【感染症】感染症分布の世界地図で 感染症の少ない国が一目瞭然

海外移住とペストの世界地図

ペストの歴史:検疫のルーツとなった感染症

中世のヨーロッパでは、当時、大流行していたペストの流入を防ぐために、流行地から来た船を沖に40日間係留し、船の中のペストの終息を待って接岸を許可したのが検疫のルーツです。

検疫のことを英語で「Quarantine」といいますが、この「Quarantine 」はラテン語で40を意味します。

このときのペストの大流行では、世界中で7000万人もの人々が犠牲になり、ヨーロッパの人口は3分の1に激減しました。



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ひらがな めがね 」サイトより


ペストの分布地図
ペストの分布地図(Forth)

[ 出典 ] 感染症についての情報 - ペスト

厚生労働省検疫所 海外感染症情報 FORTH 」サイトより


ペストの分布地図 ( Plague endemic countries )

ペストの分布地図(WHO)

[ 出典 ]
Public Health Mapping and GIS Map Library(Plague) (英語)
※ Geographic coverage : World.
Topics : Plague.を選択し、Searchをクリックすると関連する地図が検索できます。

世界保健機関 WHO 」サイトより (英語)


ペストの分布地図

ペストの分布地図(IDWR)

Yellow:Countries reported Plague,1970-1998
Red:Regions where Plague occurs in animals.

[ 出典 ] ペストとは

感染症疫学センター - 国立感染症研究所 」サイトより


ペストとは
ノミの吸血やエアロゾルにより感染。ごく稀に犬、猫、豚などへのペスト感染例や、ペットや家畜から症状などにより、主に以下の2つに分けられます。

●腺ペスト

【症状】

40℃前後の高熱、頭痛、悪寒、倦怠感、食欲不振、嘔吐、筋肉痛、疲労衰弱や精神混濁など。発症後3、4日後に敗血症により、数日以内に死に至る。

【潜伏期間】

3から7日


●敗血症型ペスト
 
【症状】

局所症状はなく、急激なショック症状、昏睡、手足の壊死、紫斑などの後、2、3日以内に死に至る。


【予防法】

1) 抗菌薬の予防投与

2) ワクチンの接種


ペストの起源・流行国、中国
ペストは中国が起源、シルクロード経て世界に拡散 国際研究
同記事内に「疫病のペストは2600年前の中国で初めて発生し、シルクロードを経て欧州にもたらされたとの国際研究チームによるDNA研究結果が、米科学誌"ネイチャー・ジェネティクス( Nature Genetics )"の電子版に発表された」との記述があります。

腺ペストで男性死亡、中国 甘粛省の市で隔離・封鎖実施

米でペスト感染が急増、患者11人 うち3人が死亡

マダガスカルでペスト発生、39人死亡

マダガスカルでペスト流行、都市部に拡大 市民パニック

ペスト流行のマダガスカル、死者74人に

英国、黒死病犠牲者の共同墓地、中世の修道院で発見

AFPBB News 」サイトより


ペスト と プレーリードッグ
同記事に「ペストの歴史を振り返ると、その大流行は世界史上3回知られている。流行は いずれも中国を起源にしていると考えられる」などの記述があります。

人と動物の共通感染症研究会 」サイトより


17世紀の英ペスト大流行、DNA鑑定で初めて原因を特定

CNN.co.jp 」サイトより


「ペスト」−中世ヨーロッパを揺るがせた大災禍(PDF:1.561452 MB)

栄研化学 株式会社 」サイトより


中国「鼠の避妊薬」殺鼠剤より効果的、環境汚染の懸念もなし
同記事に「中医薬(漢方違)の考えも参考に、「ガジュツ」という植物の根から抽出した成分」「餌に混ぜて食べさせれば、メスのネズミの子宮の機能を異常にして、不妊または妊娠しても流産してしまう状態にする」

「これまで、延べ1万ヘクタール以上の耕作地を用いて行った実験では、ネズミの受胎率を64%下降させた」

「100%天然成分であり、土壌や水の汚染も引き起こさない点でも、新たに開発された「ネズミの避妊薬」は極めて優れている」などの記述があります。

サーチナ ( Searchina ) 」サイトより


ペスト菌、600年前から変化せず (英語)
(Spawn of Medieval "Black Death" Bug Still Roam the Earth./Plague bacterium has changed little in 600 years, DNA study shows.)

同記事に「ペスト菌はこの600年間で ほとんど変化していないことが、DNA解析で明らかになった。

中世ヨーロッパを襲った"黒死病"は、史上最悪のペスト大流行というだけではなかった。現在みられる人間へのペスト感染にも、当時 流行した菌が関与しているらしい。

今回の研究成果は、イギリス、ロンドンにある14世紀半ばの黒死病患者の墓地から掘り出した人骨を調査して判明した」

「中世の墓から採取した黒死病の病原菌、エルシニア・ペスティス(Yersinia pestis:ペスト菌)は、カナダ、オンタリオ州にあるマックマスター大学のカーステン・I・ボス(Kirsten I. Bos)氏と、ドイツにあるテュービンゲン大学のフェレナ・J・シューネマン(Verena J. Schuenemann)氏が中心となって、ゲノム配列の解析が進められた。

掘り出された人の歯46本と骨53本から採取した菌を調べた結果、遺伝子的には過去600年以上の間、ペスト菌は大きく変化していないことが明らかになった。

この結果は、「現在のペスト菌流行の起源が中世にあることを示すものだ」と研究チームは記している。

ペスト菌は、土壌に生息する類縁菌から進化したものであることが知られている。黒死病として流行したペスト菌には、ヒトへの感染を可能にするDNA配列が加わっていた。

ヒトに感染できるようになったことで、ペスト菌は爆発的に広まった。菌をノミが運び、そのノミが取りついたネズミは、貨物船など交易用の乗り物に しばしば潜り込んだ。

ペスト菌が1340年代にヨーロッパに到達すると、5年間で およそ3000万〜5000万人が死亡した。当時のヨーロッパの人口の ほぼ半分に当たる数だ。

ペスト菌に感染した人は、リンパ節を冒されて腺ペストを発症し、まれには肺ペストという肺への二次感染を起こす。

ペスト菌は現在も なお、地上性の齧歯動物につく ノミを主な媒介として広まっている」

「主にアメリカ、マダガスカル、中国、インド、および南米で感染例が報告されている」

「変化が遅い理由のひとつとして、ペスト菌は世界にエルシニア・ペスティスの1系統しか存在せず、菌が直線的にしか進化できないためと考えられる」などの記述があります。

National Geographic 」サイトより (英語)


【ペスト・関連情報サイト】


17世紀「黒死病の村」をデータ分析してわかった「意外な感染経路」
同記事に「人類の歴史のなかで、最も致死率が高く、壊滅的な被害をもたらした感染病のひとつがペストであることは間違いない。

541年から767年にかけて、ユスティニアヌス帝時代の東ローマ帝国を中心に流行したペストでは、当時の人口の50パーセント近くが死亡し、ローマ帝国の崩壊を早めたと考えられている。

14世紀に流行した「黒死病」も同様で、わずか数年でヨーロッパ全体に広がり、人口の60パーセントが死亡したと考えられている。

この非常に感染力の強い病気は これまで、ネズミの体内で細菌が繁殖し、その血を吸ったノミが その後人間の血を吸ったときに細菌を吐き出すことに関係があるとされてきた。

つまり、害虫や害獣の急増によってペストが発生し、継続したと考えられてきた。

ところが、17世紀に英国の小さな村で起きた感染に関する最新の分析は、これまでの考えが疑問を投げかけることになった。

英国中部ダービーシャー州のイーム(Eyam)村では、村の仕立て屋に、ノミの湧いた布がロンドンから持ち込まれたことでペストの感染が始まったと考えられている。

村民の死は1665年9月から1666年10月まで続き、数百人が死亡した。

この村は、村全体を隔離するという、当時ほとんど前例のない、注目すべき手段を講じ、孤立状態で生活したことで有名だ。

この村でのペストの感染状況を新たに分析した研究グループは、ネズミから人への感染は全体の4分の1に過ぎず、残りは人から人への感染であったと推定している。

研究グループは、確率的区画モデルとベイズ解析法を使って、村民の死亡記録によって明らかになった、死亡と発生経路のパターンを再現した。

その結果、人から人への感染が全体の75パーセントを占めていたという。

誰が感染するかについては、年齢や貧富の状態、家族構成などが大きく影響することがわかった。

感染が最も多い集団は、患者の子どもや家族だった。裕福な村民のペスト感染率が低かったのは、一般村民や害虫・害獣との接触が少なかったためと考えられる。

研究グループは、ペスト菌が広がるための主な橋渡し役となったのはシラミやヒトノミではないかという仮説を立てている。

そうであれば、貧しい子どもたちの間に感染が広がったことも納得できる。

遊んでいる間にアタマジラミを もらいやすいと考えられる」などの記述があります。

WIRED.jp 」サイトより


Plague (英語)

世界保健機関 WHO 」サイトより (英語)


Plague - Maps and Statistics (英語)

Plague (英語)

CDC ( Centers for Disease Control and Prevention ) 」サイトより (英語)



鳥も牛も犬も鼠も、みんな感染病で人間と繋がっている

痒いと なぜ掻いてしまうのか?

ギズモード・ジャパン 」サイトより


伝染病の歴史から生まれた「5つの隔離島」とは?

GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより


宇宙線と気候
無黒点太陽の磁場が気候を変えた

東京大学 大気海洋研究所 」サイトより


Incoming Cosmic Rays Hit Record High (英語)
(地球に到来する宇宙線が増大:太陽活動と関連)
Wired.com 」サイトより (英語)


マウンダー極小期
(Maunder Minimum)

小氷期
(Little Ice Age, LIA)

飢饉の一覧 17世紀

17世紀の危機
(the Crisis of the 17th century)

Wikipedia 」サイトより


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都会のアリは優秀な掃除屋:研究結果
同記事に「アリより大きなスカヴェンジャーたちは、公園でも、中央分離帯と同程度の食品ゴミを消費していたとみられるのに対し、昆虫の消費量は中央分離帯の1/2~1/3だった」

「今回の研究が示しているのは、この種のアリが それ以外の、より人間にとって望ましくない(ネズミなど、伝染病を伝播させる可能性のある)スカヴェンジャーの競争相手となり得るかもしれないことだという。今後さらに研究を重ねれば、都市に生息する各種の野生動物を管理し、人間にとって望ましい種類のスカヴェンジャーを増やすことも可能かもしれない」などの記述があります。

WIRED.jp 」サイトより


世界初の「アリ地図」公開、香港と沖縄の大学

エア・インディア、飛行中にネズミ目撃情報で引き返す
同記事に「ネズミはケーブル類を かじって操縦系統に異常をきたし、飛行中の航空機の安全を著しく脅かす存在だ。

ケータリング会社のトラックに積み込まれた機内食用カートに紛れて機内に入り込むパターンが多い。

エア・インディアのネズミをめぐるトラブルは今回が初めてではない。2015年5月には国内便の機内で走り回るネズミ数匹が目撃され同便は離陸を中止。2014年8月にも同じ事態が発生している」などの記述があります。

AFPBB News 」サイトより



吸血昆虫が引き起こす致命的な病気、世界で まん延し始める

サーチナ ( Searchina ) 」サイトより


青色光を当てるとハエ・蚊などの昆虫が死ぬことを発見
同記事に「将来的には青色のLED光などを害虫の発生している場所に当てることで、簡単に殺虫できる害虫防除装置の開発が期待できる、としており、波長を工夫することで、衛生害虫・農業害虫・貯穀害虫・畜産害虫など様々な害虫に適用できるクリーンな殺虫技術になる可能性がある」などの記述があります。

GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより


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不平等は「暴力」によって解消される
同記事に「社会を平等するための大惨事には「大衆動員もしくは交戦状態」「変化を起こす力を持った革命」「国の崩壊」「疫病」という「4人の騎手」が存在するとのこと。

「14世紀にユーラシア大陸で蔓延した腺ペストも平等を もたらしたと言われています。

戦争が全てを破壊したのに対して、パンデミックは人間に被害をもたらすもののインフラにはダメージを与えません。

結果として、人間が少なくなることで労働力が不足し、1人あたりの賃金は上昇。そして貧富の差は小さくなったのです。

ただし、パンデミックが収まると人口が すぐに増加し始め、社会における不平等は増えていった」などの記述があります。

GIGAZINE (ギガジン) 」サイトより


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