏期)では太陽から放射されるエネルギーが可視光で約0.1%、紫外線の量では数%、宇宙線においては約30%もの違いがあるとされています。
無黒点太陽の磁場が気候を変えた (PDF:0.7288MB)
「 東京大学 」サイトより
Incoming Cosmic Rays Hit Record High (英語)
(地球に到来する宇宙線が増大:太陽活動と関連)
「 Wired.com 」サイトより (英語)
最近の研究によれば、雷は宇宙線によって誘発されると言われています。そのため、宇宙線が増加すれば、落雷による火災や航空機事故が増加することも懸念されています。
雷 分布の世界地図
(雷の少ない地域、多い地域とは・雷と放射線の関係など興味深い情報を満載)
太陽活動による影響
太陽活動の極大期など、太陽活動が活発な時期に問題となるのは太陽フレア( Solar flare )による影響です。
最初に問題となるのは電磁波による電波障害にともなう通信障害( GPS・携帯電話・航空管制の麻痺による航空便の停止)、
次に放射線による航空機や宇宙飛行士などの被曝、そして、磁気嵐による停電や電力網の破壊にともなう社会活動の麻痺、夜間の防犯システムの停止や停電による暗闇のため治安維持が困難になるなど深刻な影響が懸念されています。
(実際に1989年、磁気嵐により送電線に発生した誘導電流の影響で、カナダのケベック州全域が停電した実例があります。)
The 2012 Apocalypse - And How to Stop It (英語)
強力な太陽嵐で2012年に大停電? 対抗策は
「 WIRED.com 」サイトより (英語)
粒子放出量が過去最大の太陽フレア
同記事に「太陽活動には、太陽表面の複雑な磁場により生じる11年の周期があるが、その周期の極大期が2013年後半か2014年前半に訪れる。この時期の前後は磁気の乱れが生じ、厄介な太陽嵐が発生しやすくなる。"(巨大)フレアが、2年に1度ではなく、2か月に1度観測されるだろう"」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック 公式日本語サイト 」より
「 スラッシュドット・ジャパン 」サイトより
「 AFPBB News 」サイトより
キャリントンの嵐(Carrington Storm):1859年の地磁気嵐
1859 Magnetic Storm (英語)
(巨大磁気嵐と人間の文明:1859年の太陽嵐が示すもの)
「 Wired.com 」サイトより (英語)
Taking the Surprise out of Surprise Solar Storms (英語)
「 National Science Foundation 」サイトより (英語)
人工衛星の落下と放射能汚染
地球に落下した意外な宇宙ゴミ
同記事に「1978年1月、ソビエト連邦の偵察衛星コスモス954号がカナダ北部に墜落。カナダ政府によれば、搭載していた原子炉の放射性物質が数千平方キロの範囲にまき散らされたという。放射性物質を取り除く「朝の光作戦 ( Operation Morning Light )」が至急実施されたが、いまだ危険な残骸のわずか0.1%しか見つかっていない。 」などの記述があります。
「 ナショナル ジオグラフィック 公式日本語サイト 」より
宇宙線の被曝による健康への影響
私たちはレントゲン( X-ray )やCTなどの医療放射線や原子力発電所などの放射線による被曝には比較的敏感ですが、宇宙放射線や、雷、ラジウム(ラドン)など自然由来の放射線による被曝やタバコに含まれる放射性物質に関しては鈍感な傾向があるといえそうです。
ラドンの世界地図
(ラドンによる放射線被曝、タバコに含まれる放射性物質に関する
興味深い話題も)
雷 分布の世界地図
(雷から発生するX線はレントゲン撮影の2倍もあり、さらに雷からはX線よりも40倍も強いガンマ線も放射されています。)
電離層と地震の関係
「 スラッシュドット・ジャパン 」サイトより
Atmosphere Above Japan Heated Rapidly Before M9 EQ (英語)
「 Technology Review 」サイトより (英語)
arXiv:1105.2841 (英語)
(Atmosphere-Ionosphere Response to the M9 Tohoku Earthquake Revealed by Joined Satellite and Ground Observations. Preliminary results)
「 arXiv.org 」サイトより (英語)
銀雲 ( silvery clouds )
(宇宙飛行士が目撃した"銀色の雲"は地震災害の前兆か)
「 SEMS 研究会 」サイトより
「 Wikipedia 」 サイトより
地震予測情報 [ PDF:486.03KB ]
同記事に「計算されるマグニチュードはM9.0前後」
「高角度の正断層で地震が発生した場合は、断層の(高さの)落差が、3.11の時の おそらく2倍以上になるだろうと想定されます。」
「再び、原子力発電所が大事故を起こせば、日本の復興は かなり困難になります。 原子力発電所関係者は、巨大地震の発生を待たないで、予め対処してください。どうか お願いします。どんな対処が可能なのでしょうか。燃料棒を予め避難させておく事はできないのでしょうか?防潮堤は おそらく間に合わないでしょう。せめて高台に非常用電源と水源を用意しておく事でしょうか。水源としてはアースダムが有効でしょうか。その他 考えうる ありとあらゆる対策を お願いしたいと思います。」などの記述があります。
「 (株) 麒麟地震研究所 」サイトより
★福島第一原発事故に伴う、放射性汚染水による海洋汚染が進行する中で、放射性物質(放射能)を含んだ「放射性津波」が襲うことで、復興が極めて困難になるという専門家の指摘があります。
★福島、東通、大間、女川、東海の各原発と六ヶ所村再処理工場の核燃料の移動や核燃料冷却システムの多重化などが急務であるという専門家による指摘があります。(福島第一原発の4号機は運転停止中にもかかわらず現実に爆発)
その理由として、原発が同時に被災した際、国内の放水ポンプ車の数が不足する懸念に加え、六ヶ所村再処理工場に存在する核燃料の数が原発に比べ、はるかに凌駕するため、事故の際の被災範囲や規模が原発事故と比較にならない程、甚大であるためとしています。
「 ナショナル ジオグラフィック 公式日本語サイト 」より
「 情報通信研究機構 」サイトより
津波の世界地図
(2011年3月11日に発生した東日本大震災によって防潮堤や防潮林が破壊されている上に、地盤が大きく沈降している地域があるため、東北地方は津波に対して十分な注意が必要であるという専門家の指摘があります。)
西南日本の超巨大地震
(日本で発生が懸念される超巨大地震の地域情報や予想震源域の地図も掲載。「超東海地震が未曾有の世界危機を招く理由とは」
「個人の海外移住と企業の海外進出が世界を救う!その理由とは」など興味深い情報満載)
オーロラ
オーロラの見える場所
「 東北電力 」サイトより
「 ナショナル ジオグラフィック 公式日本語サイト 」より
地磁気分布の世界地図

[ 出典 ] 過去400年間の地磁気全磁力のアニメーション
(個別の図の西暦2000年の地磁気全磁力より)
「 京都大学大学院 地磁気世界資料解析センター 」サイトより
地表の磁場強度分布図

[ 出典 ] 地表の磁場強度分布図(全磁力 2000年)
「 気象庁 地磁気観測所 」サイトより
※地図で青や紫色の地域はブラジル磁気異常領域(Brazilian anomaly)、南大西洋磁気異常帯(SAA:South Atlantic Anomaly)、地磁気ホール(Geomagnetism hole)などと呼ばれています。
「 NASA 」サイトより (英語)
宇宙環境観測・変動監視の研究動向
(※ (3) 地磁気の観測の項目でブラジルの地磁気についての記述が
あります。)
「 科学技術政策研究所 NISTEP 」サイトより
ブラジルの周辺地域では、地上に降りそそぐ宇宙線が強く、
人口密度の高い地域もあるため、宇宙線による住民の健康や生態系への悪影響を懸念する専門家の意見があります。(南米の上空を周回する人工衛星では、強い放射線により、電子回路の動作不良を起こしたという事例も報告されています。)
宇宙線(ガンマ線)分布地図

赤色=放射線が強い。 紫色=放射線が弱い。
Map of gamma ray 3.0-8.3 MeV count rate by SONG instrument (IEP SAS in collaboration with Moscow University) on CORONAS I at altitude 500 km .
[ 出典 ] 「 Slovak Commission for Research and Peaceful 」サイトより (英語)
地磁気の弱い南米付近のガンマ線が強いことがわかります。
地磁気と宇宙線の関係
高緯度地域や標高の高い地域、地磁気が弱い地域では宇宙線(宇宙からの放射線)が増加します。
アメリカでの疫学調査の結果によれば、宇宙線の強度と発ガン率の関係が指摘されています。
地磁気フラックス(水平磁力)の等高線(アメリカ)

高度と白血病リスクとの関係(アメリカ)

地磁気と腎臓がん死亡率との関係(アメリカ)

[ 出典 ] 米国自然放射線の疫学調査(アーチャーら)
(図2に米国における地磁気フラックス(水平磁力)の等高線の図が、図1にアメリカにおける高度と白血病リスクとの関係の図が、図3に米国における腎臓がん死亡率の地理的変動の図があります。)
「 原子力百科事典 ATOMICA 」サイトより
※米国自然放射線の疫学調査(アーチャーら)の記事によれば、腎臓がんの他に乳がん、多発性骨髄腫、卵巣がん、リンパ腫、胃がん、精巣がん、前立腺がん、白血病、ホジキン氏病、大腸・直腸がん、甲状腺がん、脳神経系腫瘍などの死亡率も宇宙線フラックス等高線に良く似た分布を示し、北部で多く、南に下がるに従い減少している。先天性異常による胎児死亡も同様である。そして、「自然放射線には その線量に比例した発がん効果があることは否定出来ない」と結論している。
【注釈】 地域差はありますが、日本においても宇宙線の強さは北海道などの高緯度地域で強く、沖縄など低緯度地域では弱い傾向にあるため、前述の病気の罹患率や死亡率も沖縄など南部ほど低く、北海道など北部に行くほど上昇すると推測されます。
また、宇宙線の強さは北半球では北部(高緯度)で強く、南に下がる(低緯度)に従い弱くなりますが、南半球では北部(低緯度)で弱く、南部(高緯度)ほど強くなるため、前述の病気の罹患率や死亡率も
北部ほど低く、南部に行くほど上昇すると推測されます。
歯科X線検査、脳腫瘍と関連性 米研究
「 AFPBB News 」サイトより
宇宙線とは反対に紫外線は高緯度では弱く、低緯度では強くなります。
紫外線の世界地図
(紫外線量の世界地図により、海外の紫外線量の強い地域、弱い地域が一目瞭然。このほか紫外線に関する興味深い話題や情報も満載)
地磁気と健康との関係
地磁気逆転とバイオイベント
同記事に「血圧や脈拍数、白血球の増減などは、地磁気の日変化と密接な関連があること、また地磁気変化は人間の精神・神経活動にもさまざまな影響となって現れることなどが、しだいに明らかにされてきたのである。磁気あらしのときには、ほとんどの人に交感神経の緊張がみられ、航空機のパイロットの操縦ミスと無関係ではないとも指摘されている。とりわけ血液に対する影響は無視しがたく、地磁気変化に対応して白血球数が増減するばかりでなく、血液凝固系の機能にも異常をきたして、血栓病などを起こす確率が高くなるともいわれる。また、皮膚の電位分布にも乱れを生じさせることが判明しているが、これは体液やホルモンバランスが崩れることにより、内部器官に変化が起きたためと説明されている。」
「地磁気の増減は天然痘やポリオなどの伝染病の流行とも明らかな相関関係にある。」
「地磁気がゼロになるという2000年後に、人類の終末を重ね合わせるのは短絡的だ。」などの記述があります。
バイオリズムと磁気
同記事に「地球の自転と公転による昼夜と季節の周期が、生物時計のひとつの基準となっているのは明らかだが、地磁気もバイオリズムに関係しているらしい。たとえば、女性の月経周期は通常25~35日の範囲内にあるが、月経開始が地磁気活動度に依存することも
統計的に明らかにされている。月経は地磁気活動のレベルが低い日に開始することが多く、レベルが高い日には逆に少なくなるというのである。また、地磁気活動のレベルが低いときほど、月経周期は短くなる傾向があるという。
出産も地磁気活動の高い時間帯に なぜか顕著である。さらには、受胎時の地磁気活動のレベルと、神経活動のタイプとには明らかな関係がみられるという報告もある。星占いのように生年月日で人間の性格や運命が決まるわけではないが、受胎時の地磁気の状態は
人体の機能や成長に微妙な影響を与えていることは確かなようである。 」などの記述があります。
「 TDK 株式会社 」サイトより
ポリオの分布地図
地球磁場の磁束密度の変動 ( 過去1万年 )

[ 出典 ] 現代人の磁気欠乏症候群
「 TDK 株式会社 」サイトより
過去1万年間の地磁気の変化を見ると、紀元前3500年ごろを最小として増加に転じ、その後、西暦500年ごろをピークとしており、このままのペースでは計算上は2000年後にはゼロになってしまいます。
しかし、紀元前6500年から紀元前3500年の間も地磁気は少なくなっていましたが、その後、急速に増加に転じ、過去3000年間で減少した地磁気は僅か1000年間で以前の水準を回復し、その後も西暦500年ごろまで増加していたという事実があるため、地磁気は地球の歴史の中では増減を繰り返しているものであり、いずれは増加に転じるという専門家の見方もあります。
科学と似非科学を混同し、巨大な錯誤の迷宮を彷徨う人々が好みそうな話題であるが、科学者によれば、「所詮は科学と似非科学との区別がつかない人々を相手に自分や人々の心を騙して、信じさせ、あるものはビジネスに利用する。こうした巨大な錯誤の世界に入り込んでしまうと、貴重な人生の時間や財産を失うことにもつながるため、非常に危険である。科学的な素養のない一般人は似非科学信奉者からみれば、赤子の手をひねるが如く簡単に錯誤の世界に引き込むことができるのです。
なぜ、こうなるの?という疑問を解決するための科学を放棄してしまうことは似非科学という巨大な錯誤の世界に直結しており、似非科学という錯誤の世界に陥らないためには、まず、正しい科学的知識を知るということである。似非科学は時には中途半端な科学情報を織り交ぜながら、巧妙な話術などを用いて忍び寄ってくるので、十分な注意が必要である。」という科学者の意見があります。
宇宙線と火山
素粒子で探る火山
同記事に「火山も透過する宇宙線ミュオン(ミュー粒子):ミュオンで火山を調べるには宇宙線中のミュオンのエネルギー分布が天空から入射してくる角度のみによって変化し、場所によって変化しないことを利用します。この結果を使うと火山中を通過した宇宙線中のミュオンの強さが通過経路でどのように変わるかを測ることができます。こうしてX線写真のように火山の透過像をつくることが出来ます。」などの記述があります。
「 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 」サイトより
噴火推移の予測,初めての実績-浅間山での素粒子ミュオン観測
( PDF:4.899MB )
「 東京大学 」サイトより
「 海外移住の国選び 」 HOME
